ハッシュレートはやや低下傾向か (22/06/29)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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ハッシュレートはやや低下傾向か (22/06/29)

ハッシュレートはやや低下傾向か

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:20277.5ドル(-3.02%)
イーサリアム:1162.86ドル(-3.30%)
リップル:0.34212ドル(-3.61%)
ビットコインキャッシュ:106.1ドル(-4.93%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。その他のコインも下落しており、全体的に売り優勢の流れということができそうです。ダウが500ドル弱の下落となり、ドルインデックスが上昇する展開となったことが暗号資産市場にとっては逆風となっています。

さて、先日27日に『マイナーに迫る危機』の中でビットコインの価格下落に苦しむマイナーについて書きましたが、ここ最近、ハッシュレートも上げ下げはありますが、下落トレンドに入っているのではないかと思われる動きを見せています。今月の8日に史上最高値を付けたハッシュレートはそこから軟調な動きを見せており、先行きに対する警戒感がやや高まる状況となっています。とはいえ、23日に行われた難易度調整では小幅に下落したものの、非常に高い水準にあることは事実ですし、ハッシュレートを見る限りではまだ異変を感じるのは難しいところではないかと考えています。

ただ、ここ最近になってビットコインの電力消費量が劇的な低下を見せているといった報道があり、注目を集めています。これは技術的な話である可能性がある一方、ハッシュレート低下が要因である可能性もあるだけに、今後の展開を注視していきたいところです。基本的にはマシンの進歩により省エネが実現され、電力消費量は低下するわけですが、ここ最近の価格下落を受け、マイナーの設備投資が進んでいる可能性は低いと思われます。そう考えるとマイナーがマイニングを抑制しているのではないかと考えられるところです。

ビットコインマイニングの損益分岐点に関してははっきりしないところもありますが、2万ドルであれば利益を出すことは可能な水準と思われます。ただ、半導体供給問題や電力価格の上昇など、マイナーを取り巻く環境は不透明です。マイナーからのいわゆる実需の売り圧力が強まれば、さらに状況は悪化するでしょう。こういった動きを見極めるためにもハッシュレートの動向に注意しておきたいところです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである16030ドル前後の水準と中心線である22440ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いています。20000ドルも引き続き意識される水準でありこの3つの価格が節目となる展開が継続しています。特に20000ドルは比較的下値支持帯として意識されており、ここをブレイクするかどうかは注目したいところです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直す動きとなってバンドの中心線を目指す動きとなっていましたが、中心線に届かずにじり安基調となっています。上値の重い展開であり、このままバンドの-2σまで下落する可能性もありそうです。ただ、バンドの-2σは上昇に転じており、直近の安値水準が下値支持帯となる可能性もありそうです。バンド幅は縮小傾向ですが、まだ縮小の余地もあるため、現状では大きな動きにはなりにくいところではないかと思われます。レンジ圏を意識しての動きで、方向感を探る展開となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇となっています。ただ、目先%Kが腰折れしており、このまま下落基調を強めるのか、反転上昇して高値圏を目指すのかに注目が集まりそうです。%Dは上昇基調を維持しており、底堅い動きが意識されるところではあります。%Dの方向感にも注意したいところでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直しての動きが見られましたが、バンドの中心線で抑えられて再度-2σまで下落しています。目先はバンドブレイクが意識されており、ここからバンドウォークとなるかどうかに注目です。バンド幅は狭い状況で市場にエネルギーが蓄積されていたため、大きな動きとなる可能性は十分にあるでしょう。ただ、バンドの+2σがまだじり高基調で方向感が見えにくいところとなっているので、まずは+2σの方向感を見極めながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落基調で下値圏に入っての推移です。%Kは底打ち気配を見せていますが、上昇の勢いは弱く、まだ上値の重さが意識される状況です。%Kが下値圏での動きを維持した場合、売り優勢の展開が意識されやすくなり、バンドの-2σをバンドウォークして下値拡大といった動きとなりやすくなるでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値・2021年7-12月の高値
30000ドル:心理的な節目
29310ドル:2021年7-12月の安値
28860ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
22440ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
21200ドル:昨日の高値

20280ドル:現在値

20210ドル:昨日の安値
20000ドル:心理的な節目
16030ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準


(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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