テキサス州の猛暑(22/07/12)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落する流れとなっています。

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テキサス州の猛暑(22/07/12)

テキサス州の猛暑

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:20430.5ドル(-2.60%)
イーサリアム:1138.40ドル(-3.30%)
リップル:0.32319ドル(-0.98%)
ビットコインキャッシュ:102.6ドル(-4.91%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落する流れとなっています。その他のコインも軟調地合いとなっており、警戒感の高まる状況となっています。ビットコインは再度20000ドル割れとなるのかどうかがポイントとなっていきそうです。昨日は中国のコロナウィルスの再拡大に対する警戒感の高まりなどを背景に、米株が軟調地合いとなっています。こうした動きを受けて上値を抑えられる状況となっています。

さて、昨日の株安にはロシアの天然ガス供給に対する懸念も意識されたようですが、天然ガスは主に火力発電に用いられており、天然ガスの供給不安はそのまま電力供給に対するリスクと言い直しても差し支えないと思われます。こうした状況を受けて欧州の電力不足が深刻化すると言われていますが、米国に関しては天然ガスを自給し輸出しているほどであることから、そこに関しては問題が大きくはないとされています。

電気代の安さと規制面での魅力で世界優勢の暗号資産マイニングの拠点となった米テキサス州ですが、今年は猛暑により電力網が限界に近付くといった予想が出ています。そうした中で同州の送電網運営会社は住民や企業にエネルギー使用を控えるよう要請を出したようです。こうした要請を受けて、多くのマイニング企業がマシンの稼働を停止させる事態となっています。

今年のビットコインなどの急落によりマイニング企業はただでさえ負債の返済などに窮している状況です。そこに猛暑による電力需給のひっ迫を受けてのマシン停止が続けば、マイニング企業にさらなる打撃を与えることになるでしょう。上場するマイニング企業の株価は年初来で約75%下落していることを考えると、状況はかなり厳しいということができそうです。

アメリカは中国がマイニングを禁止して以降、トップのハッシュパワーとなっていました。しかし、テキサス州での猛暑などを受けてハッシュパワーが低下ということになれば、ハッシュレート全体に低下圧力となるでしょう。そうなると、暗号資産の価格にも悪影響を及ぼしかねません。

ウクライナ戦争が長期化すれば、夏場だけでなく冬場にも電力供給に対する不安が高まるでしょう。現状において戦争の長期化は避けがたいものとなっているように思われ、気候次第ではマイニング企業が倒産することも頭の片隅に入れておく必要がありそうです。そして、倒産の前段階では暗号資産の現金化の動きが見られるものと思われるだけに、今年の夏・冬は警戒しておく必要がありそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである22060ドル前後で抑えられて中心線である20540ドルを目先意識しています。このまま-2σである19020ドル前後の水準を目指して下落する可能性もありそうです。中心線や20000ドルで支えられるかどうかといったところですが、このあたりが現状では節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σまで上昇したものの、そこで抑えられて下落し、目先は中心線を意識しての動きです。ここで支えられて再度+2σまで上昇するのか、-2σまで下落するのかがポイントとなりそうですが、いずれにせよ狭いレンジでの動きが意識されており、方向感は見えにくいところです。バンド幅が狭い状況で市場にはエネルギーが蓄積されているので、動き出したら大きなものとなりそうです。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデッドクロスからの下落となっています。高値圏から転落する動きとなっており、売り優勢の局面です。下値余地もまだまだ十分にあることから、このまま下落基調を維持してバンドの-2σまで下落といった動きとなる可能性も十分にありそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直しの動きが見られていますが、上値は重く横ばいでの推移です。調整が入りやすい場面で横ばいでの動きとなっており、形としては再度下落基調を強めてバンドの-2σまで下落といった動きが意識されやすいところであり、大陰線での動きとなりやすいところです。バンドの±2σが下落する動きであり、そもそものトレンドが下向きです。上値の重さが意識されやすい状況で、戻り売り優勢といった局面かと思われます。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは下値圏での推移が継続しています。一時的な上げ下げはあるものの、売りの流れが意識されており、上値を抑えられやすいところです。%Kが上昇して下値圏から外れる動きとなるかどうかに注目ですが、目先はまだ軟調地合いとなっています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
22060ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20860ドル:昨日の高値
20540ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

20430ドル:現在値

20300ドル:昨日の安値
20000ドル:心理的な節目
19020ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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