ビットコイン円、約1週間ぶり安値圏へ続落。米CPI次第で更なる下落の恐れも(7/13朝)

12日(火)のビットコイン円相場は続落。

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ビットコイン円、約1週間ぶり安値圏へ続落。米CPI次第で更なる下落の恐れも(7/13朝)

ビットコイン円、約1週間ぶり安値圏へ続落。米CPI次第で更なる下落の恐れも

〇ビットコイン円、米国時間に約1週間ぶり安値となる263.9万円まで急落
〇株価軟調、上値の重さを嫌気しての失望売り、本日発表の米6月CPIへの警戒感等が背景
〇ビットコイン円、テクニカル、ファンダメンタルズともに売り地合いが継続
〇引き続き、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:235.0万円ー285.0万円

昨日の概況

12日(火)のビットコイン円相場は続落。①株式市場の冴えない動き(米FRBによるタカ派傾斜観測→過剰流動性相場の逆流リスク→株式市場下落→市場心理悪化→リスクアセット下落)や、②対ドルの心理的節目20000ドルを維持できなかったことに対する失望感(上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売り)、③米投資情報会社シトロン・リサーチ社のアンドリュー・レフト氏による「暗号資産は詐欺」との悲観的な発言、④シンガポール金融管理局(MAS)のスタンス変化(シンガポールの暗号資産ヘッジファンド大手スリー・アローズ・キャピタル社の破綻を受けて、これまで暗号資産ビジネスにポジティブだったシンガポール金融管理局が規制強化へ方針変換するのではないかとの思惑)、⑤オプション市場のダウンサイドを織り込む動き、⑥DEX最大手UniswapV3に対するフィッシング攻撃(イーサリアムの大型ハッキング)、⑦重要イベントを控えた警戒感(7/13米国時間に発表される米6月消費者物価指数を控えた警戒感。リッチモンド連銀バーキン総裁は昨日、「6月CPIは高い数字になると予想」と牽制済み)などが重石となり、米国時間午後にかけて、7/5以来、約1週間ぶり安値となる263.9万円まで急落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿筆時点(日本時間7/13午前4時50分現在)では、265.5万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は7/8に記録した直近高値305.1万円をトップに反落に転じると、昨日は一時263.9万円(7/5以来、約1週間ぶり安値圏)まで急落しました。この間、ローソク足が一目均衡表転換線や基準線、21日移動平均線やボリンジャーミッドバンドを下抜けした他、対円の節目300.0万円や対ドルの節目20000ドルも下方ブレイクするなど、テクニカル的に見て、地合いは弱いと判断できます(上方より垂れ下がってくる一目均衡表の分厚い雲や、強い売りシグナルを示唆する弱気のパーフェクトオーダーもビットコイン円相場の下落材料)。

また、ファンダメンタルズ的に見ても、①米FRBによるタカ派傾斜観測(米当局者は景気よりインフレ抑制を重視する構え)や、②上記①を背景とした過剰流動性相場の逆流懸念(資産現金化需要→ドル買い圧力→ビットコイン下落)、③世界的な規制強化の方向性(世界各国で暗号資産に関する投資家保護を目的とした規制強化を求める動きが活発化。直近ではブレイナードFRB副議長や金融安定理事会より規制強化を示唆する発言あり)、④クリプト関連ビジネスの縮小リスク(採算性低下を背景に関連事業者の撤退が相次ぐリスク。世界的に広がる電力供給の逼迫リスクもマイニングファームの稼働停止に繋がる恐れ)、⑤暗号資産版リーマンショック発生への警戒感(クリプト関連事業者の連鎖倒産へ波及するリスク)など、ビットコイン円相場の更なる下落を連想させる材料が揃っています。

ビットコイン円、約1週間ぶり安値圏へ続落。米CPI次第で更なる下落の恐れも

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想いたします。尚、本日は日本時間21:30に発表される米6月消費者物価指数に注目が集まります。市場では前回記録した前年比+8.6%を更に上回る前年比+8.8%が予想されており、インフレが一段と加速するシナリオが想定されます。仮に市場予想を上回る結果となれば、米FRBによるタカ派傾斜観測を通じて、米金利再上昇→過剰流動性相場逆流→資産現金化需要のドル買い再燃の経路で、米ドルと逆相関性の強いビットコインには強い下押し圧力が加わるものと推察されます。本日海外時間はビットコイン円相場の大幅下落に警戒が必要でしょう(7/3安値254.3万円や、6/30安値253.2万円を下抜けできれば、6/18安値237.9万円まで一気に下げ幅を広げる恐れあり)。

本日の予想レンジ:235.0万円ー285.0万円

注:ポイント要約は編集部

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