ビットコインの投機性 (22/07/13)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落する流れとなっています。

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ビットコインの投機性 (22/07/13)

ビットコインの投機性

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:19435.9ドル(-4.82%)
イーサリアム:1045.51ドル(-8.15%)
リップル:0.31131ドル(-3.77%)
ビットコインキャッシュ:98.5ドル(-3.90%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落する流れとなっています。20000ドルを割り込んでの動きであり、先行きに対する警戒感が強まる状況となっています。その他のコインもつれ安となっており、全体的に売り優勢の流れが継続する展開です。米株が軟調地合いで推移したことなどが嫌気されていますが、中国のコロナウィルス再拡大が懸念されるところであり、しばらくは上値を抑えられそうです。また、昨日は6月の米CPIに関する偽のリーク情報が出回り、株売りを誘ったといった報道もあり、市場が動揺している局面です。こういった動きも懸念材料として意識されているところです。

さて、ロックフェラー・インターナショナルのマネージングディレクター兼会長のルチル・シャルマ氏がビットコインは基本的には優れたアイディアだが、安すぎるお金と投機的な興味によって台無しにされていると述べています。シャルマ氏はビットコインはドットコムバブル崩壊で急落したものの、その後持ち直したアマゾン株と同様、復活する可能性があるとしたものの、現時点ではアメリカ株の下落が継続する中で下値余地があるとも指摘しています。そして、ビットコインが復活するためには投機的な過剰さを排除する必要があると見ているようです。

ビットコインの投機的な側面は確かに問題をはらんでいることも事実です。ただ、オプション取引や先物取引、さらにはETFが上場されている状況で、投機的な動きを排除することができるのかというと非常に難しい、実際にはほぼ不可能ではないかと考えています。特に機関投資家などの大口の投資家が参入し、ポートフォリオに組み入れるようになってきている現状を鑑みるに、今後投機的な側面はより強まっていくのではないかと考えています。

シャルマ氏はドルを基軸としない通貨体制を作り出すためにビットコインの可能性に期待しているところがありそうですが、個人的にはここからビットコインが通貨としての役割を拡大していくことは難しいと考えており、これに関しては以前からも述べている通りです。である以上、金融商品としての道を歩むべきであり、通貨とは違うものとして扱う必要があると考えています。ただ、そうなったときに暗号資産の価値はどこにあるのか、といった問題が生じることとなるため、実際に通貨とは違うものとして扱うこともまた難しいと言えるのかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである22080ドル前後で抑えられて中心線である20490ドル前後や20000ドルを割り込んで下落する展開となっています。-2σは18900ドル前後の水準であり、ここが下値のめどとなりそうです。レンジ圏での動きが展開されており、これら4つの価格が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σで抑えられて下落し、-2σを目指す動きとなっています。バンドの±2σは横ばいであり、レンジ圏での動きが意識されやすい状況です。-2σで支えられる可能性はありそうですが、バンド幅が狭く市場にはエネルギーが蓄積されている状況です。バンドブレイクからバンドウォークといった動きになる可能性も十分にあるため、バンドの-2σでの動きには注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデッドクロスからの下落となっています。高値圏から転落する動きとなっており、売り優勢の局面です。%Kが下値圏に入っており、警戒感が高まるところです。%Dも下落の勢いが強まっており、売り優勢といった状況が継続しそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きで、一時的に持ち直す場面もありますが、-1σで抑えられて再度下落するといった展開が継続しています。バンドの±2σが下落基調となっており、トレンドそのものが下向きです。売り優勢の展開が継続しており、下げ幅を拡大する可能性もあるでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは下値圏での推移が継続しています。一時的な上げ下げはあるものの、売りの流れが意識されており、上値を抑えられやすいところです。%Kが上昇して下値圏から外れる動きとなるかどうかに注目ですが、目先はまだ軟調地合いとなっています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
22080ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20050ドル:昨日の高値
20490ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
20000ドル:心理的な節目

19440ドル:現在値

19330ドル:昨日の安値
18900ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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