ビットコイン円、急伸後に急反落。ブルトラップの可能性に留意が必要(7/19朝)

週明け18日(月)のビットコイン円相場は急伸後に急反落。

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ビットコイン円、急伸後に急反落。ブルトラップの可能性に留意が必要(7/19朝)

ビットコイン円、急伸後に急反落。ブルトラップの可能性に留意が必要

〇ビットコイン円、ドル高揺り戻しに米国時間朝方にかけ314.3万円まで急伸
〇買い一巡後は伸び悩み、ドル売り圧力の後退もあり、296万円台に押し戻される
〇テクニカルの上値余地は乏しく、ファンダメンタルズも下落材料が揃う状況続く
〇引き続き、ビットコイン円相場の反落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:270.0万円ー315.0万円

昨日の概況

週明け18日(月)のビットコイン円相場は急伸後に急反落。①ウォラーFRB理事による75bp利上げ支持発言や、②米7月ミシガン大学消費者信頼感指数における期待インフレ項目の大幅鈍化、③ウォールストリート・ジャーナル紙のFEDウォッチャーであるニック・ティミラオス記者による「7月FOMCは100bpではなく75bpの利上げになる」とのハト派的な発言、④上記①②③を背景とした米FRBによる7月100bp利上げ観測の後退(ドル独歩高地合いの揺り戻し→ドル全面安→米ドルと逆相関性の強いビットコインに上昇圧力)、⑤週末のG20財務相・中央銀行総裁会議で暗号資産に関する規制強化の声明が出されなかったことに対する安堵感、⑥イーサリアム主導のアルトコイン上昇ムードが支援材料となり、米国時間朝方にかけて、高値314.3万円(6/13以来、約1ヵ月ぶり高値圏)まで急伸しました。しかし、買い一巡後に伸び悩むと、⑦中長期ロング勢のやれやれ売りや、⑧テクニカル的な地合いの弱さ(一目均衡表雲下限をバックにした戻り売り圧力)、⑨ドル売り圧力の後退(ドル全面安の流れの後退→ビットコイン反落)、⑩株式市場の軟調推移が重石となり、本稿執筆時点(日本時間7/19午前6時00分現在)では、296.7万円前後まで押し返される動きとなっております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は米国勢参入後に一時314.3万円(6/13以来、約1ヵ月ぶり高値圏)まで上値を伸ばすも、結局300.0万円アンダーまで値を崩す冴えない動きとなりました。強い売りシグナルを示唆する弱気のパーフェクトオーダーが成立していることや、上方より垂れ下がってくる一目均衡表の分厚い雲がレジスタンスとして意識されていること等を踏まえると、テクニカル的に見て、上値余地は乏しい(ここからの更なる上昇は容易では無い)と判断できます(日足ベースでやや大きめの上髭を残しているため、ブルトラップの可能性に要警戒)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①米FRBによるタカ派傾斜観測(次回FOMCでの100bp利上げ観測は後退するも、完全に消えたわけではなく、今後の経済指標の結果次第で再燃する恐れあり)や、②上記①を背景とした過剰流動性相場の逆流リスク(資産現金化需要のドル買い圧力→ビットコイン下落の波及経路)、③世界的な規制強化の方向性(金融安定理事会=FSBは「暗号資産のグローバル規制を10月に提案する」と発表済)、④クリプト関連ビジネスの縮小・撤退リスク(連鎖倒産発生リスク)、⑤環境問題に端を発したPOW通貨への批判集中リスク(ロシア・ウクライナ問題の影響で世界的なエネルギー不足が懸念される中、ECBは7/13に暗号資産が気候変動目標に与える影響を分析するレポートを発表。米国議員からも同様の見解あり→今後POW通貨に対する締め付けが世界的に広がる恐れ)など、ビットコイン円相場の下落を連想させる材料が揃っています。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の反落をメインシナリオとして予想いたします(昨日の急伸はブルトラップの可能性あり。本日は反落リスクに要警戒)。

本日の予想レンジ:270.0万円ー315.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、急伸後に急反落。ブルトラップの可能性に留意が必要

ビットコイン円日足

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