ビットコイン円、約1ヵ月ぶり高値圏へ急上昇。一目均衡表雲下限も上方ブレイク(7/20朝)

19日(火)のビットコイン円相場は堅調な値動き。

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ビットコイン円、約1ヵ月ぶり高値圏へ急上昇。一目均衡表雲下限も上方ブレイク(7/20朝)

ビットコイン円、約1ヵ月ぶり高値圏へ急上昇。一目均衡表雲下限も上方ブレイク

〇ビットコイン円、米国時間に約1ヵ月ぶり高値となる327.0万円まで急伸
〇FOMC前のポジション調整、アルトコイン主導の楽観ムード、株価の堅調等が支援
〇テクニカルには、一目均衡表雲下限の上抜け成功、ダウ理論の上昇トレンド成立、地合い改善
〇ファンダメンタルズは各国の金融引き締め、規制強化、関連ビジネスの縮小撤退等下落材料多い
〇イーサリアム上昇の背景とビットコインの状況は異なり、逆相関の可能性も
〇ビットコイン円相場の反落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:290.0万円ー340.0万円

昨日の概況

19日(火)のビットコイン円相場は堅調な値動き。アジア時間午後にかけて、安値297.7万円まで下げ幅を広げるも、一巡後に下げ渋ると、①米FOMC(7/26ー7/27)を控えたポジション調整(100bpの大幅利上げ観測後退→ドル全面安→米ドルと逆相関性の強いビットコインに上昇圧力)や、②アルトコイン主導のポジティブムード(イーサリアムやソラナ、ポルカドットなどが急伸→暗号資産市場全体に広がる楽観ムード)、③テクニカル的な地合いの強さ(これまでレジスタンスとして機能してきた日足ベースの一目均衡表雲下限を突破→短期筋のストップBUY誘発)、④株式市場の堅調推移(米ダウ平均株価は一時770ドル超の急上昇→市場心理改善)が支援材料となり、米国時間午後にかけて、約1ヵ月ぶり高値となる327.0万円(6/13以来の高値圏)まで急伸しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間7/20午前6時10分現在)では、321.6万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は6/18に記録した直近安値237.9万円をボトムに反発に転じると、昨日は一時327.0万円まで急伸しました。これまでレジスタンスとして機能してきた一目均衡表雲下限の上抜けに成功したことや、上値と下値を同時に切り上げるダウ理論の上昇トレンド(6/18安値237.9万円→6/21高値295.5万円→6/30安値253.2万円→7/8高値305.1万円→7/13安値260.5万円→7/19高値327.0万円)が成立していること等を踏まえると、テクニカル的に見て、地合いが改善しつつあると判断できます。

但し、ファンダメンタルズ的に見ると、①世界的な金融引き締め観測(米FRBのみならず、ユーロ圏や英国、豪州やニュージーランド、カナダやスイスなどで大幅利上げ観測台頭。昨日は7/21に予定されているECB理事会での50bp利上げ観測が再浮上)や、②上記①を背景とした過剰流動性相場の逆流懸念(資産現金化需要のドル買いが強まる恐れ)、③世界的な規制強化の思惑(FSBは「暗号資産に関するグローバル規制を10月に提案する」と発表)、④クリプト関連ビジネスの縮小・撤退リスク(採算性低下を理由にマイニングファームや取引所、マイニングファームなどが事業を縮小・撤退させるリスク。昨日はアンソニー・スカラムッチ氏が運営するヘッジファンド「スカイブリッジ・キャピタル」による償還一時停止報道あり)、⑤環境問題に端を発したPOW通貨に対する逆風リスク(世界的なエネルギー不足でPOW通貨に対する締め付けが世界的に広がる恐れ)など、ビットコイン円相場の下落を連想させる材料が揃っています。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の反落をメインシナリオとして予想いたします(電力消費削減が見込まれるソフトウェア更新期待が足元のイーサリアム上昇の背景とすれば、ビットコインがこれに追随することは不整合的。事実オプション市場ではビットコインのリスクリバーサルがBTCプットオーバーであるのに対し、イーサリアムのリスクリバーサルはETHコールオーバーを記録するなど、今後両者の逆相関性が強まる恐れあり。例えイーサリアムが上昇したとしてもビットコインには下押し圧力が加わる恐れあり)。

本日の予想レンジ:290.0万円ー340.0万円

ビットコイン円、約1ヵ月ぶり高値圏へ急上昇。一目均衡表雲下限も上方ブレイク

ビットコイン円日足

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