ビットコイン円、約1週間ぶり高値を記録。米金利低下と米ドル売りが下支え要因(7/29朝)

28日(木)のビットコイン円相場は堅調な値動き。

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ビットコイン円、約1週間ぶり高値を記録。米金利低下と米ドル売りが下支え要因(7/29朝)

約1週間ぶり高値を記録。米金利低下と米ドル売りが下支え要因

〇ビットコイン円、米長期金利低下と株式市場の堅調に米国時間に高値324.6万円まで急伸
〇主要レジスタンスポイント軒並み上抜け、対ドルの節目23000ドルや24000ドルも回復
〇目先は一目均衡表雲上限(328.7万円)を上抜けられるか否かに注目集まる
〇前回も振り落とされた330.0ー340.0万円前後の抵抗帯の存在は要注意
〇足元の楽観ムードが短命に終わるリスクにも注意
〇本日の予想レンジ:300.0万円ー340.0万円

昨日の概況

28日(木)のビットコイン円相場は堅調な値動き。①日本時間早朝に発表された米FOMCが75bpの利上げ実施に留まったこと(一部で燻っていた100bpのサプライズ利上げが行われなかったことに対する安堵感)や、②パウエルFRB議長による「ある時点で利上げ速度を緩めることが適切であるだろう」との利上げペース鈍化を示唆する発言、③米4ー6月GDP速報値(結果▲0.9%、予想+0.5%)の市場予想を大幅に下回る結果(2四半期連続のマイナス成長を記録→米経済のテクニカルリセッション入り)、④上記①②③を背景とした米長期金利の急低下(米10年債利回りは4/14以来となる2.65%へ急低下→米ドル急落→米ドルと逆相関性の強いビットコインに上昇圧力)、⑤株式市場の堅調推移(市場心理改善→リスク選好ムード)、⑥日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)および日本暗号資産取引業協会(JVCEA)による税制改正要望への期待感などが支援材料となり、米国時間午後にかけて、高値324.6万円(7/20以来の高値圏)まで急伸しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間7/29午前6時30分現在)では、322.2万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は7/26に記録した安値283.5万円(7/15以来の安値圏)をボトムに反発に転じると、昨日は一時324.6万円まで急伸しました。この間、ローソク足が主要レジスタンスポイント(一目均衡表基準線や転換線、21日移動平均線、一目均衡表雲下限など)を軒並み上抜けした他、対ドルの節目23000ドルや24000ドルも回復するなど、テクニカル的に見て、地合いの好転を印象付けるチャート形状となっています。目先は一目均衡表雲上限(328.7万円)を上抜けられるか否かに注目が集まりそうです。同水準を突破できた場合には、強い買いシグナルを示唆する三役好転も点灯するため、ショート勢のロスカットのみならず、新規ロングポジション構築も巻き込みながら、地合いがもう一段改善するシナリオが期待されます。

但し、330.0ー340.0万円前後の抵抗帯は、前回も「楽観から悲観」に振り落とされた水準でもあるため(7/20に高値335.4万円まで急伸するもその後急反落)、油断は禁物でしょう。米国のテクニカルリセッション入りで米FRBが金融引き締め姿勢を鈍化させるとの期待感がビットコインを下支えしている状態ですが、パウエルFRB議長は景気よりインフレ抑制を重視する構えを示している他、そもそもGDP統計は遅行指標でもあるため、足元のインフレ状況と、それに対する景気の先行きがカバーされている訳ではありません。暗号資産を取り巻く環境は、世界的な金融引き締めのみならず、規制強化の思惑や電力問題、関連事業者の撤退・倒産懸念など、様々な方面で悪材料目白押しであるため、足元の楽観ムードが短命に終わるリスクもありそうです。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の反落をメインシナリオとして予想いたします(尚、本日は日本時間17:00のBTCオプション月末カットオフや、21:30の米6月コアPECデフレータ、24:00の月末ロンドンフィキシング、01:00のビットコインCME先物SQなどに注目)。

本日の予想レンジ:300.0万円ー340.0万円

注:ポイント要約は編集部

約1週間ぶり高値を記録。米金利低下と米ドル売りが下支え要因

ビットコイン円日足

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