リセッション入りか(22/07/29)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが大きく上昇しての推移となっています。

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リセッション入りか(22/07/29)

リセッション入りか

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:24043.8ドル(+5.53%)
イーサリアム:1758.70ドル(+9.86%)
リップル:0.37549ドル(+6.25%)
ビットコインキャッシュ:156.2ドル(+25.16%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが大きく上昇しての推移となっています。その他のコインも大幅上昇となっています。暗号資産市場全体に買いの流れが強まっており、ビットコインキャッシュなどは25%の上昇となるなど上値を拡大しています。昨日は米株が上昇する一方、米国債利回りが大幅に低下しています。ドルインデックスも下落しており、これらが下支えする状況となりました。

さて、上述の通り昨日は株式市場や暗号資産市場が上昇基調を強めており、リスク志向の動きが意識されました。しかし、米GDPが市場予想を下回っており、足元の米経済に対する警戒感は強まる状況となっています。にもかかわらず株価が上昇した背景に、米国の金融政策において大幅利上げに対する懸念が後退したことが好感されたことが要因として挙げられます。インフレに対する警戒感は強いもののウクライナからの穀物輸出がスタートする見込みであり、商品価格の押し下げとなる可能性はあるでしょう。

因みに、多くの国や地域がGDPの2四半期連続のマイナス成長をリセッションの定義としていますが、米国は全米経済研究所で景気循環の日付認定にあたる委員会に判断が委ねられています。そして、その委員会のロバート・ホール委員が『GDPの2四半期連続という考えに何ら利点があるとは考えていない』と語っており、今回の結果から即リセッション入りが認定されるかどうかは不透明なところも残っているようです。

現に、今回の統計において米経済重要な部分を占める個人消費はプラス圏を維持しています。さらに全米経済研究所は過去にGDPの2四半期連続のマイナス成長でなかった時にリセッションを宣言したこともあります。現状の米経済はかなり危ない状況ではありますが、労働市場などから考えると、過度に悲観する状況にもない局面ということができそうです。

ただ、米国の経済指標の悪化傾向が強まった場合、一気にリスク資産が売られるといったことも起こり得るでしょう。つまり、昨日の動きは米国の金融政策に対する思惑から株価などが上昇しましたが、大幅利上げに対する見方が後退した状況でさらに指標が悪化ということになれば、次は米経済の減速に対するリスクがクローズアップされることになりかねません。特に来週発表される米雇用統計が悪化ということになれば、程度にもよりますが、インパクトは大きくなる可能性があるでしょう。

暗号資産市場にとっても米経済の先行きや金融政策などに振りまわされやすい局面となっています。来週は米雇用統計などが発表となるだけに、まだまだ予断を許さない局面が継続しそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである24290
ドル前後を意識しての動きとなっています。ここをブレイクした場合、30000ドル前後が節目として意識されそうです。+2σで抑えられた場合は中心線である21750ドル前後の水準がポイントとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線で支えられて持ち直し、目先はバンドの+2σを意識しての動きとなっています。ここをブレイクしてバンドウォークとなるか、抑えられてレンジ圏での動きを維持するのかで流れが大きく変わってくるでしょう。バンドの-2σが下落基調を強めてバンド幅が拡大するかどうかが重要であり、-2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが持ち直し基調を強め、%Kは高値圏に入っています。%Dも上昇基調を強めており、高値圏に入っていきそうです。%Kが高値圏での推移を維持することができるかがポイントとなりそうですが、目先は買い優勢の流れであり、バンドブレイクからバンドウォークといった動きとなる可能性も十分にあるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをバンドウォークする展開となっています。バンド幅の拡大基調も継続されており、ここからさらに上値を拡大する可能性もあるでしょう。ただ、バンド幅はかなり拡大しているため、調整の動きが入る可能性もあるでしょう。バンドの-2σの方向感を見極めながらの対応となりそうですが、下落基調を維持した場合はさらに上値を拡大することとなりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となり、高値圏での推移となっています。上値余地はほとんどありませんが、底堅い動きが意識されやすい局面と言えそうです。%Kが天井打ちから下落して高値圏から外れるといった動きとなるまでは下値の堅さが意識されそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
24290ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
24190ドル:昨日の高値

24040ドル:現在値

22610ドル:昨日の安値
21750ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
20000ドル:心理的な節目
19210ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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