ビットコイン円、センチメント悪化で高値圏から急反落。続落リスクに要警戒(8/2朝)

週明け1日(月)のビットコイン円相場は冴えない動き。

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ビットコイン円、センチメント悪化で高値圏から急反落。続落リスクに要警戒(8/2朝)

ビットコイン円、センチメント悪化で高値圏から急反落。続落リスクに要警戒

〇ビットコイン円、8/1米国時間午後にかけて、安値301.8万円まで下落
〇328.7万円の「雲」上限はじめ上方の強力なレジスタンスをバックに戻り売り強まる
〇330.0万円前後の抵抗帯は、前回も「楽観から悲観」に振り落とされた水準
〇283.5万円を割り込む場合には、ダブルトップ成立、もう一段強い下押し圧力が加わる恐れも
〇本日は対円の節目300.0万円を割り込み、市場心理が一気に悪化するシナリオを想定
〇本日の予想レンジ:280.0万円ー320.0万円

昨日の概況

週明け1日(月)のビットコイン円相場は冴えない動き。①先週後半に発表された米FOMCが75bpの利上げに留まったこと(一部で燻っていた100bp利上げが回避されたことに対する安堵感)や、②パウエルFRB議長より利上げペース鈍化を示唆する発言が見られたこと、③上記①②を背景に米長期金利が急低下したこと(米長期金利低下→米ドル全面安→米ドルと逆相関性の強いビットコインに上昇圧力)、④米大手ハイテク企業決算の良好な結果(株高→リスク選好ムード)が支援材料となり、週末7/30にかけて、約10日ぶり高値328.2万円(7/20以来の高値圏)まで上昇しました。しかし、強力なレジスタンス(一目均衡表雲上限328.7万円や7/20高値335.4万円)をバックに戻り売り圧力が強まると、

⑤上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売りや、⑥7/29に発表された米6月PCEデフレータ(結果6.8%、予想6.8%、前回6.3%)および、米6月PCEコアデフレータ(結果4.8%、予想4.7%、前回4.7%)の伸び率加速(インフレ加速懸念)、⑦上記⑥を背景とした米FRBによる利上げ観測再燃(パウエルFRB議長をはじめ米当局者は米景気よりインフレ抑制を重視する構え)、⑧アルトコインの冴えない動き(暗号資産市場全体に広がる楽観ムードの後退)、⑨中国経済の先行き不透明感(7/30と8/1に発表された中国7月製造業PMIが共に不冴な結果)、⑩訪台を巡る米中対立激化懸念再燃が重石となり、8/1米国時間午後にかけて、安値301.8万円まで下落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間8/2午前4時45分現在)では、302.3万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は週末7/30に一時328.2万円まで上値を伸ばすも、一目均衡表雲上限が位置する328.7万円や7/20高値335.4万円に続伸を阻まれる形で、週明け8/1に301.8万円まで反落しました。330.0万円前後の抵抗帯は、前回も「楽観から悲観」に振り落とされた水準であり、今回もブルトラップ(騙し上げ)の可能性が意識されます。このまま7/26に記録したネックライン283.5万円を割り込む場合には、ダブルトップ成立(7/20高値335.4万円と7/30高値328.2万円を起点としたダブルトップ)を通じて、ビットコインにもう一段強い下押し圧力が加わる恐れがあるため、向こう数日間はダウンサイドリスクに特に警戒が必要でしょう。米FRBによる金融引き締め観測(先週発表されたFRBが重視するPCEコアデフレータは伸び率加速)や、世界的な規制強化の方向性、クリプト関連ビジネス縮小の恐れ(関連事業者の撤退・連鎖倒産リスク)など、ファンダメンタルズ的な逆風も継続する中、ビットコイン円相場は今後も下落基調が続くと考えられます。先週後半以降に見せた楽観ムード(FOMC通過に伴う材料出尽くし感)は既に賞味期限切れとなっており、本日は対円の節目300.0万円を割り込み、市場心理が一気に悪化するシナリオを想定いたします。

本日の予想レンジ:280.0万円ー320.0万円

ビットコイン円、センチメント悪化で高値圏から急反落。続落リスクに要警戒

ビットコイン円日足





注:ポイント要約は編集部

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