ビットコイン円、上値の重い展開が継続中。米金利再上昇で下落リスクに警戒(8/3朝)

2日(火)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。

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ビットコイン円、上値の重い展開が継続中。米金利再上昇で下落リスクに警戒(8/3朝)

ビットコイン円、上値の重い展開が継続中。米金利再上昇で下落リスクに警戒

○ビットコイン円、米経済リセッション懸念などから欧州時間朝方にかけて安値296.6万円まで下落
○売り一巡後に下げ渋ると、ショートカバー主導で持ち直し日本時間朝方は306.6万円前後で推移
○目先は7/26に記録した安値283.5万円を試すシナリオが想定
○今週は特にダウンサイドリスクに警戒が必要
○ファンダメンタルズも、米長期金利の再上昇などビットコインに下押し圧力が加わり易い環境へ
○本日の予想レンジ:285.0万円ー325.0万円

昨日の概況

2日(火)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。①米経済を巡るリセッション懸念の高まり(7/28に発表された米GDPの2四半期連続のマイナス成長)や、②中国経済の先行き不透明感(7/30と8/1に発表された中国7月製造業PMIの急低下)、③ペロシ米下院議長の台湾訪問に端を発した米中対立激化懸念(地政学的リスク)、④上記①②③を背景としたリスク回避ムード(市場心理悪化→リスクアセット下落)、⑤上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売り(対円の節目300.0万円や、対ドルの節目23000ドルを割り込んだことに対する失望感)、⑥米ノマド社の盗難被害報告(約1.9億万米ドル)、⑦アルトコインの冴えない動き(暗号資産市場全体に広がる悲観ムード)、⑧オプション市場のダウンサイドを織り込む動きが重石となり、欧州時間朝方にかけて、安値296.6万円(7/27以来、約1週間ぶり安値圏)まで下落しました。しかし、売り一巡後に下げ渋ると、ショートカバー主導で持ち直し、本稿執筆時点(日本時間8/3午前6時40分現在)では、306.6万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は週末7/30に記録した直近高値328.2万円をトップに反落に転じると、昨日は一時296.6万円まで下落しました。先週後半にかけての上昇が否定された形となっており、今回も330.0ー340.0万円付近に広がるレジスタンスの突破には至りませんでした(上値の重さを再確認)。目先は、7/26に記録した安値283.5万円を試すシナリオが想定されます。同水準を下方ブレイクできれば、ダブルトップ成立(ネックライン283.5万円を下抜けられれば、7/20高値335.4万円と7/30高値328.2万円を起点としたダブルトップが完成)を通じて、ビットコインにはもう一段強い下押し圧力が加わる恐れがあるため、今週は特にダウンサイドリスクに警戒が必要でしょう。

ファンダメンタルズ的に見ても、昨日はサンフランシスコ連銀デイリー総裁や、シカゴ連銀エバンス総裁、クリーブランド連銀メスター総裁が立て続けにタカ派的な発言を行うなど、FOMC以降強まっていた米利上げペースの鈍化観測が完全に否定される形となりました。米長期金利や米ドルも再び上昇に転じるなど、米長期金利や米ドルと逆相関性の強いビットコインには下押し圧力が加わり易い環境が生まれつつあります(米10年債利回りは2.52%から2.77%へ急上昇)。また、ペロシ米下院議長の訪台を通じた米中を巡る地政学的リスクも、リスク回避のドル買いを通じて、ビットコインに下押し圧力を加える可能性があります。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(FOMC通過後の楽観ムードは消失。今週は早いタイミングで7/26安値283.5万円を試すシナリオを想定。オプション市場もダウンサイドを織り込む動きが進行中)。

本日の予想レンジ:285.0万円ー325.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、上値の重い展開が継続中。米金利再上昇で下落リスクに警戒

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