タカ派寄りの発言(22/08/04)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に上昇しての推移となっています。

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タカ派寄りの発言(22/08/04)

タカ派寄りの発言

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:23324.3ドル(+1.31%)
イーサリアム:1642.18ドル(-0.57%)
リップル:0.37517ドル(-0.01%)
ビットコインキャッシュ:139.6ドル(+3.18%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に上昇しての推移となっています。ドルは小幅に上昇したものの、米株の大幅上昇などを眺めて買い戻しの動きが意識されています。ペロシ米下院議長が台湾から出国したことで米中間の緊張が緩和されており、リスク志向の動きが意識されました。ただ、FRB高官のタカ派的な発言に警戒感が根強く、積極的に上値を追う展開にはなっていません。

ここにきて、地区連銀総裁からのタカ派的な発言が目立っています。市場の楽観的なムードに対する懸念が根底にあるように思われますが、株式市場などの先行きに対する警戒感が強まる展開も頭に入れておく必要があるかもしれません。

昨日はISM非製造業景況指数が市場予想を大きく上回ったことが好感される流れではありましたが、経済指標に関してはまだら模様となっており、しばらくはこういった状況が継続するのではないかと考えています。そうした中でFRBとしても金融政策の決定に伴う相場の急変を避けたいとの思惑があるものと思われます。楽観・悲観いずれかに傾いたらその修正に動くといったところであり、そこまで意識すべきものではないとは考えています。ただ、市場の動きとしてはこういった発言によって楽観的なムードが修正されるなどといった動きはが起こるので、その点は注意といったところでしょう。

最終的には経済データの動向が金融政策を決定する要因として重要であり、金融当局者の発言は市場の雰囲気の調整といったところではないでしょうか。そして、今週末には米雇用統計が、来週は米消費者物価指数がそれぞれ発表となります。特に消費者物価指数は低下が予想されているため、この結果次第で相場が大きく動くことが予想されるところです。インフレに対する警戒感が後退すれば、FEDとしても大幅利上げを行う必要性が低下するでしょうし、経済の先行きに対する懸念の払しょくのために利下げも視野に入れてくるものと思われます。そうなればリスク志向の動きが強まり、暗号資産市場にとっても追い風となるでしょう。

現状における暗号資産、特に主要な暗号資産は米株などの動向に大きく左右されており、独自の要因で動くといった流れにはなりにくい状況となっています。イーサリアムのアップグレード『マージ』に対する期待感から価格の上昇が見られましたが、それも大きな動きとは言い切れず、ビットコインや株式市場の影響から逃れることができたとは言えないでしょう。であるならば、やはり金融政策などの動向には注目せざるを得ないところでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである24570
ドル前後と中心線である22620ドルで挟まれたレンジでの動きが継続しています。どちらをブレイクするかで流れが変わってきそうで、この二つの価格が節目として意識される状況がまだしばらく続きそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σからのじり安基調となり、中心線を目指す動きとなっています。ただ、中心線には届かずに昨日の持ち直しの動きが意識されており、ここから再度バンドの+2σまで上昇するのかどうかに注目です。レンジ圏での動きであり、このまま上昇する可能性も十分にあるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデッドクロスからの下落となり、高値圏から外れる動きとなっています。しかし、%Kが持ち直し基調となり、%Dも横ばいでの動きへと変化しています。このまま持ち直して高値圏を目指すことになるのかに注目です。上昇する流れとなった場合、バンドの+2σを目指す展開となりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σと中心線で挟まれたレンジを動いていましたが、ここにきて上昇基調を強めてバンドの中心線を抜けて上昇する展開となっています。ただ、バンドの+2σには届かずに下落しており、上値の重さも意識されています。バンドの中心線を挟んでの小動きとなる可能性もあり、方向感を見極めが重要になりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは持ち直し基調で一時高値圏に入りましたが、目先は下落基調となっています。このまま下落基調を強めるかどうかに注目です。目先は上値の重さが意識される状況であり、売り優勢の流れからバンドの中心線まで下落といった展開となりそうです。%K、%Dの下値余地が大きいため、売りの流れが継続してバンドの中心線を下抜ける可能性も考えておいたほうが良さそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
24570ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
23620ドル:昨日の高値

23320ドル:現在値

22700ドル:昨日の安値
22620ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
20680ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
20000ドル:心理的な節目
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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