ビットコイン円、ブルトラップで再び下落。心理的節目300万円を割り込む展開(8/5朝)

4日(木)のビットコイン円相場は上値の重い展開。

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ビットコイン円、ブルトラップで再び下落。心理的節目300万円を割り込む展開(8/5朝)

ビットコイン円、ブルトラップで再び下落。心理的節目300万円を割り込む展開

○ビットコイン円、日本時間午後に310.8万円まで上値を伸ばしたが、米国時間午後に298.4万円まで下落
○米当局者によるタカ派的発言や中国によるミサイル発射などが重石
○一目均衡表転換線や21日移動平均線も下方ブレイク、テクニカル的にも地合い悪化の印象
○ファンダメンタルズも、世界的な規制強化機運の高まりなど下落を連想させる材料が増加
○今晩発表の米雇用統計後に米金融引き締め観測が高まれば、下げ幅を広げる恐れもあり
○ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想
○本日の予想レンジ:270.0万円ー320.0万円

昨日の概況

4日(木)のビットコイン円相場は上値の重い展開。日本時間15時過ぎに、高値310.8万円まで上値を伸ばすも、前日高値316.0万円をバックに伸び悩むと、①米当局者によるタカ派的な発言や、②上記①を背景とした過剰流動性相場の逆流リスク(米利上げペース鈍化観測後退→米金融引き締め観測再燃→過剰流動性相場逆流リスク→リスクアセット下押しへの波及経路)、③中国による計9発の弾道ミサイル発射(内5発が日本の排他的経済水域内に落下→中国を巡る地政学的リスク浮上)、④時価総額第9位の暗号資産ソラナに関するハッキング不正流出被害(Phantomウォレットや、Trustウォレット、Slopeウォレットなど広範なソラナ関連ウォレットが対象)、⑤米上院議員による商品先物取引委員会(CFTC)に暗号資産の監督を委ねる法案提出(暗号資産に関するブローカー、保管機関、取引所などはCFTCへの登録が義務付けられる方向性→規制強化の思惑)、⑥大手暗号資産取引所ZB.comのハッキング被害の可能性などが重石となり、米国時間午後にかけて、安値298.4万円まで下落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間8/5午前5時35分現在)では、300.0万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は前日8/3に一時316.0万円まで上値を伸ばしましたが、昨日は結局298.4万円まで反落する動きとなりました。この間、心理的節目300.0万円を下抜けした他、一目均衡表転換線や21日移動平均線も下方ブレイクするなど、テクニカル的に見て、地合いの悪化を印象付けるチャート形状となりつつあります。市場参加者は7/20高値335.4万円と7/30高値328.2万円を起点としたダブルトップが完成するか否かに注目しており、目先はネックラインが位置する7/26安値283.5万円を試すシナリオが想定されます。同水準の下方ブレイクに成功できれば、6/18安値237.9万円が視野に入るため、短期的にも中長期的にも下落リスクへの警戒感が高まりつつあります。

ファンダメンタルズ的に見ても、米当局者よりタカ派的な発言が相次いでいること(米景気よりインフレ抑制を優先する構え。9月FOMCでの75bp利上げ観測再浮上)や、度重なるセキュリティ・インシデントを背景に世界的な規制強化機運が高まっていること(CeFi、DeFi共に暗号資産に関する不正流出事件が多発→投資家保護の観点で世界的な規制強化の思惑→暗号資産関連業者によるレギュレーションコスト増大懸念→採算性悪化を背景とした暗号資産関連事業者のビジネス撤退懸念)など、ビットコイン円相場の下落を連想させる材料が増えつつあります。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想いたします(今晩発表される米雇用統計後に米金融引き締め観測が高まれば、ビットコインは上述で示したネックライン283.5万円に向けて下げ幅を広げる恐れあり。現在は嵐の前の静けさのフェーズであり、米雇用統計後の大相場到来に要注意)。

本日の予想レンジ:270.0万円ー320.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、ブルトラップで再び下落。心理的節目300万円を割り込む展開

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