米雇用統計を控え様子見ムード(22/08/05)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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米雇用統計を控え様子見ムード(22/08/05)

米雇用統計を控え様子見ムード

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:22518.9ドル(-3.45%)
イーサリアム:1591.76ドル(-3.09%)
リップル:0.36875ドル(-1.72%)
ビットコインキャッシュ:134.5ドル(-3.58%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。先週半ばの上昇の流れからの調整の動きが継続しており、上値の重い展開となっています。その他のコインも軟調地合いであり、売られやすい地合いとなっています。ただ、ダウなどは米雇用統計を控えて様子見ムードが強まっており、市場全体としては方向感の見えにくい状況となっています。

さて、昨日の『タカ派寄りの発言』の中で地区連銀総裁からのタカ派的な発言が目立ってきていることについて書きました。そしてそういった発言は市場の雰囲気の調整といったところであり、経済データの動向が重要といったことを書きました。そうしたら案の定といいますか、メスター・クリーブランド連銀総裁が9月の利上げに関して75bpの利上げも理に適わないことはないとしつつも50bpとなる可能性もあるとしており、タカ派的な姿勢をやわらげており、それに伴いドルが下落するといった展開も見られました。

相場が動いてしまうのは仕方のない事ではありますが、まるで口裏を合わせたかのようにタカ派的な姿勢を強めたり弱めたりしている状況です。もちろん、地区連銀総裁にはそれぞれの考えがあり、他の総裁に話をあわせる必要などありません。だからこそ金融当局者の発言に右往左往するのは良くないのではないかと思う所もあります。

ただ、メスター・クリーブランド連銀総裁も指摘してる通り、経済データ次第で決定されるという点は間違いないところでしょう。そして、東京時間の21時30分に7月の米雇用統計が発表となります。来週の消費者物価指数に比べると市場に与える影響は大きくならない可能性もありそうですが、労働市場の堅調が意識された場合、FEDの大幅利上げに対する思惑が強まることが予想されます。そうなればリスク回避的な動きが強まる展開も考えられるでしょう。

しかし、インフレに伴うコスト上昇や在庫の積み上がりに対処するために雇用削減計画を発表している企業が増加しています。また、新規失業保険申請件数が増加傾向となっており、労働市場が減速する可能性も指摘されています。そうなればFEDの大幅利上げに対する思惑が後退することが予想されます。そうなればリスク志向の動きが強まる展開も考えられるでしょう。

ここ最近はFEDの動向について書いていることが多くなっていますが、独自の要因よりも価格変動に対する影響が大きいと見ており、経済データを含め慎重に方向感を見極めていく必要があるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである24430ドル前後と中心線である22680ドルで挟まれたレンジでの動きとなっています。ただ、目先は中心線を割り込む動きを見せており、ここで支えられなかった場合は-2σである20940ドル前後の水準が節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σからのじり安基調となり、中心線を意識しての動きとなっています。ここを割り込んでバンドの-2σまで下落するのか、中心線で支えられてバンドの+2σまで上昇するのか注目が集まりそうです。ただ、バンド幅がかなり縮小しており、市場にはエネルギーが蓄積されている局面です。とはいえ、目先はバンドの中心線を意識しての動きであり、方向感の見えにくいところです。しばらくはバンドの中心線を意識した狭いレンジでの動きとなる可能性もありそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデッドクロスからの下落となり、下値を追う動きとなっています。下落の勢いはそこまで強まっていませんが、下落の流れが維持されており、上値の重い展開となっています。下値余地もまだ残されているため、売り優勢の局面が継続する可能性も十分にあるでしょう。そうなればバンドの中心線を抜けてバンドの-2σまで下落といった動きも視野に入ってきそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きとなっていましたが、目先は下落基調が強まりバンドの-2σに到達する展開となっています。ここをブレイクしてバンドウォークとなって下値を拡大するかどうかに注目です。ただ、バンドの+2σがじり安基調であり、バンドの±2σが下落する展開となっています。トレンドそのものは下向きですが、大きな動きにはなりにくいところであり、一時的には持ち直す可能性が高そうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは一時的な上げ下げはあるものの下落基調が維持されており、下値圏での推移となっています。売り優勢の流れであり、このまま下値圏での動きを維持した場合はバンドブレイクからバンドウォークといった動きとなる可能性もあるので注意したいところです。その際はバンドの+2σの方向感を意識しておきたいところでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
24430ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
23210ドル:昨日の高値
22680ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

22520ドル:現在値

22440ドル:昨日の安値
20940ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
20000ドル:心理的な節目
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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