中国経済 (22/08/16)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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中国経済 (22/08/16)

中国経済

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:24061.3ドル(-1.07%)
イーサリアム:1904.44ドル(-1.90%)
リップル:0.37405ドル(-1.28%)
ビットコインキャッシュ:137.4ドル(-1.58%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。一時25000ドルを回復する場面もありましたが、中国の経済指標が市場予想に届かなかったことやノボグラーツ氏のギャラクシーがビットゴー買収を打ち切りなどといった報道を背景に上値を抑えられる展開となりました。また、その他のコインも軟調地合いで推移しており、上値の重さが意識されました。

米国株式市場は朝方下落したものの、引けにかけては持ち直しています。その一方でドルインデックスが大きく上昇しており、暗号資産市場にとってはやや方向感を見出しにくい状況となっています。直近の動きで様子見ムードが意識されていたこともあり、その流れが継続する状況ということができそうです。

さて、中国の経済指標が市場予想に届かなかったことで市場に警戒感が高まっています。小売売上高、鉱工業生産がいずれも前回よりも良いとの予想に反して悪化する結果となっています。特に小売売上高は前回が3.1%、予想が4.9%となる中で2.7%といった結果となり、警戒感が高まっています。

中国経済が失速ということになれば、世界経済にとっても懸念すべき状況となりかねません。以前に恒大集団の件を書きましたが、中国不動産市場がソフトランディングに失敗ということになれば、影響は大きなものとなるでしょう。その一方、現状においてバンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズのストラテジストはリポートで中国は不動産需要を刺激する政策手段がまだ十分にあり、ハードランディングのシナリオの回避は可能と指摘しています。

今後の展開に関しては見極めが難しいところではありますが、現段階において中国経済の先行きには警戒感があり、それが米株の上値を抑える一因となったことは事実でしょう。しかし、それが原油などの商品価格の上値を抑える結果となったこともまた事実でしょう。そしてそれに伴うインフレ懸念の後退が米株を押し上げる要因となっています。米株が堅調地合いを維持すれば、暗号資産市場にとっても状況の悪化は避けられるでしょう。ただ、中国経済が本格的に失速ということになれば、その悪影響は大きくなりそうで、世界的な株安の流れが強まり、暗号資産市場も売られやすくなるといった展開が予想されるところでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである24610ドル前後で抑えられる流れで、バンドの中心線である23540ドル前後を目指す動きです。そこで支えられるかどうかがポイントですが、支えられなかった場合は-2σである22460ドルが節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σで抑えられる形となっています。このままバンドの中心線まで下落する可能性が高まっています。中心線で支えられるかどうかに注目が集まりそうです。バンド幅は縮小しており、狭いレンジでの動きが意識されています。市場にはエネルギーが蓄積されてきており、動き出したら大きくなる可能性が高まっています。バンドの+2σもしくはバンドの-2σでの動きに注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデッドクロスからの下落基調を強めています。このまま下落の流れを維持した場合、バンドの中心線を抜けて下値を拡大する展開となりそうです。バンドの-2σまだ下落する可能性も出てくるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σと中心線で挟まれたレンジを動いており、一時+2σをブレイクする場面もありましたが、そこでは抑えられて下落し、目先はバンドの中心線を抜けて下落する展開となっています。バンドの-2σを目指す形であり、上値の重い展開です。ただ、バンド幅は縮小傾向であり、まだ縮小の余地が残っていることから大きな動きにはなりにくいところではないかとみています。-2σまで下落してもそこでは支えられるのではないかとみています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落で、下値圏での推移です。一時的な上げ下げはあったものの、上値の重い展開が継続しています。ただ、目先は小幅に持ち直す動きを見せており、上昇基調が維持されて下値圏から外れる動きとなるかどうかに注目です。まだ上値の重さが意識されるところではありますが、%K、%Dの方向感に注目といったところでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
25210ドル:昨日の高値
24610ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準

24060ドル:現在値

23890ドル:昨日の安値
23540ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
22460ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
20000ドル:心理的な節目
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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