インフレ高止まり (22/09/14)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが大幅下落となって推移しています。

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インフレ高止まり (22/09/14)

インフレ高止まり

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:20241.2ドル(-9.67%)
イーサリアム:1607.02ドル(-6.78%)
リップル:0.33689ドル(-5.84%)
ビットコインキャッシュ:118.1ドル(-8.52%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが大幅下落となって推移しています。その他のコインも大幅安となっており、暗号資産市場全体に売りの流れが強まる展開となりました。昨日発表された米消費者物価指数が市場予想を上回ったことで、インフレがピークアウトしたとの期待感が後退し、ここまでの上昇の流れが一気に巻き戻される展開となりました。

インフレに対する警戒感が強まったことで、米国の9月のFOMCにおける75bpの利上げが先物市場で完全に織り込まれる状況となっており、さらに100bpの利上げも30%程度織り込む展開となっています。ノムラが100bpの利上げを予想するなど、市場は警戒モードとなっています。米国債市場において、2年債利回りが一時20bpの上昇となり、ドルインデックスが大幅に上昇して110を回復する動きを見せるなど、暗号資産市場にとってかなりの逆風となっている状況です。

最終的には来週のFOMCの結果次第というところではありますが、そもそもFOMCにおいて利上げ幅は経済データ次第といった話が出ていることから、今回の消費者物価指数を受けて100bpに傾いてもおかしくはありません。とはいえ、ここまでの当局関係者の話から判断する限りでは75bpで落ち着くのではないかと予想しています。問題は全会一致となるかどうかといったところではないかと見ており、100bpの利上げを主張する関係者はいそうです。

かなり急激に押し戻されたビットコインですが、ここからの動きに関しても警戒感が強まる局面ということができそうです。20000ドルを維持することができるかが目先の注目点となりそうですが、リスク回避的な動きの強まりやドルの上昇などを考えると、再度20000ドルを割り込んでもおかしくない状況ということができるでしょう。問題は直近の安値である18550ドルで支えられるかどうかではないでしょうか。FOMC次第ではないかと考えていますが、このあたりの水準を抜けてくると警戒感が一気に高まる可能性がありそうです。市場全体のリスク回避的な動きと、それに伴う資産の現金化の動きが加速し、暗号資産にも売り圧力が強まる展開となるでしょう。売りのETFに対して資金が流入するといった事態も視野に入ってきそうです。

利上げに関しては市場もかなり織り込んでいたものと思っていましたが、インフレのピークアウトに対する期待感が高まりすぎていた可能性はありそうで、その期待感に対して冷や水が浴びせられた格好となっています。今日は8月の生産者物価指数が発表となりますが、ここでもインフレ圧力の高まりが意識された場合、売り圧力がさらに強まる可能性もあるでしょう。欧州の消費者物価指数なども発表も控えており、予断を許さない局面です。

その一方でサウジアラビアの8月の原油生産量が日量1100万バレル超と2年ぶりの水準に拡大しています。仮に原油価格が落ち着いてくれば、インフレに対する警戒感も和らいでくるでしょう。供給面での問題解決が特に重要な局面であり、こういった動きにも注意を払う必要がありそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである22160ドル前後の水準で抑えられて中心線である20310ドル前後の水準まで下落しています。ここと20000ドルが下値支持線として意識される展開です。ここを割り込むとバンドの-2σである18450ドルが意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σで抑えられて下落し、バンドの中心線を意識しての動きとなっています。ここで支えられるかどうかがポイントとなりそうです。バンドの±2が横ばいとなっており、レンジ圏での動きが意識される状況です。中心線を割り込んだ場合はバンドの±2が意識されるレンジ、中心線で支えられた場合はバンドの+2σと中心線で挟まれたレンジが意識されることになりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落となり、高値圏から転落する動きとなっています。下落の勢いがかなり強く、売り優勢の流れです。%Kが下値圏に入るかどうかが目先、注目される状況です。下落基調が維持された場合はバンドの-2σまで下落する可能性が高まるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから一気に下落してバンドの中心線を抜け、そのままバンドの-2σをブレイクしてバンドウォークする展開となっています。バンド幅は拡大基調であり、このままバンドウォークを継続する可能性も十分にあるでしょう。ただ、バンド幅がかなり拡大しているので、バンドの+2σの方向感には注意しておいたほう良さそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがデッドロスからの急落となり、下値圏での推移となっています。下値余地はほとんどありませんが、このまま下値圏での動きを継続した場合はバンドウォークが継続される流れとなりそうですので、警戒を要する状況といえそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
22700ドル:昨日の高値
22160ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20310ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

20240ドル:現在値

20070ドル:昨日の安値
20000ドル:心理的な節目
18450ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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