ビットコイン円、The Merge終了後に続落。約1週間ぶり安値を更新(9/16朝)

15日(木)のビットコイン円相場は冴えない動き。

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ビットコイン円、The Merge終了後に続落。約1週間ぶり安値を更新(9/16朝)

ビットコイン円、The Merge終了後に続落。約1週間ぶり安値を更新(9/16朝)

〇ビットコイン円、The Merge終了に伴う材料出尽くし感等に米国時間に279.9万円まで下落
〇その後引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、283.6万円前後で推移
〇イーサリアムはマイニング方式変更でエネルギー使用量99%削減、ビットコインに批判強まるか
〇テクニカル的にはローソク足が主要サポートポイント軒並み下抜け、地合いは弱いと判断
〇ファンダメンタルズもビットコイン円相場のダウンサイドリスクを連想させる材料揃う
〇ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:260.0万円ー300.0万円

昨日の概況

15日(木)のビットコイン円相場は冴えない動き。①米金利低下に伴うドル売り圧力や、②株式市場の持ち直し、③イーサリアムの大型アップデートThe Mergeへの期待感を材料に、アジア時間午後にかえて、高値291.9万円まで上値を伸ばすも、買い一巡後に伸び悩むと、④The Merge終了に伴う材料出尽くし感や、⑤米長期金利の反転上昇(米10年債利回りが3.40%から3.46%へ上昇)、⑥上記⑤を背景としたドル買い圧力(米ドルと逆相関性の強いビットコインに下押し圧力)、⑦欧米株の冴えない動き(世界的な金融引き締め→市場心理悪化→リスクアセット下落)、⑧テクニカル的な地合いの弱さ(対ドルの節目20000ドルを維持できず反落→上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売り)が重石となり、米国時間にかけて、約1週間ぶり安値となる279.9万円(9/9以来の安値圏)まで下落しました。

引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間9/16午前6時00分現在)では、283.6万円前後で推移しております。尚、昨日は時価総額第2位のイーサリアムにおいて、マイニング方式を「プルーフ・オブ・ワーク(POW)」から「プルーフ・オブ・ステーク(POS)」に移行させる大規模アップグレード「The Merge」が完了しました。イーサリアム財団によると、POWからPOSへの移行によって、エネルギー使用量が99%削減されると示されており、POW方式を続ける時価総額第1位のビットコインに対する批判集中が今後一段と強まることが想定されます。

本日の見通し

ビットコイン円相場は9/13に記録した直近高値323.1万円をトップに反落に転じると、昨日は約1週間ぶり安値となる279.9万円まで下落しました。この間、ローソク足が主要サポートポイント(対円の節目300.0万円や対ドルの節目20000ドル、一目均衡表雲上限や雲下限、一目均衡表転換線や基準線、90日移動平均線や21日移動平均線)を軒並み下抜けするなど、テクニカル的に見て、地合いは弱いと判断できます。来週前半には強い売りシグナルを示唆する三役逆転の再点灯も見込まれることから、ビットコイン円相場を巡るセンチメントは今後悪化の一途を辿ることが想定されます。

ファンダメンタルズ的に見ても、①米FRBによるタカ派傾斜観測(今週発表された米CPI・米PPIが共に市場予想を上回ったことでインフレピークアウト期待が急速に後退→来週開催される米FOMCでの100bp利上げに加えて、11月FOMCでの75bp利上げも織り込まれる展開)や、②上記①を背景としたリスク回避ムード(米金利上昇を嫌気する形で株式市場が急落→市場心理悪化で資産現金化需要のドル買いが活発化→米ドルと逆相関性の強いビットコインに下押し圧力)、③世界的な規制強化の思惑、④「The Merge」完了に伴う材料出尽くし感(歴史的アップグレードにも係わらず当事者であるイーサリアムですら上昇幅が限定的→暗号資産市場全体に広がる失望感)、⑤電力消費に対する批判集中(イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムがPOWからPOSに移行したことで、ビットコインのように大規模電力消費を伴うPOW通貨への逆風が今後一段と強まる恐れ→ビットコインドミナンスへの低下圧力)など、ビットコイン円相場のダウンサイドリスクを連想させる材料が揃っています。以上を踏まえ、当方では引き続き、短期的にも中長期的にも、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ:260.0万円ー300.0万円

注:ポイント要約は編集部

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ビットコイン円日足

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