エルサルバドルの格下げ(22/09/16)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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エルサルバドルの格下げ(22/09/16)

エルサルバドルの格下げ

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:19836.9ドル(-0.53%)
イーサリアム:1503.36ドル(-6.19%)
リップル:0.32991ドル(-3.69%)
ビットコインキャッシュ:119.9ドル(+1.35%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。大きな動きにはなっていませんが、米株の軟調地合いや米国債利回りの上昇などを背景に、売りの流れが強まる展開となりました。その他のコインはまちまちでの推移となっていますが、イーサリアムがやや下げ幅を拡大しています。PoS移行の『マージ』アップグレードが実施されたことは今後の展開に期待を持たせるものではありますが、知ったらしまいといった動きとなったのではないかと思われます。これまでの期待感での上昇分が剥落したといったところではないかと思われます。

ただ、イーサリアムのPoS移行に関しては注目度が高く、今後の展開に十分に注意しておきたいところです。イーサリアム財団は『マージ』によってイーサリアムネットワークのエネルギー効率が約99.95%向上するとしており、エネルギー問題が指摘される中で重要な変化ということができるでしょう。『マージ』がイーサリアム相場にどういった影響を与えるのか、慎重に見ていきたいところです。

さて、今回は格付け会社のフィッチがエルサルバドルを『CC』に格付けしたことに関してです。エルサルバドルといえば、言わずと知れたビットコインを法定通貨とした国ですが、ビットコインの急落を受けて苦境に陥っているといった話が出ています。そのエルサルバドルが格下げされたということで、原因は恐らくビットコインの下落が多くを占めているのではないかと思われます。

世界的に見て新興国などから米国などへと資金が還流している状況であり、そうした中で格下げされる国からはさらに資金流失が起こる可能性は高まるでしょう。エルサルバドルは今後一層の苦境に立たされる可能性が高まっており、ビットコイン法定通貨化に対する批判が高まる可能性もあるでしょう。

ビットコインの価格がここから戻るのであれば問題は解消される可能性もありますが、現状においてはすぐに急騰といった状況にはなさそうで、エルサルバドルのビットコイン法定通貨化は岐路に立たされるのではないかとみています。そもそも、ビットコインは金融商品としては存続すると考えていますが、通貨としては広がっていかないのではないかと考えています。ここまでボラティリティの高い、投機的な通貨が世界的に利用されると考えるのは無理があるのではないでしょうか。

エルサルバドルのビットコイン法定通貨化はリスクを際立たせる結果となったのではないでしょうか。もちろん、導入したタイミングが悪かったということができるかもしれませんが、今後もこういった急落局面はあるでしょうし、逆に急騰する場面もあるでしょう。全く自国と関係のないところでファンドなどによって急騰急落するリスクを考えると、やはり通貨としては扱いづらいのではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である20210ドルを下抜けての動きで、20000ドルも突破しての動きです。ただ、下落の勢いが落ちているので、中心線が節目として意識されている可能性もあるでしょう。ただ、このまま下落した場合はバンドの-2σである18440ドルが意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σで抑えられて下落し、バンドの中心線を下抜ける展開となっています。このままバンドの-2σまで下落するかどうかに注目です。バンド幅は若干拡大傾向ですが、まだ大きな動きにはなっておらず、レンジ圏での動きが意識されやすい形です。しばらくはバンドの+2σと-2σで挟まれたレンジを動くのではないかとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落となり、下値圏を目指す形となっています。下落の勢いも強いので、このまま下値圏まで下落する可能性はありそうです。そうなれば売り優勢の流れが維持され、バンドの-2σまで下落といった展開となりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから調整の動きが入ったものの、上値の重さが意識され、横ばいでの推移となりました。その後はバンドの中心線まで戻せずに上値を抑えられており、再度バンドの-2σまで下落する可能性もあるでしょう。バンドの±2が下落しており、トレンドそのものが下向きです。戻り売り優勢の流れが意識される状況といえそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが下値圏での推移を継続していましたが、ここにきて%Kが持ち直して下値圏から外れる動きとなっています。このまま上昇基調を維持することができるのかに注目です。上昇基調を維持し、%Dも下値圏から外れるといった動きとなった場合はバンドの中心線まで押し戻す可能性が高まりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
21990ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20320ドル:昨日の高値
20210ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
20000ドル:心理的な節目

19840ドル:現在値

19530ドル:昨日の安値
18440ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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