米NASDAQが暗号資産に本格進出(22/09/21)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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米NASDAQが暗号資産に本格進出(22/09/21)

米NASDAQが暗号資産に本格進出

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:18971.4ドル(-2.82%)
イーサリアム:1343.01ドル(-1.02%)
リップル:0.40550ドル(+6.38%)
ビットコインキャッシュ:113.1ドル(+1.07%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。再度19000ドルを割り込む動きであり、警戒感が強まる状況となっています。FOMCを控えて大幅利上げに対する警戒感などから米株が大きく売られており、さらに米国債利回りが上昇してドルの下値を支える展開となっています。ユーロ/ドルが再度パリティ割れの水準での推移となっており、市場には懸念が強まっています。

FOMCは日本時間22日の3時まで開催され、すぐに金融政策が発表となります。先物の予想は100bpの利上げを19.3%織り込む水準であり、市場予想としても多くが75bpの利上げを支持している状況です。こういった状況ですので、75bpの利上げが発表ということになれば、過度の警戒感が和らぐ展開となり、リスク回避的な動きが巻き戻されるのではないかと考えています。つまり、暗号資産市場にとっても買い戻しの動きが見られるのではないかと予想しています。もちろん、100bpの利上げなどということになればリスク回避的な動きが急激に強まることになりそうですが、その可能性はかなり低いとみています。

さて、取り扱い規模2位の米証券取引所、NASDAQが暗号資産の領域に初めて本格進出するといったニュースが流れています。NASDAQはデジタル資産専門のグループを新設し、手始めにビットコインとイーサリアムのカストディーサービスを機関投資家向けに提供する計画を立てているようです。現状は『暗号資産冬の時代』とも言われ、相場が低迷していることで雇用が失われて価値が下落している状況にありますが、機関投資家からの関心は根強い状況となっており、NASDAQもそれに対応すべく動くようです。

NASDAQのコーエン執行副社長兼北米市場責任者は今のところ暗号資産取引所を開設する計画はなく、規制環境や競争の状況に基づいて今後可能性を模索していく、としています。つまり、今後の展開次第で取引所を開設する可能性があり、そうなれば、さらなる投資家の参入も期待できるのではないかと思われます。

こういった流れは暗号資産市場にとっては歓迎されるものではないかと思われます。もちろん、規制環境次第といったところであるだけに、今後の展開に注目する必要がありますが、仮にNASDAQが取引所を開設しなかったとしても、投資環境は今後どんどん改善していくものと思われますし、市場としてさらに広く認知されていくことになるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である20110ドル前後の水準を意識しての動きから下落基調となり、-2σを意識しての動きとなっています。バンドの中心線と-2σで挟まれたレンジが意識されており、この二つの価格と20000ドルが節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きから-2σまで下落したものの、そこで支えられて持ち直して下ヒゲを作る形となっています。しかし、再度下落基調が意識されて-2σを目指す形となるなど上値の重さが意識されています。バンドの±2はほぼ横ばいであり、バンド幅は比較的狭い状況です。市場にはエネルギーが蓄積されており、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きとなる可能性もありそうです。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。%Kは一時的に持ち直す動きとなる場面もありましたが、目先は下落して下値圏に入っています。%Dも下落基調で下値圏に入りそうで、売りの流れが意識される状況となっています。このまま下値圏での推移となれば売り圧力が意識されてバンドの-2σを意識した動きとなりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直したものの、中心線で抑えられて下落する展開となっています。バンドの-2σを目指しての動きで、上値の重さが意識されています。バンドの±2が下落基調となっており、トレンドそのものが下向きです。バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいところですが、売り優勢の局面でバンドの-2σまで下落といった動きとなる可能性が高そうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが下落基調となっています。下落の勢いは強くなく、じり安基調となっています。目先は%Kが持ち直していますが、流れとしては売られやすい地合いが継続する状況です。%Dが持ち直すかどうかがポイントになりそうですが、%Kが再度下落に転じて下値圏を目指す可能性のほうが高いのではないでしょうか。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
22000ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20110ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
20000ドル:心理的な節目
19630ドル:昨日の高値

18970ドル:現在値

18740ドル:昨日の安値
18230ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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