ビットコイン円、下落後に反発するなど不安定な値動き。下落リスクを引き続き警戒(9/29朝)

28日(水)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。

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ビットコイン円、下落後に反発するなど不安定な値動き。下落リスクを引き続き警戒(9/29朝)

ビットコイン円、下落後に反発するなど不安定な値動き。下落リスクを引き続き警戒

〇ビットコイン円、アジア時間の安値267.7万円から282.1万円まで持ち直す
〇英中銀の長期国債買い入れ再開と世界的長期金利低下とリスク選好回復等が背景
〇テクニカルの上昇余地は限られ、ファンダメンタルズもマイニングの環境影響懸念が広がる等逆風強い
〇引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:260.0万円ー300.0万円

昨日の概況

28日(水)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。前日海外時間(9/27米国時間朝方)に一時294.1万円(対ドルの節目20000ドル突破)まで上値を伸ばしたビットコイン円相場は、一目均衡表雲下限に続伸を阻まれる形で反落に転じると、①米FRBによるタカ派傾斜観測とそれに伴う米長期金利の急上昇(米10年債利回りは2010年4月以来となる4.01%へ急上昇)や、②上記①を背景とした世界的なリスクオフ(市場心理悪化→リスクアセット下落→資産現金化需要のドル買い圧力→ドル指数が2002年5月以来の高値圏へ急上昇→ビットコイン下落)、③ブルトラップ発生後の失望感(対ドルの節目20000ドルを維持できなかったことに伴う失望感→楽観ムード後退→短期筋の大規模ロスカット誘発→悲観ムード再開)、

④テクニカル的な地合いの弱さ(強い売りシグナルを示唆する三役逆転の一時的な点灯)が重石となり、日本時間11時過ぎに安値267.7万円まで下落しました。しかし、売り一巡後に下げ渋ると、⑥強力な支持帯として意識される260.0ー270.0万円ゾーンを背にした押し目買いや、⑦英中銀による市場安定化を目的とした長期国債の買入れ再開発表、⑧上記⑦を背景とした世界的な長期金利急低下(米10年債利回りも4.01%から3.70%へ急低下)、⑨米主要株価指数の堅調推移(リスク回避ムード後退)、⑩米ドル指数の急低下(米ドルと逆相関性の強いビットコインに上昇圧力)が支援材料となり、本稿執筆時点(日本時間9/29午前4時45分現在)では、282.1万円前後まで持ち直す動きとなっております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は9/27に記録した約2週間ぶり高値294.1万円をトップに反落に転じると、昨日は一時267.7万円まで下落しましたが、引けにかけて282万円台まで反発するなど、不安定な値動きが続いております。但し、上方に複数のレジスタンポイントが控えていることや、強い売りシグナルを示唆する弱気のパーフェクトオーダーが成立していること等を踏まえると、テクニカル的に見て、地合いは弱いと判断できます(9/27にブルトラップ=騙し上げが発生したことも投資家心理の回復を妨げる要因に)。ファンダメンタルズ的に見ても、➀米FRBによる積極的な金融引き締めスタンスや、②上記①を背景とした世界的なリスクオフ再開への警戒感、③グローバルに高まる規制強化機運(パウエルFRB議長は9/27に「暗号資産に対するより適切な規制が必要」との見解を発表)、

④電力消費を要するPOW通貨への逆風継続(英ケンブリッジ大学が発表した「ケンブリッジ・ビットコイン電力消費指数」によると、ビットコイン採掘に係るエネルギー源構成は化石燃料を中心に排出量に強い悪影響があると警告→電力問題を理由にビットコインからイーサリアムなどPOS通貨へ投資家マネーがシフトする恐れ→BTCドミナンスの低下圧力)など、ビットコイン円相場の下落を連想させる材料が揃っています。今週末に控える四半期末オプションカットに向けてのマグネット効果(巨大ストライクが位置する18000ドル≒260.0万円に向けてスポットが吸い寄せされる現象)も意識される中、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(英中銀による金融緩和再開を受けた伝統的金融市場の市場心理回復ムードは短命に留まると予想。米長期金利が上昇に転じれば、ビットコインを中心としたリスクアセットには再び下押し圧力が加わると想定)。

本日の予想レンジ:260.0万円ー300.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、下落後に反発するなど不安定な値動き。下落リスクを引き続き警戒

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