悲観の中に生まれる?(22/09/29)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが持ち直しての動きとなっています。

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悲観の中に生まれる?(22/09/29)

悲観の中に生まれる?

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:19561.6ドル(+2.62%)
イーサリアム:1352.18ドル(+2.07%)
リップル:0.44052ドル(-1.10%)
ビットコインキャッシュ:115.3ドル(+0.70%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが持ち直しての動きとなっています。一時下げ幅を拡大する場面もありましたが、米株が大幅上昇となる中で買い戻しの動きが意識されています。ただ、20000ドルには届いていません。また、その他のコインはまちまちでの推移となっています。リップルがマイナス圏での推移となっていますが、全体的にはリスク回避的な動きの巻き戻しが意識される中で底堅い動きが意識されている状況です。

昨日はここ最近の動きが巻き戻される展開となっています。英中銀が市場安定化のために英長期国債の一時的な買い入れを発表したことで英国債に対する買い戻しの動きが急激に強まり、つられて米国債利回りが大幅に低下する流れとなりました。米10年債利回りは20bpを超える下落となっています。そして、そうした動きを眺めて米株も大幅持ち直しとなり、ダウは7営業日ぶりに上昇しての引けとなっています。こうした動きが暗号資産市場を支える要因となりましたが、こうした動きもそこまで持続力があるとは思えませんので、安易に買い進むのはリスクがありそうです。

さて、昨日は持ち直した暗号資産市場ですがFear & Greed Indexを見ると、依然としてExtreme Fear、つまり非常に悲観的といった状況となっています。Fear & Greed Indexに関して言えば、今年の4月5日に中立水準を上回る53を付けて以降、一度も50を超えたことはありません。6月18日に今年の悲観のピークである6をつけてからは持ち直し基調にありますが、8月14日の47が戻りの高値であり、目先は概ね20-30で挟まれた水準を推移しています。

『強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観と共に成熟し、幸福のうちに消えて行く』という相場格言がありますが、この格言に従うのであれば、現状は強気相場が生まれる段階ということができるかもしれません。ビットコインにおいては20000ドル割れの水準が買い場として意識されているようにも見えるところではあります。

ただ、まだ悲観的な動きが継続する可能性は十分にありそうです。インフレがある程度低下してくれば、市場も先行きに対する懐疑的な局面へと移行していくのではないかと思われますが、現状では依然としてインフレ圧力は維持されており、先行きに対する悲観的な見方に支配されているところではないかと思われます。逆に言えば、こういった局面こそが仕込み時ではあるのですが、慎重な対応が求められるところでもあります。投資においては無理のない範囲というのは基本ですが、買い場に見えるような時こそしっかりと考えるべきではないかと思います。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である19890ドル前後の水準を目指す動きです。+2σと20000ドルが上値の節目として意識される形となっています。仮にここで抑えられて下落した場合は-2σである17760ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を目指しての動きで、底堅い動きが展開されています。中心線と-2σで挟まれたレンジを動いており、この流れが継続するのかどうかに注目です。中心線をブレイクして上昇基調を強めた場合はバンドの+2σが意識されるでしょう。バンドの±2が横ばいとなっているため、基本的にはレンジ圏での動きが意識される状況です。中心線をブレイクできなければ-2σまで下落といった動きが意識されそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となっています。上昇の勢いが強まっており、買い優勢の流れです。このまま上昇基調を維持して高値圏に入るといった動きとなれば、バンドの中心線まで上昇し、そのままブレイクして上値拡大といった動きとなる可能性も出てくるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから下落してバンドの中心線を割り込む動きとなり、バンドの-2σを目指す流れとなりましたが、-2σには届かずに再度バンドの中心線をブレイクして上昇する展開となっています。ただ、目先は上昇の勢いが落ちており、+2σまで届かない可能性も出てきています。様子見ムードからバンドの中心線を挟んでの動きも視野に入れての対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇で下値圏から外れる動きです。このまま上昇基調を維持して高値圏に入るかどうかに注目です。ただ、%Kの上昇の勢いが落ちているため、まずは%Kの方向感に注意しながらの対応となりそうです。上昇基調が維持された場合はバンドの+2σを意識しての動きとなりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
22030ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20000ドル:心理的な節目
19890ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
19650ドル:昨日の高値

19560ドル:現在値

18510ドル:昨日の安値
17760ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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