10月と相場格言 (22/10/03)

先週末の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。

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10月と相場格言 (22/10/03)

10月と相場格言

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:19229.3ドル(-0.12%)
イーサリアム:1303.38ドル(-0.49%)
リップル:0.45959ドル(-3.30%)
ビットコインキャッシュ:116.3ドル(-0.43%)

【概況】

先週末の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。その他のコインも小幅に下落しており、全体的に上値の重い展開となっています。米国株式市場において、ダウが500ドルの下げ幅となって2年ぶりに29000ドルを割り込んでの引けとなっています。依然として米国の金融引き締めとそれに伴うリセッション懸念が高まっていることでリスク回避的な動きが維持されている状況です。こうした動きを眺めて暗号資産市場にも売り優勢の展開となっています。

さて、今年も残すところ3か月となったわけですが、相場格言で『Sell in May,and go away; don't come back until St Leger day.』というものがあります。これは英国の相場格言になるのですが、株は5月に売って9月の第2土曜日に戻ってきなさい、というものになります。今年の9月に関しては全く当てはまらなかったわけですが、過去30年の例を見ると、ダウは10-12月にかけて比較的上昇しやすいことがわかっています。

こうした傾向から考えると、株式市場にもそろそろ資金が流入してくるのではないかといった期待感が高まる可能性はありそうです。そして米株が持ち直す動きを見せるのであれば、暗号資産市場も買い戻しの動きが意識されるといった思惑が強まるのではないでしょうか。

とはいえ、今年に関して言えば非常に状況が悪いことも事実です。個人的にはウクライナ戦争においてロシアが核攻撃を行うといった可能性が高まっているのではないかといった懸念から、一層リスク回避的な動きが強まる展開を懸念しています。ウクライナ4州併合宣言は警戒すべき動きということができるでしょう。

また、ここ最近は原油価格が落ち着いてきていましたが、OPEC+が大幅減産を検討、といった報道を受けて先行きに対する不透明感が高まる状況となっています。原油価格の上昇はインフレ圧力を強めるため、金融引き締めが長期化することも考えられます。こうした状況が株価をさらに押し下げる流れとなることは頭に入れておくべきでしょう。

もちろん、ダウはここまでに高値から1万ドル弱の下落となっており、押し目買いが強まる可能性も十分にあるでしょう。ただ、市場を取り巻く環境が非常に悪く、投資家も慎重な対応を迫られるでしょう。そうなると暗号資産市場へと振り向ける資金が減少する可能性もあるでしょう。市場が閑散とする中で急騰急落といった動きが起こりやすくなる状況に注意が必要でしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である19400ドル前後の水準を意識しての動きです。一時的に上抜ける場面もありますが、基本的には中心線で抑えられる動きであり、-2σである18510ドル前後の水準とで挟まれたレンジが意識される状況となっています。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きで、やや上値の重い展開です。バンドの+2σが急落、-2σが急騰となる中でバンド幅が急激に縮小しています。市場にはエネルギーが蓄積されてきており、動き出したら大きくなる可能性もあるでしょう。ただ、目先はバンドの中心線が意識されており、方向感を見極めながらの対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となっていましたが目先は上昇一服から下落に転じる格好となっています。下落の勢いはまだ強まっていないものの、上値の重さが意識される状況となっています。このまま下落基調を維持した場合はバンドの-2σまで下落する展開となりそうです。

今日は週初ですので、週足分析をやっていきます。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線と-2σで挟まれたレンジを動いており、目先は-1σ前後での小動きとなっています。狭いレンジでの動きであり、方向感の見えにくい流れです。バンド幅も縮小傾向となっており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。ただ、目先は様子見ムードが強まっており、大きな動きにはなりにくいところとなっています。バンドの+2σもしくは-2σでの動きとなるまでは様子見ムードが維持されそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが下落して下値圏での動きです。上値の重さは意識されていますが、下落の勢いは弱まっており、このまま下値圏での動きを維持するのか、持ち直し基調となるのかで流れが変わってきそうです。目先はやや上値は重いものの、大きな動きにはなりにくいといった展開ではないかとみています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
20290ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20000ドル:心理的な節目
19400ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
19390ドル:昨日の高値

192300ドル:現在値

19060ドル:昨日の安値
18510ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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