ビットコイン円、下落後に持ち直す展開。米金利低下に伴うドル売りが支援材料に(10/4朝)

週明け3日(月)のビットコイン円相場は、下落後に持ち直す展開。

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ビットコイン円、下落後に持ち直す展開。米金利低下に伴うドル売りが支援材料に(10/4朝)

ビットコイン円、下落後に持ち直す展開。米金利低下に伴うドル売りが支援材料に

〇ビットコイン円、英大型減税案の一部撤回、米長期金利低下に米国時間に284.6万円まで上昇
〇ビットコイン円相場は振れを伴いながらも方向感に欠ける値動き続く
〇テクニカルの上値重い反面、ファンダメンタルズは反発を期待させる材料が増えつつある
〇伝統的金融市場の動きを睨みながらの神経質な値動きか
〇本日の予想レンジ:270.0万円ー300.0万円

昨日の概況

週明け3日(月)のビットコイン円相場は、下落後に持ち直す展開。①金融大手クレディ・スイスを巡る破綻危機への警戒感(クレジット・デフォルト・スワップのスプレッドが急拡大)や、②トラス政権が打ち出した大型減税に端を発した英国で広がる金融不安(英中銀による市場安定化を目的とした緊急措置を受けてひとまず落ち着きを取り戻したものの時限措置であるため警戒感が残存)、③上記①②を背景とした伝統的金融市場のリスクオフ(市場心理悪化→リスクアセット下落)が重石となり、アジア時間朝方にかけて、安値274.2万円まで下落しました。しかし、売り一巡後に下げ渋ると、④英政府による大型減税案の一部撤回(上記②で示した英国発の金融不安が幾分後退)や、⑤岸田首相による「メタバース、NFTを活用したWeb3.0サービスの利用拡大に向けた取り組みを進める」との所信表明演説、⑥米9月ISM製造業景況指数の冴えない結果、⑦上記⑥を背景とした米長期金利の急低下(市場心理回復)、⑧10月上昇アノマリーへの期待感が支援材料となり、米国時間午後にかけて、高値284.6万円まで上昇しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間10/4午前6時30分現在)では、282.5万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は振れを伴いながらも方向感に欠ける値動き(9/27高値294.2万円→9/28安値267.5万円→9/30高値291.5万円→10/3安値274.2万円→現在282.5万円)が続いていますが、アップサイドに強力なレジスタンスとして意識されている一目均衡表雲下限が控えているため、テクニカル的に見て、上値は次第に重くなると判断できます。但し、ファンダメンタルズ的に見ると、①米長期金利の急低下(米10年債利回りは9/22に記録した4.01%をトップに昨日は一時3.57%まで急低下)や、②上記①を背景としたドル独歩高の流れの急速な後退(米ドルと逆相関性の強いビットコインのサポート材料)、③株式市場の持ち直し(米金利低下でリスクアセットが全般的に持ち直す展開→VIX低下→市場心理改善)、

④デジタル・ゴールドとしてのビットコインの再評価(政府・中銀による相次ぐ信認低下が、無国籍通貨ビットコインへの資金流入を促す展開)、⑤10月の上昇アノマリーなど、ビットコイン円相場の反発を期待させる材料が増えつつあります。このように、現在はテクニカル的には下落リスクが示唆される一方、ファンダメンタルズ的には上昇期待が高まっているため、伝統的金融市場の動きを睨みながらの神経質な値動きが警戒されます(米長期金利が上昇に転じる場合や、クレディ・スイスを巡る破綻危機が高まる場合などには、ビットコインを含むリスクアセットに下押し圧力が加わる恐れあり。一方、米長期金利がこのまま低下基調を続け、株式市場が堅調さを取り戻す場合には、デジタル・ゴールドへの連想や10月上昇アノマリーも相俟って、対ドルの節目20000ドルや対円の節目300万円の回復が視野に)。

本日の予想レンジ:270.0万円ー300.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、下落後に持ち直す展開。米金利低下に伴うドル売りが支援材料に

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