一進一退 (22/10/06)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。

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一進一退 (22/10/06)

一進一退

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:20001.5ドル(-1.65%)
イーサリアム:1345.52ドル(-1.20%)
リップル:0.49363ドル(+2.86%)
ビットコインキャッシュ:122.0ドル(+2.35%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。ダウが朝方に400ドル超の下落となって30000ドルを割り込んだことを嫌気してビットコイン売り圧力が強まる場面もありましたが、米株が下げ幅を縮小し、40ドル安水準での引けとなった事で持ち直す動きとなっています。ビットコインは20000ドルを挟んでの動きとなっており、下値の堅さが意識される状況となっています。また、その他のコインはまちまちでの推移であり、市場全体としてはやや方向感に欠ける展開ということができるでしょう。

市場の雰囲気としては金融引き締めの緩和に対する期待感が醸成されていますが、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁は『利上げペースの減速には高いハードル』などと述べ、ボスティック・アトランタ連銀総裁は『政策金利は年内に4-4.5%の水準まで引き上げ、引き締めを維持する』などと述べています。市場の期待感に冷や水を浴びせる発言となっています。

また、OPEC+が原油の減産を決定し、原油価格が堅調推移となっています。このまま90ドルを回復する動きとなるのかに注目ですが、それ以上に冬場に向けて価格が上昇しているヒーティングオイルの動向に懸念が集まるところとなっています。

ダウが30000ドル、ビットコインが20000ドルをそれぞれ意識しながらの展開となっており、一進一退の流れとなっています。いずれも下値の堅さが意識されているようにも見えますが、先行きの警戒感は根強く、一段安となってもおかしくはないところです。今回のOPEC+の決断は原油価格を高水準で維持させることが目的かと思われます。原油価格の上昇は経済の落ち込みをもたらす可能性があるため、難しい判断ではありますが、欧州などが脱炭素社会へと動いている中、原油を早期に高値で売りさばきたいとの思惑があるのかもしれません。また、米国の中東諸国への影響力の低下を指摘する声もあり、今後も予断を許さない状況が継続しそうです。

影響力の低下に関しては、ウクライナ戦争により中央アジアでロシアの影響力が低下しており、アゼルバイジャンとアルメニアの衝突が再発しているといったニュースが流れています。地政学的リスクの高まりが今後、世界情勢にどういった影響を与えるのか、慎重に見極める必要がありそうです。

とりあえず、ダウの30000ドルとビットコインの20000ドルが下値で意識されている状況には見えますが、ここを下値として持ち直し基調を強めるか、となると先行き不透明といわざるを得ません。年末に向けて傾向としては買われやすい状況となってきているようにも見えますが、金融引き締めの長期化や原油価格の上昇が売り圧力を強める可能性は十分にあるでしょう。依然として楽観は出来ない局面であり、経済指標や要人発言に一喜一憂しながら一進一退の展開となるのではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである20280ドル前後の水準で抑えられて下落しており、目先は20000ドルを意識しての動きです。ここを割り込んだ場合は中心線である19390ドル前後の水準が意識されそうです。目先はレンジ圏での動きが意識されており、上記の3つの価格が節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σまで上昇したものの、そこで抑えられる格好となっています。バンドの±2が横ばいとなっており、レンジ圏での動きが意識されやすい状況です。目先はバンドの中心線まで下落する流れとなるのではないでしょうか。

またストキャスティクスを見ると、%Kは高値圏での動きですが、天井打ちから下落し、そろそろ高値圏から外れる動きとなりそうです。一方、%Dは上昇基調を強めてそろそろ高値圏に入りそうです。流れとしてはまだしっかりとした動きが意識されそうですが、%Dが下落に転じた場合は売り圧力が強まることになりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをブレイクしてバンドウォークが展開されていましたが、上昇一服から調整の動きが意識されています。このままバンドの中心線まで下落するかどうかに注目です。バンドの±2は上昇基調となっており、トレンドそのものは上向きです。一時的に調整の動きが入っても、押し目買いに支えられやすい形です。バンドの中心線まで押し込まれても、そこでは支えられて再度バンドの+2σを目指すのではないかとみています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがデッドクロスからの下落となっています。まだ下落の余地があるため、売り優勢の流れということができそうです。このまま下落基調を維持した場合はバンドの中心線まで下落する展開となりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
20350ドル:昨日の高値
20280ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準

20000ドル:現在値

20000ドル:心理的な節目
19390ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
19000ドル:昨日の安値
18490ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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