ビットコイン円、1週間ぶり安値圏へ下落。米FRBのタカ派傾斜観測が重石に(10/11朝)

週明け10日(月)のビットコイン円相場は冴えない動き。

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ビットコイン円、1週間ぶり安値圏へ下落。米FRBのタカ派傾斜観測が重石に(10/11朝)

1週間ぶり安値圏へ下落。米FRBのタカ派傾斜観測が重石に

〇ビットコイン円、米国時間午後にかけて、安値278.5万円まで反落
〇米長期金利上昇とドル高、ウクライナ情勢悪化によるリスク選好後退等が背景
〇テクニカルには主要サポートポイントを下抜け、短期筋の見切り売りを誘発
〇ファンダメンタルズはビットコイン円相場の上昇を連想させる材料残す
〇ここからの下落余地は限られると予想
〇本日の予想レンジ:275.0万円ー295.0万円

昨日の概況

週明け10日(月)のビットコイン円相場は冴えない動き。アジア時間朝方に高値284.1万円まで上値を伸ばすも、一巡後に伸び悩むと、①先週末金曜日に発表された米9月雇用統計が良好な結果を示したことや、②上記①を背景に一部で広がっていた米利上げ休止期待が剥落したこと(次回FOMCでの75bp利上げを織り込む動き)、③米金利上昇に伴うドル買い圧力(米ドルと逆相関性の強いビットコインに下押し圧力)、④株式市場の軟調推移(市場心理悪化)、⑤ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスク(ロシアによるウクライナ侵攻の激化)、⑥上記④⑤を背景としたリスク回避ムード再燃、⑦ブレイナードFRB副議長によるタカ派的な発言、⑧テクニカル的な地合いの悪化(10月上昇アノマリーを期待してロングポジションを構築していた短期筋のストップSELL誘発)が重石となり、米国時間午後にかけて、安値278.5万円(10/3以来となる1週間ぶり安値圏)まで反落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間10/11午前5時20分現在)では、280.4万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は10/6に記録した約3週間ぶり高値295.5万円をトップに反落に転じると、昨日は一時278.5万円(約1週間ぶり安値圏)まで下落しました。10/7に発表された米9月雇用統計の良好な結果をトリガーに、米利上げペース鈍化期待が後退し、米金利上昇→米ドル買い→リスクアセット下落→ビットコイン下落の流れが強まったことが背景と考えられます。また、心理的節目300.0万円に到達できなかった失望感に加え、ローソク足が主要サポートポイント(一目均衡表転換線やボリンジャーミッドバンド)を下抜けしたことなども、短期筋の見切り売りを誘発する結果に繋がりました。但し、ファンダメンタルズ的に見ると、ビットコインの10月上昇アノマリー(ビットコインが10月に上昇し易いという季節要因)や、個人投資家の流入期待(FXに流れていた個人投資家マネーが暗号資産市場に戻ってくるとの期待感)、世界的な金融引き締めピークアウト期待など、ビットコイン円相場の上昇を連想させる材料が残っています。

特に明日から始めるG20財務相・中央銀行総裁会議でドル高是正に関するディスカッションが出てくる場合(イエレン米財務長官は10/6に「ドル高に伴う為替変動がもたらす潜在的な影響に留意している」と発言)や、10/13に発表される米9月消費者物価指数が市場予想を下回る場合(インフレピークアウト期待が再燃する場合)などには、米金利低下→米ドル売り→ビットコイン上昇の流れが再開するシナリオも想定されるため、余程強いビットコイン売り材料が出てこない限り、ここからの下落余地は限られると予想されます。尚、昨日は米国がコロンブスデーで米債市場が休場だったため、本日は祝日明けの米長期金利の動向に注意が必要でしょう(米長期金利がポジション調整主導で低下する動きとなれば、ビットコインが持ち直す可能性あり)。

本日の予想レンジ:275.0万円ー295.0万円

注:ポイント要約は編集部

1週間ぶり安値圏へ下落。米FRBのタカ派傾斜観測が重石に

ビットコイン円日足

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