ビットコイン円、約1週間ぶり安値圏へ続落。ドル高再開がBTCの重石(10/12朝)

11日(火)のビットコイン円相場は冴えない動き。

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ビットコイン円、約1週間ぶり安値圏へ続落。ドル高再開がBTCの重石(10/12朝)

ビットコイン円、約1週間ぶり安値圏へ続落。ドル高再開がBTCの重石

〇ビットコイン円、米国時間に280.6万円まで上昇後275.0万円まで下落
〇米長期金利の上昇、英国の緊急国債買い入れ措置終了によるドル買いが背景
〇10/12-13のG7財務相・中央銀行総裁会議にてドル高是正議論要警戒
〇引き続き、週後半以降のビットコイン持ち直しをメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:267.5万円ー287.5万円

昨日の概況

11日(火)のビットコイン円相場は冴えない動き。米国時間朝方に高値280.6万円まで上値を伸ばすも、一巡後に伸び悩むと、①米FRBによるタカ派傾斜観測(10/7に発表された米9月雇用統計が良好な結果を示したことに伴う安堵感→米利上げペース鈍化期待後退→米国債利回り上昇)や、②英中銀による緊急国債買い入れ措置が予定通り10/14に終了されることに対する警戒感(英国債利回り上昇)、③ドイツによるEU共同債発行を支持しているとの前日の報道(欧州債利回り上昇)、④上記①②③を背景とした世界的な長期金利上昇とそれに伴うリスク回避ムード(市場心理悪化→リスクアセット下落→ビットコイン下落)、⑤米ドル指数の堅調推移(資産現金化需要のドル買い圧力→米ドルと逆相関性の強いビットコインに下押し圧力)が重石となり、日本時間23時過ぎに、日通し安値275.0万円(10/3以来の安値圏)まで下落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間10/12午前5時25分現在)では、277.6万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は先週後半に記録した約3週間ぶり高値295.5万円(9/14以来の高値圏)をトップに反落に転じると、昨日は一時275.0万円(10/3以来の安値圏)まで下落しました。①世界的な長期金利上昇の流れと、②それに伴うリスク回避ムード、③資産現金化需要のドル買い圧力がビットコイン下落の主な背景と考えられます。加えて、④対ドルの節目19000ドルを維持できなかったことに対する失望感や、⑤ローソク足の主要サポートポイント下方ブレイク(テクニカル的な地合いの悪化)、⑥リスクリバーサルのBTCプットオーバー拡大(オプション市場で短期的なダウンサイドを織り込む動き)なども、投資家心理の悪化を通じて、ビットコイン下落に拍車をかけたと推察されます(10月上昇アノマリーを期待してロングポジションを構築していた短期筋がロスカットに追いやられる相場展開)。

但し、今週は重要イベントが盛沢山となるため、明日から始まるG7財務相・中央銀行総裁会議や、10/13の米9月消費者物価指数、10/14の英中銀による緊急国債買い入れ期限を見極めるまでは、安値圏での突っ込み売りは回避すべきと考えられます。特に10/12ー10/13の日程で開催されるG7財務相・中央銀行総裁会議にてドル高是正の声が挙がる場合(直近ではイエレン米財務長官より10/6に「ドル高に伴う為替変動がもたらす潜在的な影響に留意している」との発言が見られた他、IMFからも10/11に「一段のドル高となれば多くの新興国で債務問題が深刻に」との牽制発言あり)や、10/13に発表される米9月消費者物価指数が市場予想を下回る場合(米インフレピークアウト期待再燃)などには、米金利低下→リスクアセット上昇→米ドル売りの波及経路で、ビットコインに上昇圧力をもたらす可能性もあるため、当方では引き続き、週後半以降のビットコイン持ち直しをメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ:267.5万円ー287.5万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、約1週間ぶり安値圏へ続落。ドル高再開がBTCの重石

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