軟調地合い継続 (22/10/12)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが続落しての推移となっています。

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軟調地合い継続 (22/10/12)

軟調地合い継続

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:19020.8ドル(-1.14%)
イーサリアム:1282.14ドル(-1.93%)
リップル:0.49179ドル(-5.54%)
ビットコインキャッシュ:111.0ドル(-2.20%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが続落しての推移となっています。その他のコインも軟調地合いとなっており、先行きに対する警戒感が強まる状況となっています。英国の緊急国債購入が計画通り14日までで終了となるとベイリー英中銀総裁が表明したことを背景に、リスク回避的な動きが強まっています。ダウは一時400ドル超の上昇となっていましたが、結局36ドル高まで上げ幅を縮小しての引けとなっています。そうした動きが暗号資産市場にも悪影響を及ぼしました。

暗号資産は目先、米株などに比べれば下げ渋っているようにも見えますが、買い意欲が強まっているとも言えないところとなっています。20000ドルを挟んだレンジ圏での動きが意識されている状況であり、方向感は見えにくくなっています。インフレに対する警戒感が上値を抑える一方、長期的には押し目買いのポイントとして意識されている状況ではないかと思われ、それが拮抗して現在の動きを作り出していると言えるでしょう。

米株に関しても昨日は押し目買いに支えられてダウが400ドル超の上昇となる場面もあり、金融引き締めに対する警戒感は根強いものの、市場には概ね織り込まれてきているのではないかと思われるところです。積極的に買い進むにはリスクが高い局面ではありますが、打診買いして下げれば決済といったところになっているのではないでしょうか。

金融当局者は鼻息荒く金融引き締めを示唆しています。この流れはしばらく続きそうですが、問題は新興国経済となりそうです。アジア通貨危機の時と状況が似ているといった指摘をする人もいますが、仮に通貨危機が発生した場合、急激なリスク回避的な動きから暗号資産も売られる可能性はありそうです。

その一方で通貨の下落が暗号資産の通貨的な側面をクローズアップさせる可能性もあるでしょう。現状において既に通貨的な側面は失われつつあると考えていますが、法定通貨の価値が下落した際にビットコインなどは買われてきた過去があります。それが今回も意識される可能性は十分にあるでしょう。ただ、1997年のアジア通貨危機と波及して発生したロシア通貨危機、ブラジル通貨危機などの際にドルインデックスが大きく上昇していることを考えると、ビットコインなどにとっては逆風となる可能性もあるでしょう。

ただ、仮に通貨危機が発生した場合、暗号資産に注目が集まる可能性は高いように思われます。資産として見るのか、通貨として見るのかで価格の動きが大きく異なりそうで、それが予想を困難なものにしているわけですが、株式市場などと比べれば下げ渋ることも考えられるところではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である19410ドル前後の水準を下抜け、バンドの-2σである18640ドル前後の水準を目指す形となっています。目先はバンドの+2σである20170ドルを含めた3つの価格が節目として意識されており、レンジ圏での動きが意識されています。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を抜けて-2σを目指す形となっています。-2σまで下落する可能性は高そうですが、ここで支えられるかどうかに注目が集まりそうです。バンド幅は緩やかに縮小傾向であり、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きとなる可能性も高まってきているだけに、バンドの-2σでの動きには注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、デッドクロスからの下落となって下値を拡大する動きです。このまま下値圏に入るかどうかに注目です。下落の勢いが強いので、そのまま下値圏まで下落といった動きとなる可能性は十分にあるでしょう。そうなった場合、バンドの-2σまで下落といった流れとなりそうです。仮に下値圏での動きを維持した場合はバンドブレイクからバンドウォークといった動きが意識されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きから持ち直したものの、中心線に届かずに下落しています。再度バンドの-2σを意識しての動きであり、ここで支えられるかどうかに注目が集まります。現状はバンドの±2が下落基調となっており、トレンドそのものは下向きです。ただ、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいところであり、バンドの-2σでは支えられる可能性が高いのではないかとみています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがゴールデンクロスから持ち直す動きとなっていましたが、上昇の勢いが弱く、再度下落に転じる格好となっています。%Kは目先小幅に持ち直しており、これが上昇基調を維持することができるかどうかに注目が集まりそうです。%Dは下落基調であり、全体的には上値の重さが意識されそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
20170ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20000ドル:心理的な節目
19410ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
19260ドル:昨日の高値

19020ドル:現在値

18870ドル:昨日の安値
18640ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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