米国の金融政策に変化? (22/10/24)

先週末の暗号資産取引は、ビットコインが一時下げ幅を拡大しての動きとなり、19000ドルを割り込む動きとなりました。

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米国の金融政策に変化? (22/10/24)

米国の金融政策に変化?

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:19492.7ドル(+1.44%)
イーサリアム:1330.13ドル(+1.06%)
リップル:0.46438ドル(-0.07%)
ビットコインキャッシュ:109.5ドル(+0.27%)

【概況】

先週末の暗号資産取引は、ビットコインが一時下げ幅を拡大しての動きとなり、19000ドルを割り込む動きとなりました。しかし、その後は持ち直し、結局19000ドル台での推移が継続しました。土日は様子見ムードが強まり方向感の見えにくい展開となっています。米株が大幅上昇となったことで下値の堅さが意識される展開であり、その他のコインも大きな動きではないもののしっかりとした動きとなっています。

さて、先週末は日銀の介入により相場がドル/円を中心に大荒れとなったわけですが、その前にも気になる報道がありました。それはウォールストリートジャーナルが次回のFOMCで12月の利上げ減速について議論をする公算が大きいと報じています。政府日銀の介入がこの報道の後に行われたため、相乗効果で一気に円高となったわけです。

暗号資産市場にとって今回の政府日銀の介入はそこまで大きな影響は与えないと考えていますが、米国の金融政策の先行きに関してはそれなりの影響が出るものと予想しています。それはドル買い圧力が低下する可能性があるからです。現状のドル高を支える要因として、インフレ圧力の高まりを背景とした米国の金融引き締めに対する思惑があることは事実です。そして、ここまでの金融当局者の発言を見る限り、経済のある程度の失速は許容しているものと思われていました。

しかし、インフレに対する警戒感が根強い中での今回のウォールストリートジャーナルの報道は、経済への懸念を当局が抱いていることを示したものではないかと考えられます。であるならば、12月の利上げ減速に対する期待感が強まることになるでしょう。

そして、現状の市場が米国の金融政策の影響を大きく受けていることを考えると、利上げ減速に伴うリスク回避的な動きの巻き戻しの動きが強まる可能性は十分にあるでしょう。そうなれば、暗号資産市場にとっても買い戻しの動きが意識されやすくなるものと予想されるところです。

ただ、実際に利上げ減速の議論が行われるのかどうかは定かではなく、仮に議論が起こったとしてもインフレに対する警戒感から利上げのペースの減速に踏み切る可能性は高くはないのではないかと思われます。仮にそうなった場合、今回の上昇に対する巻き戻しの動きが意識されることとなりそうです。

現状においてはWSJのFEDウォッチャーであるニック・ティミラオス記者の記事で利上げペースの減速が指摘されたにすぎず、今後の当局者の発言などに注目が集まるところではあります。ただ、当局者の間でも温度感に違いがあり、難しい判断となりそうです。最終的な結論としては11月のFOMCということになりそうですが、それまでは相場が乱高下する可能性もありそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である19400ドル前後の水準を挟んでの動きが継続しています。目先は持ち直し基調となって中心線を上抜ける展開です。このまま上昇基調を維持できるかがポイントですが、20000ドルとバンドの+2σである20110ドル前後の水準が節目となりそうです。下落した際はバンドの中心線や-2σである18690ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、持ち直し基調からバンドの中心線を挟んでの動きが意識されています。このまま上昇基調を維持してバンドの+2σまで上昇するかどうかに注目です。ただ、バンドの±2が横ばいとなっており、レンジ圏での動きが意識される状況です。バンド幅は比較的狭いので動き出したら大きなものとなる可能性がある点は頭に入れておいたほうが良さそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは上昇基調となっています。一時的な上げ下げはあったものの目先はしっかりとした動きで高値圏を目指しての動きです。上昇の勢いも強まっており、買い優勢の流れが強まっています。このまま上昇して高値圏に入り、バンドの+2σまで上昇といった動きになる可能性も十分にあるでしょう。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線と-2σで挟まれたかなり狭いレンジを動いており、方向感の見えにくい展開となっています。バンド幅が縮小しており、市場にはエネルギーが蓄積されています。動き出したら大きなものとなる可能性が高まっており、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要です。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが下値圏での動きを継続しています。ただ、ゴールデンクロスが意識されており、このまま上昇基調を継続して下値圏から外れる動きとなった場合は買い意欲が強まることとなるでしょう。バンドの中心線が上値を抑えていますが、買い意欲が強まった場合、中心線を抜けることができるかどうかがポイントとなっていきそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
20110ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20000ドル:心理的な節目
19520ドル:昨日の高値

19490ドル:現在値

19400ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
19090ドル:昨日の安値
18690ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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