半減期と景気後退 (22/10/25)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。

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半減期と景気後退 (22/10/25)

半減期と景気後退

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:19380.4ドル(-0.57%)
イーサリアム:1350.99ドル(+1.57%)
リップル:0.45869ドル(-1.04%)
ビットコインキャッシュ:108.4ドル(-1.00%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。その他のコインはイーサリアムが小幅に上昇したものの、全体的にはやや上値の重い展開となっています。大きな動きにはなっておらず、小幅まちまちといった状況となっています。米株が上昇基調を維持していますが、来週のFOMCを控えて様子見ムードが強まりやすい状況となっており、神経質な動きが展開されそうです。

さて、テスラのイーロン・マスクCEOがツイッターで不況は2024年春まで継続すると推測しているとツイートしています。そして、この予想が正しいとするのであればビットコインの次の半減期付近まで継続することを意味しており、市場には警戒感が漂う状況となっています。

半減期に関して、これまでは価格が上昇する傾向にあり、投資家の期待感が高まるイベントであることは事実でしょう。ビットコインの供給の減少が価格を押し上げるとされていますが、実際にこの傾向が今後も続くのかは慎重に見極める必要があるのではないかと考えています。この考えは前回の半減期に際しても書いたことではありますが、前回に関しては申し訳ないことにこの予想は当たらなかったわけですが、依然として半減期が価格を押し上げるかどうかという点に関しては懐疑的な見方をしています。

というのも、半減期によりマイナーの収益は確実に悪化するわけで、そうなればハッシュレートにも悪影響を与える可能性があります。価格が上昇すれば問題ありませんが、仮に上げ渋る展開となった場合は警戒感が強まりそうです。また、半減期に伴う供給減に関しても、需要が増加しなければ価格の上昇に対する期待感は薄れるでしょう。前回の半減期の後に機関投資家などの参入が多く見られましたが、今回はすでに参入している機関投資家なども多くなっていることから、さらなる需要増が見られるかははっきりしないところです。

一方で半減期そのものに対する期待感があることは事実でしょう。価格上昇を見込んだ買いも入るものと思われます。そうした動きが強まれば、上値を拡大する可能性は高まるでしょう。また、イーロン・マスクCEOの予想が当たれば、次回の半減期の頃は経済が回復傾向となり、リスク志向の動きも意識されやすくなるでしょう。そうなれば半減期とは関係なく価格が上昇しやすくなります。しかし、半減期と価格上昇が全く関係が無かったとしても半減期を受けての価格上昇といった見方が意識され、下支え要因としてみなされることとなるでしょう。

半減期前後の取引に関してですが、半減期までは上昇を見込んだ買いが入るのではないかとみています。半減期後は『噂で買って真実で売る』といった状況となるのではないかとみています。ただ、これに関しては周囲の状況次第のところもあり、あまり半減期を意識せずに取引をしたほうが良いのではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である19360ドル前後の水準を挟んでの動きが継続しています。方向感が見えにくく、バンドの+2σである19930ドル前後の水準と-2σである18780ドル前後の水準で挟まれたレンジを動く展開が継続しそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、持ち直し基調からバンドの中心線を挟んでの動きが意識されています。目先は持ち直し基調から小幅に下落しており、ここからの方向感に注意が必要でしょう。基本的にはバンドの中心線を挟んでの動きであり、様子見ムードが強まる流れです。バンド幅が再度縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されています。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%Kは上昇基調が腰折れ、%Dは上昇基調を継続といった動きになっています。%Kの動き次第ではありますが、現状ではまだ底堅い動きが意識されるのではないでしょうか。%Kが下落基調を維持し、%Dも腰折れとなった場合は売り圧力が強まりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをブレイクしてバンドウォークとなっていましたが、調整の動きが入りバンドの中心線まで下落しました。しかし、そこでは支えられて再度バンドの+2σを目指す形となっています。このまま上昇基調を維持することができるかに注目です。バンドの±2がじり高となっており、トレンドそのものは上向きです。バンドの+2σまで上昇する可能性も十分にあるでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがデッドクロスからの下落となっています。%Kは上げ下げを繰り返しており、目先は持ち直し基調です。このまま上昇基調を維持するか、それとも再度下落に転じるかに注目が集まるところです。%Dの下落基調は維持されており、目先は上値の重さが意識されやすい状況といえそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
20000ドル:心理的な節目
19930ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
19590ドル:昨日の高値

19380ドル:現在値

19360ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
19180ドル:昨日の安値
18780ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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