ビットコインと金との相関性 (22/10/27)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが続伸しての推移となっています。

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ビットコインと金との相関性 (22/10/27)

ビットコインと金との相関性

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:20746.5ドル(+2.81%)
イーサリアム:1553.11ドル(+5.47%)
リップル:0.46692ドル(+1.20%)
ビットコインキャッシュ:114.7ドル(+2.14%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが続伸しての推移となっています。ドル売りの流れが強まったことや、ダウが小幅ながら続伸したことなどを背景に買い意欲が強まる展開となっています。その他のコインも堅調地合いとなっており、イーサリアムがやや上げ幅を拡大している状況となっています。リスク志向の動きがくすぶる中で市場全体に買い意欲が強まる展開となっています。

さて、バンク・オブ・アメリカのストラテジストがビットコインと金の相関関係の上昇に着目し、投資家が安全な逃避先としてビットコインに注目していると指摘しています。確かにここ最近に関して言えばビットコインと金の相関性は急速に高まってきていることが伺える状況となっています。

しかし、その相関性はS&P500指数などと比べると依然として低い状況にあり、一概に投資家が安全資産としてビットコインを選好しているということができるかどうかは定かではありません。そもそも金やビットコインはドルと逆相関の傾向があるため、特段大きな材料がない時は相関が高まることは十分に考えられるところであり、最近の相関性の高まりは偶然である可能性もあるでしょう。

確かにビットコインは金と似たような性質を持っており、デジタルゴールドと呼ばれていたこともあります。特に供給に限りがある点は注目されているところとなっています。ただ、現状においてビットコインは資産としての側面が強くなっており、株式市場などと強い相関を持つ傾向にあります。そして、金も分散投資の考えからファンドなどのポートフォリオに組み込まれることが増えており、株式市場などの動向から無関係ではいられなくなってきています。

こうした市場環境下でビットコインと金の相関性が急速に高まっている事でビットコインが資産の逃避先として意識されていると結論付けるのはやや早計ではないでしょうか。ビットコインが資産の逃避先であるのであれば、株式市場との相関性が急速に失われてもおかしくないところですが、現状ではそういった動きにはなっていません。そう考えると、ビットコインと金の相関性に現状ではそこまで大きな意味はない可能性はありそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである20170ドル前後の水準をブレイクして上値を拡大しています。このままバンドウォークとなった場合、目標となるのは9月の23000ドル弱の水準となりそうです。逆に調整が入った場合はバンドの+2σや20000ドル、中心線である19390ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをブレイクしてバンドウォークとなって上値を拡大しています。バンドの+2σが上昇、-2σが下落する展開であり、バンド幅の拡大を伴いながらのバンドウォークです。目先はやや乖離が大きくなったため調整の動きが入る可能性はありそうですが、バンドウォークを継続する可能性は十分にあるため、安易な戻り売りはリスクがありそうです。バンドの-2σの方向感を意識しての対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇基調を継続しています。%K、%Dが高値圏に入る動きであり、買い優勢の展開です。%Kは上値余地が少なくなってきていますが、まだ上昇基調を維持しています。高値圏での動きを維持できればさらに上値を拡大といった展開となりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを部レクしてのバンドウォークとなっていましたが、ここにきて小幅に調整の動きが意識されています。バンドの-2σが下落基調から持ち直しており、バンドの±2が上昇する形となっています。トレンドそのものは上向きですが、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくい流れです。一時的には調整の動きが意識されやすく、バンドの中心線を目指しての動きとなる可能性もあるでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが高値圏での推移を継続しています。デッドクロスとなっていますが、下落の勢いは弱く、底堅い動きが意識されやすい状況です。ここから下落の勢いが強まり高値圏から転落といった動きとなれば調整売り圧力が強まることになりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
20980ドル:昨日の高値

20750ドル:現在値

20170ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20060ドル:昨日の安値
20000ドル:心理的な節目
19390ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
18600ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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