FOMCと雇用統計 (22/11/04)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に上昇しての推移となっています。

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FOMCと雇用統計 (22/11/04)

FOMCと雇用統計

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:20238.2ドル(+0.28%)
イーサリアム:1540.45ドル(+1.79%)
リップル:0.45831ドル(+1.57%)
ビットコインキャッシュ:116.0ドル(+2.29%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に上昇しての推移となっています。その他のコインもしっかりとした動きを見せており、FOMCとパウエルFRB議長の会見を経て売り圧力が強まる展開から調整の動きが意識される流れとなっています。ただ、米株の軟調やドルインデックスの大幅上昇などが嫌気されて上値は重く伸び悩む展開となっています。

さて、FOMCにおいては市場予想通りの75bpの利上げが全会一致で決定しました。これに関しては特段驚きはありませんでしたが、その後のパウエルFRB議長『利上げ停止を考えるのは時期尚早』との発言が市場に伝わると、利上げの減速に対する期待感が後退し、リスク回避的な動きが強まりました。そして、暗号資産市場においても売り圧力が強まる展開となりました。

実際にパウエルFRB議長の発言がそこまでタカ派的だったかというと、そこまででもないように感じましたが、前段階での期待感が高かったためにその修正が入ってのではないかと思われる動きです。現状においてやや高まったとはいえ、次回のFOMCでの75bpの利上げは先物市場で34%程度の織り込みとなっており、50bpへと利上げ幅が縮小する可能性は十分にあるということができるでしょう。

その一方で今日、米国では雇用統計が発表となります。今回の雇用統計に関しては個人的には比較的楽観視しているところはあります。つまり、早期の利上げ打ち止めに対する期待感が後退している状況下で仮に雇用統計が市場予想と比較して悪かった場合は利上げの減速に対する期待感が高まる可能性があるでしょう。一方、雇用統計が良い数字であっても利上げ打ち止めに対する期待感が後退しているため、リスク回避的な動きはそこまで強まらないのではないかとみています。

もちろん、市場予想から大きくかけ離れるなどといったことになれば話は変わってきますが、そういった展開にもなりにくいのではないかとみています。つまり、今日の雇用統計ではリスク志向の動きが強まりやすく、暗号資産市場にも追い風となるのではないかと予想しています。米株も直近でやや上値を抑えられており、その修正の動きが入るのではないかとみており、これも暗号資産相場にとって好感されるのではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである21120ドル前後の水準から調整の動きが入り、中心線である19860ドル前後の水準を目指す形となっています。20000ドルとあわせてこのあたりの水準が下値の節目となりそうで、目先はバンドの+2σと中心線で挟まれたレンジが意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入り、中心線を目指しての動きです。現状バンドの±2が上昇しており、トレンドそのものは上向きです。一時的な調整の動きが入っても下値は堅そうです。バンドの中心線まで下落し、そこで支えられるといった動きとなるのではないでしょうか。その後は再度バンドの+2σまで上昇といった動きが予想されるところです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。高値圏から外れる動きとなっており、このまま下落基調を継続するのかどうかに注目です。目先は%Kが持ち直していますが、%Dが下落基調を維持しており、上値の重さが意識される状況です。下値余地も残していることから、まだ売り優勢の局面ということができそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σと中心線で挟まれたレンジでの動きが継続しています。目先は-2σからの持ち直しの動きとなっていますが、上値が重く中心線に届かずに-1σ前後を横ばいとなっています。バンドの±2は横ばいへと変化しつつあり、レンジ圏での動きが意識されやすい状況となってきています。下値を拡大する動きは一服しそうですが、まだ上値は重そうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが上げ下げを繰り返しながらやや上値の重い展開となっています。%Kは下値圏からは外れてきたものの上値の重さが意識されており、%Dは持ち直し基調ながらも上昇の勢いが弱いといった状況となっています。しばらくは様子見ムードが意識されそうで、方向感の見えにくい流れが継続しそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
30000ドル:心理的な節目
21120ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20380ドル:昨日の高値

20240ドル:現在値

20070ドル:昨日の安値
20000ドル:心理的な節目
19860ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
18600ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
17630ドル:2022年1-6月の安値

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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