ビットコイン円、FTXショック発生への警戒感から大暴落。歴史的大相場に繋がる恐れ(11/9朝)

8日(火)のビットコイン円相場は歴史的大暴落。

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ビットコイン円、FTXショック発生への警戒感から大暴落。歴史的大相場に繋がる恐れ(11/9朝)

ビットコイン円、FTXショック発生への警戒感から大暴落。歴史的大相場に繋がる恐れ

〇ビットコイン円、FTX社の取り付け騒動が重石となり高値306.1万円から252.5万円まで急落
〇バイナンス社がFTXトレーディングの米国以外の事業買収に合意との報道流れる
〇FTX社の規模大きく、暗号資産版リーマンショックのような形に波及する恐れも
〇ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:220.0万円ー290.0万円

昨日の概況

8日(火)のビットコイン円相場は歴史的大暴落。アジア時間朝方にかけて、高値306.1万円まで上値を伸ばすも、一巡後に伸び悩むと、重要イベント(米中間選挙や米10月CPI)を控えた警戒感や、FTX社の姉妹会社アラメダリサーチ社を巡る財務懸念発生を引き金としたFTX社の取り付け騒動(バイナンスCEOのCZ氏が11/7に「バイナンスが保有するFTXトークンを全て売却する」とツイート発信→FTT急落→アラメダリサーチ社CEOのキャロライン・エリソン氏は当該ツイートに返信する形で「バイナンス社からFTTを22ドルで買い取る」とツイート→市場はアラメダリサーチ社にFTTを買い取る原資など無いと判断→暗号資産版リーマンショック発生への警戒感→暗号資産マーケット崩壊)が重石となり、米国時間午後にかけて、安値252.5万円まで急落しました。売り一巡後に持ち直すも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間11/9午前5時05分現在)では、267.6万円前後で推移しております。尚、昨日はバイナンス社がFTXトレーディングの米国以外の事業買収に合意したとの報道が出ましたが、バイナンス社が独占禁止法などの兼ね合いで最終的に買収を断念する可能性も残っているため、ビットコイン反発での反応は限定的となりました。

本日の見通し

ビットコイン円相場は、11/5に記録した約1ヵ月半ぶり高値314.8万円をトップに反落に転じると、昨日は一時252.5万円まで暴落しました。重要イベント(米中間選挙や米10月消費者物価指数)を控えた警戒感に加えて、暗号市産業界の二大巨頭であるFTX社を巡る取り付け騒動(倒産懸念)がビットコイン暴落の背景となっております。今回の騒動を時系列に整理すると、事の発端は、11/2にCoindeskが報じたアラメダリサーチに関する財務懸念に関するレポートを背景に、11/7にバイナンスCEOのCZ氏が、2022年5月に発生したテラ(Terra)USDとその姉妹トークンであるルナ(Luna)の大暴落を引き合いに出した上で、「バイナンスが保有するFTXトークンを全て売却する(we have decided to liquidate any remaining FTT on our books)」とツイート発信したことに始まりました。その後、アラメダリサーチ社はバイナンス社が売却するFTTを買い支える姿勢を見せましたが、市場では「FTX社は本当に買い支えることが出来るのか?」→「その原資は本当にあるのか?」→「原資が無いなら手持ちの他の暗号資産を売却して用意するのではないか?」との連想を通じて、ビットコインやイーサリアム、ソラナ等の主要暗号資産に売り圧力が加わりました。

結果として、バイナンス社CEOのCZ氏の読みは的中し、シンガポールで発生した3ACショック同様、FTX社とアラメダリサーチの財務構造を巡る不確実性(脆弱性)に対してユーザーの出金要求(取り付け騒ぎ)が殺到し、FTX社はやむを得ずバイナンス社に救済を求める動きとなりました。FTX社は世界1位・2位を争う暗号資産取引所であるため、その影響は計り知れず、暗号資産版リーマンショックのような形に波及する恐れもあります。市場に対するネガティブな影響は長期化する可能性が高く(暗号資産業界そのものに影を落とす恐れがあるため)、本日も引きつづき、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(バイナンス社CEOのCZ氏のツイートや、FTX社CEOのサム・バンクマン・フリード氏のツイートに振らされ易い神経質で且つボラタイルな相場展開が続く見通し)。

本日の予想レンジ:220.0万円ー290.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、FTXショック発生への警戒感から大暴落。歴史的大相場に繋がる恐れ

ビットコイン円日足

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