米消費者物価指数受けて急騰 (22/11/11)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが大幅上昇となって推移しています。

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 米消費者物価指数受けて急騰 (22/11/11)

米消費者物価指数受けて急騰

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:18129.5ドル(+11.61%)
イーサリアム:1333.29ドル(+14.40%)
リップル:0.39739ドル(+13.12%)
ビットコインキャッシュ:103.9ドル(+6.02%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが大幅上昇となって推移しています。FTX.USが数日中に取引停止も、FTXのCEOが参加のトレーディング会社のアラメダを閉鎖へ、などといった報道が嫌気される一方、米消費者物価指数が市場予想を下回ったことで米国の利上げペースの減速に対する期待感が強まり、ダウが1200ドル超の上昇となり、米国債利回りが20bpを超える低下となり、さらにドル売り圧力が強まる流れとなったことでビットコインは急激に持ち直す展開となりました。その他のコインも大幅上昇となっており、ここまでの下落に対する修正の動きが展開されました。

FTXの先行きに対する警戒感は根強いものの、米国の金融政策の先行きへの思惑がより重視される局面であることは事実であり、利上げペースが実際に減速するのであれば、暗号資産市場にとっても追い風が吹くところではあります。先物市場においては12月の利上げに関して、50bpを完全に織り込む一方、75bpの利上げに関しては3.7%にまで低下しており、50bpの利上げの可能性が高まっています。

デイリー・サンフランシスコ連銀総裁は単月のデータで勝利を宣言することはできない、として追加利上げはなおも行われると注意を促した上でペース減速は適切な検討事項とも発言しています。ローガン・ダラス連銀総裁も利上げペースを緩めることが近く適切になり得ると思うが、ペース減速が一段と緩和的な政策を意味すると受け止めるべきではないとしています。

メスター・クリーブランド連銀総裁も引き締めが小さすぎるリスクのほうが大きいと発言しており、全体的には今回の消費者物価指数の結果を評価しながらも、市場の楽観を戒めるといった流れになっています。ただ、昨日に関してはリスク回避的な動きが急速に巻き戻される流れとなっています。この流れが継続するのかどうかに注目が集まりそうです。

FEDにとっても過度な楽観には警戒感を示すものと思われますが、リセッションを回避しつつインフレを低下させることが出来ればそれに越したことは無いと考えるものと思われます。現状において市場は利上げの継続に関しては織り込んでおり、そのペースが問題となっています。であれば、FEDとしても12月の利上げは50bpで様子を見る可能性は十分にあるでしょう。そして、50bpの利上げであれば、市場は好感するのではないでしょうか。

暗号資産市場においては市場全体のリスク志向の動きが下支え要因となる可能性はありそうですが 、FTXの問題が解消されない事には上値も抑えられやすい状況ではあるでしょう。一時的にはビットコインなどがさらに下落といった動きとなる可能性も十分にあるだけに注意したい局面です。ビットコインがさらに下落ということになれば、以前にも書きましたが、マイニングに問題が生じる可能性が高まります。とりあえずは持ち直していますが、まだまだ予断を許さないところではあるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである17480ドル前後の水準を挟んで乱高下する流れとなっています。目先持ち直しており、このままバンドの中心線である19960ドル前後の水準まで上昇できるかがポイントとなりそうです。再度下落した場合は16000ドル前後の水準が節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをブレイクしての動きとなりましたが、乖離が大きくなったことで調整の動きが意識されています。このままバンドの中心線まで持ち直すかに注目が集まります。現状では+2σが上昇基調を維持しており、バンド幅は拡大基調を維持しています。再度売りに抑えられる可能性は十分にあるだけに注意が必要です。バンドの+2σが横ばいから下落に転じた場合は調整の動きが維持されてバンドの中心線を目指す格好となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスから下落しての動きで、%Kが一時下値圏に入る動きとなりました。しかし、目先はそこから上昇して下値圏から外れる動きとなっています。一方、%Dは下落基調を維持しており、下値圏に入りそうです。流れとしてはまだ上値の重さが意識れやすいところですが、%Kが上昇基調を維持し、%Dが持ち直した場合は押し目買いの動きが強まるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをバンドブレイクからバンドウォークする展開となりりましたが、そこから調整の動きが意識され、バンドの中心線まで持ち直しています。ここをブレイクするかどうかに注目が集まる展開です。バンドの+2σは下落基調、で-2σが下落基調から持ち直し基調となっています。バンド幅が縮小傾向となっており、市場には徐々にエネルギーが蓄積されていく状況です。ただ、まだ縮小の余地は大きく、レンジ圏での動きが意識されやすい状況となるのではないかとみています。バンドの中心線を意識した小動きとなる可能性も十分にありそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇となっています。まだ上値余地も十分に残っていることから、買い優勢の流れが維持されそうです。しっかりとした動きからバンドの中心線を抜ける可能性もありそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
22430ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20000ドル:心理的な節目
19960ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
18130ドル:昨日の高値

18130ドル:現在値

17630ドル:2022年1-6月の安値
17480ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
15800ドル:昨日の安値
15000ドル:心理的な節目

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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