ビットコイン円、FTX破綻ショックの余波継続で上値の重い展開が継続(11/15朝)

週明け14日(月)のビットコイン円相場は乱高下。

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ビットコイン円、FTX破綻ショックの余波継続で上値の重い展開が継続(11/15朝)

ビットコイン円、FTX破綻ショックの余波継続で上値の重い展開が継続

〇ビットコイン円、アジア時間に221.0万円まで下落した後、一時241.8万円を回復
〇バイナンス社CEOによる業界支援基金を設立ツイートが支援
〇買い一巡後は伸び悩み、227万円台まで反落
〇ビットコイン円、テクニカルの地合い弱く、ファンダメンタルズもFTX社破たんの余波続く
〇ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:185.0万円ー245.0万円

昨日の概況

週明け14日(月)のビットコイン円相場は乱高下。(1)先週末金曜日に暗号資産交換業大手FTX社が米連邦破産法11条の適用申請を発表したこと(暗号資産業界で最大規模の経営破綻)や、(2)FTX社を巡る数億ドル規模の不正流出疑惑発生、(3)FTX社とビジネス上の関係性の深かった企業・投資家・ベンチャーキャピタル・ヘッジファンド・取引所などの連鎖倒産(破綻ドミノ)への警戒感(ソフトバンクグループはFTX社に対する1億ドル弱の出資分の評価額をゼロとして損失計上する見通し)、(4)米ブルームバーグ社による「機関投資家が暗号資産と永久に決別する」可能性があるとのネガティブ報道、(5)暗号資産業界への更なる規制強化観測(イエレン米財務長官による「FTX社の破綻は暗号資産の弱さが露呈」「暗号資産に非常に慎重な規制が必要」との発言や、黒田日銀総裁による「暗号資産のリスク・規制対応について作業進める必要」との発言など)が重石となり、日本時間午前11時過ぎに、2020年12月以来、約2年ぶり安値となる221.0万円まで下落しました。

しかし、売り一巡後に下げ渋ると、(6)バイナンス社CEOのCZ氏による「流動性危機に直面している強力なプロジェクトを助けるために業界支援基金を設立する」とのツイート発信や、(7)短期筋のショートカバーが支援材料となり、米国時間朝方にかけて、高値241.8万円まで急伸する場面も見られました。もっとも、買い一巡後に伸び悩むと、引けにかけて再び反落し、本稿執筆時点(日本時間11/15午前5時10分現在)では、227.0万円前後まで値を崩す展開となっております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は、11/5に記録した直近高値314.8万円をトップに反落に転じると、昨日は一時221.0万円(2020年12月以来、約2年ぶり安値圏)まで下げ幅を広げましたが、海外勢参入後はショートカバー主導で持ち直す動きとなりました。但し、アップサイドに複数のレジスタンスポイントが並んでいることや、強い売りシグナルを示唆する「弱気のパーフェクトオーダー」「一目均衡表三役逆転」が成立していること等を踏まえると、テクニカル的に見て、地合いは弱い(上値余地は乏しい)と判断できます。また、ファンダメンタルズ的に見ても、(1)暗号資産業界史上最大規模の経営破綻が発生したことや、(2)それに伴う連鎖倒産(破綻ドミノ)への警戒感、(3)機関投資家や個人投資家の暗号資産離れ(ビットコイン市場への新規流入フローが長期に亘って細る恐れ)、(4)世界的な規制強化の思惑など、ビットコイン円相場の下落を連想させる材料が増えつつあります(事実、オプション市場ではインプライドボラティリティおよびリスクリバーサルのBTCプットオーバーが高止まりするなど、ダウンサイドを織り込む動きが継続中)。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(短期筋のポジション調整や大口投資家によるブルトラップで昨日のように一時的に反発する可能性はあるものの、足元の環境下では継続的な新規流入が見込みづらく、また上方には売り遅れたロング勢によるやれやれ売りが待ち構えていることから、結果として「騙し上げ→急反落」のシナリオに繋がる恐れあり→高値圏での突っ込み買いを避けつつ、丁寧に戻りを売っていく戦略を継続)。

本日の予想レンジ:185.0万円ー245.0万円

注:ポイント要約は編集部

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