ビットコイン円、狭いレンジ内で膠着商状。第2・第3の連鎖倒産リスクを警戒(11/18朝)

17日(木)のビットコイン円相場は狭いレンジ内で膠着。

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ビットコイン円、狭いレンジ内で膠着商状。第2・第3の連鎖倒産リスクを警戒(11/18朝)

ビットコイン円、狭いレンジ内で膠着商状。第2・第3の連鎖倒産リスクを警戒

〇ビットコイン円、229.1-234.7万円レンジで膠着状態
〇FTX社経営破綻後の急落以降、ビットコインの流動性とボラティリティは急低下
〇テクニカルの地合いは依然として弱い
〇FTX破綻後市場は焼け野原状態、倒産ドミノへの警戒感も強く、ファンダメンタルズの下落材料多い
〇ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:210.0万円ー240.0万円

昨日の概況

17日(木)のビットコイン円相場は狭いレンジ内で膠着。(1)暗号資産取引所大手FTXの破綻に伴う余波の継続(グローバルな市場心理悪化→投資家の手控えムード継続)や、(2)世界的な規制強化の思惑(日米欧の当局者による規制強化を滲ませる発言)、(3)FTX倒産をトリガーとした第2・第3の連鎖倒産リスク(DeFiサービスを手掛けるOxygenや、暗号資産レンディング大手ジェネシス・グローバル・トレーディング、暗号資産レンディング大手ブロックファイ、暗号資産取引所大手ジェミニが運営する暗号資産レンディングサービス「ジェミニ・アーン」など)が重石となり、アジア時間午後にかけて、安値229.1万円まで下落しました。しかし、売り一巡後に下げ渋ると、(4)ブケレ・エルサルバドル大統領による「明日から毎日ビットコインを購入する」との発言や、(5)短期筋のショートカバーが支援材料となり、米国時間午後にかけて、高値234.7万円まで反発しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間11/18午前5時10分現在)では、233.3万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は、暗号資産取引所大手FTX社の経営破綻を背景に、11/14に約2年ぶり安値221.0万円(2020年12月以来の安値圏)まで急落しましたが、その後は市場参加者が戦意喪失状態に陥る中、流動性の急低下とそれに伴うボラティリティ低下(動意薄の状態)が続いております。但し、本日17時に予定されているオプション・カットオフを契機に16000ー17000ドル近辺のガンマロングが消失する為、海外勢参入後にボラティリティが戻ってくる可能性には念のため留意が必要でしょう。また、アップサイドから主要テクニカルポイントが急ピッチに垂れ下がってきている点や、強い売りシグナルを示唆する「弱気のパーフェクトオーダー」「一目均衡表三役逆転」「ダウ理論の下落トレンド」が成立している点等を踏まえると、テクニカル的に見ても、地合いは弱い(リスクは依然ダウンサイド)と判断できます。

ファンダメンタルズ的に見ても、(1)FTX社経営破綻に端を発した暗号資産業界そのものに対するネガティブインパクト(FTX社自身が出資していたスタートアップに対するネガティブインパクト+FTX社に出資していたエンジェル投資家やベンチャーキャピタルなどに対するネガティブインパクト+FTX社とビジネス上のやり取りが多かった暗号資産関連事業者に対するネガティブインパクト+FTX社の広告塔であった著名人に対するネガティブインパクトなど)や、(2)上記に伴う機関投資家や個人投資家による急速な暗号資産離れ(FTXグループの債権者数は100万人超→機関投資家やヘッジファンドのみならず個人投資家も本件で損失を被っているプレイヤーが続出しているためリスク許容度が低下→焼野原状態で現在は誰も暗号資産取引に近づきたくないフェーズが到来中)、(3)倒産ドミノ発生への警戒感(レンディング企業やマイニング企業、小規模ヘッジファンドなど、第2・第3の連鎖倒産に繋がる恐れ)、(4)世界的な規制強化の思惑(複数の日米欧当局者が規制強化を滲ませる発言)など、ビットコイン円相場の下落を連想させる材料が増えつつあります。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(足元膠着相場が続いていますが、週末にかけて第2・第3の連鎖倒産が報じられる恐れもあるため、油断は禁物)。

本日の予想レンジ:210.0万円ー240.0万円

ビットコイン円、狭いレンジ内で膠着商状。第2・第3の連鎖倒産リスクを警戒

ビットコイン円日足

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