1日1ビットコイン (22/11/21)

先週末の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。

関連通貨:

1日1ビットコイン (22/11/21)

1日1ビットコイン

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:16535.7ドル(-0.58%)
イーサリアム:1176.48ドル(-2.73%)
リップル:0.37293ドル(-2.59%)
ビットコインキャッシュ:106.7ドル(+1.91%)

【概況】

先週末の暗号資産取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが意識される展開となっています。その他のコインも大きな動きにはなっておらず、材料出尽くし感から狭いレンジでの動きとなりました。

さて、ビットコインをはじめ暗号資産が全体的に軟調地合いとなる中、ビットコインを法定通貨化したエルサルバドルのブケレ大統領は11月17日から毎日1ビットコインを購入していくといったツイートをしています。エルサルバドルは法定通貨化してから少しの間はビットコイン価格も堅調地合いとなっており、好調な滑り出しに見えましたが、その後の急落により非常に厳しい状況へと追い込まれています。壮大な社会実験であったことは事実であると思いますが、実際に価格の乱高下が予想されているビットコインを法定通貨化することは難しいと考えていましたが、現状においてはほぼ想像通りの展開ということができるでしょう。

エルサルバドル国内においても利用が低調であり、エルサルバドルの世論調査によると、66%がビットコインの法定通貨化は失敗と回答し、利用したことがあるのは24%に過ぎず、さらに政府がビットコイン購入に公金を費やし続けるべきか、という問いには77%がノーと答えているようです。今回の毎日1ビットコインを購入するという発表も利用拡大を狙っているといった見方もあるようですが、実際に利用が進むかどうかは不透明です。

エルサルバドルではビットコインを核とする戦略都市『ビットコインシティー』の建設計画を去年に打ち出しましたが、1年近く経った今も施設の建設が進んでいる様子はないようです。建設費を賄うために計画したビットコイン債がビットコインの暴落を受けて発行が延期されてしまったため、今後の見通しも立っていないとみられています。

結局、ビットコインなどの暗号資産は資産としての可能性には期待があるものの、通貨としての可能性には期待すべきではないのではないかと考えています。今回のエルサルバドルの件にしても価格が大きく下落したことで目論見は大きく外れてしまっています。ボラティリティーの高い資産であり、今後再び大きく上昇する可能性はありますが、価格が下落することで岐路に立たされるような計画はやはり無謀だったということができるのではないでしょうか。

問題はIMFはビットコインの法定通貨化の見直しを求めており、現状で融資交渉が難しくなっています。そうした中でビットコインの価格がさらに下落し、債務不履行に陥った場合、支援が得られる可能性が低くなっています。また、ビットコイン価格の下落などによりヘッジファンドなどもエルサルバドルの債券を支援することに逃げ腰となっているとの見方もあります。状況は極めて悪い方向へと進んでおり、社会実験は失敗だったということになる日も遠くないかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである14340ドル前後の水準と中心線である18180ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いています。目先は-1σである16260ドル前後の水準が意識されており、ここで抑えられる可能性もあるでしょう。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直す動きで、中心線を目指しての動きとなっています。ただ、上値の重さが意識されて横ばいでの推移が継続していることから、再度-2σまで下落する可能性は高いのではないかとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下値圏での推移を維持しています。上値の重い展開が意識される局面であり、このまま下値圏での動きを継続した場合、売り圧力が強まり下値を拡大する流れとなるのではないでしょうか。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きから売り圧力が強まり、バンドの-2σまで下落しています。目先はバンドの-2σで支えられて横ばいとなっていますが、ここからバンドブレイクからバンドウォークといった動きになる可能性もあるので注意が必要でしょう。目先はバンドの+2σがじり高ですが、バンド幅の拡大のスピードは遅く、バンドの-2σで支えられてバンドの中心線まで持ち直す可能性もありそうです。まずはバンドの+2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが持ち直し基調から腰折れして再度下値圏に入る動きとなっています。%Kは下げ渋る展開となっていますが、これが上昇して下値圏から外れる動きとなるかどうかに注目です。ただ、現状ではまだ上値の重さが意識される状況ということができそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
48200ドル:2022年1-6月の高値
22020ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
20000ドル:心理的な節目
18180ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
17630ドル:2022年1-6月の安値
16750ドル:昨日の高値

16540ドル:現在値

16490ドル:昨日の安値
15000ドル:心理的な節目
14340ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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