ビットコイン円、リスクオフ再開で冴えない動き。BlockFiは破産法適用申請(11/29朝)

週明け28日(月)のビットコイン円相場は冴えない動き。

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ビットコイン円、リスクオフ再開で冴えない動き。BlockFiは破産法適用申請(11/29朝)

ビットコイン円、リスクオフ再開で冴えない動き。BlockFiは破産法適用申請

〇ビットコイン円、アジア時間朝方に高値231.9万円まで上昇
〇一巡後は伸び悩み、BlockFi社の破産法適用申請等が重石となり安値223.0万円まで下落
〇11/21の年初来安値220.0万円(2020年12/16以来の安値圏)に迫る動き
〇上方の複数のレジスタンスポイントなどテクニカル的に極めて弱い地合い
〇ファンダメンタルズも、FTX破綻に端を発する市場心理の急速な悪化等悪材料が増加
〇ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:207.5万円ー237.5万円

昨日の概況

週明け28日(月)のビットコイン円相場は冴えない動き。アジア時間朝方に、高値231.9万円まで上値を伸ばすも、一巡後に伸び悩むと、(1)米証券当局が暗号資産レンディング大手ジェネシス・グローバル・キャピタル社を調査しているとの観測報道や、(2)中国各地で広がるゼロコロナ政策への不満を背景としたデモ活動の活発化、(3)米金利上昇に伴うドル買い圧力(米10年債利回りは10/5以来の低水準となる3.62%から3.71%へ切り返す動き)、(4)上記2、3を背景とした伝統的金融市場のリスクオフ再開(株安→市場心理悪化)、(5)モビアス・キャピタル・パートナーズの共同創業者マーク・モビアス氏による「ビットコインの次の節目は1万ドル」「デジタル資産は危険過ぎる」「FTXの破綻が起きたにも係わらずビットコインの相場が持ちこたえていることには驚く」とのネガティブ発言、(6)大口保有者(クジラ)による大量のイーサリアム移動(73224ETHを暗号資産取引所大手バイナンスへ移動→イーサリアム下落への警戒感→ビットコイン連れ安)、(7)暗号資産レンディング大手BlockFi社による連邦破産法11条の適用申請が重石となり、米国時間にかけて、安値223.0万円まで下落しました。

もっとも、11/21に記録した年初来安値220.0万円(2020年12月16日以来、約2年ぶり安値圏)をバックに下げ渋ると、引けにかけて持ち直し、本稿執筆時点(日本時間11/29午前5時10分現在)では、226.0万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は一時223.0万円まで下落するなど、11/21に記録した年初来安値220.0万円(2020年12月16日以来の安値圏)に迫る動きとなりました。上方から複数のレジスタンスポイントが垂れ下がってくることや、強い売りシグナルが複数点灯していること(弱気のパーフェクトオーダー、一目均衡表三役逆転、ダウ理論の下落トレンドの組み合わせ)等を踏まえると、テクニカル的に見て、地合いは「極めて弱い」と判断できます。今週は220.0万円前後に位置する強力な支持帯を下方ブレイクできるか否かに注目が集まりそうです(同水準を試すのは11/14、11/21に続いて3度目)。

また、ファンダメンタルズ的に見ても、(1)FTX破綻に端を発した市場心理の急速な悪化(暗号資産関連事業者への強い逆風)や、(2)FTXとビジネス上の関係性の深かった事業者の連鎖破綻リスクの高まり(FTX社から金融支援を受けていた暗号資産レンディング大手BlockFi社が日本の民事再生法にあたる連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請→市場では破綻ドミノが開始したと捉える向きあり)、(3)世界的な規制強化の思惑(レギュレーションコスト増大に伴う関連事業者のビジネス撤退リスク)、(4)機関投資家・個人投資家の暗号資産離れ(著名投資家による暗号資産に対するネガティブ発言が急増)、(5)POW通貨への強い逆風(電力消費を伴う暗号資産のマイニングを禁じる方向性)など、ビットコイン円相場の悪材料が増えつつあります。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(この1週間落ち着いた動きを見せていたオプション市場でも再びダウンサイドリスクを織り込む動きが再開→強力な支持帯として意識されている220.0万円前後を下抜けるシナリオを想定)。

本日の予想レンジ:207.5万円ー237.5万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、リスクオフ再開で冴えない動き。BlockFiは破産法適用申請

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