仮想通貨の需給と妄想 (17/8/18)

ビットコインをはじめとする仮想通貨がFXとは明確に異なること、また仮想通貨が現実の通貨と交代するといった妄想について個人的な考えを述べておこうと思います。

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仮想通貨の需給と妄想 (17/8/18)

仮想通貨の需給と妄想

ビットコインをはじめとする仮想通貨がFXとは明確に異なること、また仮想通貨が現実の通貨と交代するといった妄想について個人的な考えを述べておこうと思います。ここでは仮想通貨の代表としてビットコインを例に考えましょう。

まず、FXとの違いです。ドル円を例にしましょう。

ドル円は、米国の通貨であるドルと日本の通貨である円の組み合わせで米国と日本との様々な経済指標やニュースといったファンダメンタルが相場を動かす主要因です。そして、そこに実需、投資、オプションといった実需、あるいはチャートポイントを気にするテクニカルな動きが加わって日々の動きを形成しています。
いっぽう、ビットコインにはファンダメンタルといったものは基本的に存在しません。ビットコインの分裂といったイベントはそれに近いものがありますが、ほとんどは需給のみで動いていると言ってよいでしょう。今年の初めまでは中国が、そしていまは日本がその需要の最大手となっています。

さらには、ビットコインにはマイニングで供給される上限が2100万枚と決められていて、マイニング量が4年毎に半減するため、2100万枚となるのは2140年と言われていましたが(10分に1枚の発行という想定)、現在ではもっと早い段階で、今後数十年で上限を迎えるのではないかとの見方も出ています。今週の段階で1651万枚が流通していますが、上限が決まっているビットコインでは需要>供給の状態が続き、需給面で上昇するのが当然と言えます。
さて、次に妄想ですが、こうした仮想通貨がドルや円といった通貨に置き換わるという妄想がありますが、そんなことが可能かどうかを考えてみましょう。今後ここから10倍かもしれませんが、今の総発行量とレート(最高値を使用)から計算される時価総額は約730億ドルです。いっぽうで、現在の米国のマネタリーベースは約3兆5千億ドルです。桁が違いますね。

誰が見ても米ドルとの比較では圧倒的に違うことがわかります。希少価値での投資、背景にあるブロックチェーンの技術の発展、そうしたことは今後も続くと思いますが、ドルや円に取って代わるようなことはビットコインについては夢物語でしかないということは理解しておくべきでしょう

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