仮想通貨本日の状況
主要仮想通貨価格(日本時間6時)
ビットコイン:6373.6ドル(+0.33%)
イーサリアム:452.04ドル(+1.26%)
リップル:0.46138ドル(+0.18%)
ビットコインキャッシュ:740.10ドル(+2.23%)
【概況】
週末の仮想通貨取引はビットコインやイーサリアムなどの主要通貨に買い戻しの動きが展開されています。韓国最大手の取引所であるビッサムがハッキング事件による被害を約半分程度に低減したことを発表したことが好感されています。同取引所は先月20日にサイバー攻撃にあい、被害額が35億円程度となったと発表していました。そして、その後の復旧対応により被害額が19億円程度に抑えられたと公表しました。こうした動きを受けて、仮想通貨に対する警戒感が和らぎ、ここまでの下落に対する買い戻しの動きが入っています。
仮想通貨取引所へのハッキング事件はたびたび報道されており、日本においても今年、コインチェック社が被害にあっています。しかし、今回の被害額が減少したことはハッキングに対して取引所が抵抗力を持ち始めていることを示すものであり、取引に対する安心感を高める契機となるか、注目されそうです。目先は底堅い動きが意識されやすい状況となっているように思われます。
【ビットコイン節目】
ビットコインは6/24に年内の安値5762.9ドルを付け、そこから持ち直す動きが展開されています。6/29は5782.9ドルまで押し込まれたものの、上記の韓国の取引所の件を受けて急速に持ち直しています。ここからさらに持ち直し基調を強めるのか、それとも年内の安値を再度割り込む動きとなるのかで流れが変わってきそうです。5/5に付けた9999.0ドルを高値としてそこから下落トレンドが継続しており、6/24の水準を再度下抜けるということになれば、トレンドそのものの継続が意識され、下値が見えにくくなります。ポイントをあげるとすれば、去年11月に付けた安値5426.0ドルや心理的な節目となりやすい5000ドルが視野に入ってくるでしょう。
【日足チャート分析】
ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σから持ち直し、中心線を意識しての動きです。ここを超えることが出来るかが非常に重要であり、ここからの流れを左右するでしょう。ここまでの流れを見ても、バンドの中心線は上値抵抗帯として強く意識されています。(チャートの矢印のポイント)逆にここをしっかりとブレイクする動きを見せた場合、ここまでの下落トレンドに対する修正の動きが強まる可能性もあるでしょう。
一方でビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、ボリンジャーバンドの-2σの水準まで多少の下値余地があり、そこまで下落する可能性は残るでしょう。週足ではまだ上値の重さが意識されそうで、中長期的には下値を拡大する展開を頭に入れての対応となりそうです。現状で、週足の-2σは5346.8ドル前後の水準です。
【ビットコイン価格の注目ポイント】
8030ドル:ボリンジャーバンド週足の中心線
7050ドル:5/29の安値水準
6875ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
6830ドル:6/19の高値水準
6375ドル:現在値
6000ドル:2/6の安値水準
5760ドル:6/24の年初来安値水準
5430ドル:去年の11月12日の安値水準
5350ドル:ボリンジャーバンド週足の-2σ水準
5000ドル:心理的な節目水準
- 関連通貨:
関連記事
-
暗号資産(仮想通貨)情報
Edited by:照葉 栗太
2023.09.23
ビットコイン分析『日米金融政策イベント通過に伴うアク抜け感から上昇トレンド再開に期待』(9/23朝)
今週は週央にかけて406.2万円(8/29以来、約3週間ぶり高値圏)まで持ち直すなど、ビットコイン円相場に復調の兆しが見えつつあります
-
暗号資産(仮想通貨)情報
Edited by:山中 康司
2023.09.22
暗号資産週報「短期高値を見てやや下押ししやすい流れに」(9月第4週)
株式市場のリスクオフの動きがビットコインにも影響し、上げる前のもみあい水準に押しての週末となりました。
-
-
暗号資産(仮想通貨)情報
Edited by:T
2018.07.12
出来高を伴った上昇は本格的上昇の兆しか(7/3朝)
昨日は30日早朝にBTC/JPYの上昇について書きましたが、仮想通貨はビットコインのみならず総じて短期の上昇トレンドにはいっています。
-