米経済に懸念 (23/01/19)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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米経済に懸念 (23/01/19)

米経済に懸念

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:20723.3ドル(-2.92%)
イーサリアム:1532.91ドル(-3.04%)
リップル:0.38595ドル(-1.19%)
ビットコインキャッシュ:119.8ドル(-2.76%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。その他のコインも上値を抑えられており、調整売り圧力が強まる展開となっています。暗号資産企業のジェネシス・グローバル・キャピタルが週内にも破産申請を行う方向で準備を進めているといったことを複数の関係者が明らかにしており、警戒感が強まる状況となっています。

デジタル・カレンシー・グループの暗号資産レンディング部門であるジェネシス・グローバル・キャピタルは、流動性が逼迫する中でさまざまな債権者グループと水面下で協議を進めてきているが、資金調達がうまくいかない場合は破産申請が必要になる可能性があると昨年の11月にも報じられていました。その一方で債権者らは事業再構築を専門とする弁護士らと組織化して破産を回避する選択肢を模索していることも報じられていました。そうした中でのニュースであり、警戒感が高まる一方、協議は継続中で計画が変更される可能性もあるようです。今後の展開を見守りたいところです。

さて、暗号資産企業の破綻などが問題となっていますが、足元の米経済も警戒感が高まる状況となっています。昨日の米PPIが市場予想を下回ったことでインフレに対する警戒感が和らいだ一方、米小売売上高や鉱工業生産指数、設備稼働率などが市場予想を下回る結果となりました。インフレに関しては直近のCPIが市場予想を下回ったことで楽観的な見方が広がっており、今回のPPIはその流れを引き継いだものとなっています。手掛かり材料としては意識されにくいところだったということができるでしょう。

その一方で米経済に対する警戒感が強まったことでリスク回避的な動きが強まる状況となっています。昨日は米株が大幅下落となって引けています。FEDは依然としてインフレに対する警戒感を維持していますが、リセッションに対する懸念も強まる中でタカ派的な姿勢を維持することが出来るのかは注目しておきたいところでしょう。

こうした中でタカ派的な姿勢を維持した場合は株式市場をはじめ、暗号資産市場にも逆風が吹き荒れるでしょう。逆に年末に向けてハト派的な姿勢に転じればリスク志向の動きが強まるでしょう。インフレ圧力が低下傾向にあるとはいえ、すぐにハト派に転じる可能性は低いとみていますが、市場の期待感は高まる可能性はあるでしょう。そうなれば一時的には相場の下値が支えられる流れも視野に入ってきそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである21790ドル前後の水準から調整の動きが入る展開となっています。このまま下落基調を維持してバンドの中心線である18200ドル前後の水準を目指してくる可能性はありそうです。ただ、下値が支えられた場合は再度バンドの+2σを意識しての動きとなりそうで、20000ドルを含めた3つの価格が節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをバンドウォークする展開から調整の動きが入っています。バンドの-2σが下落基調から持ち直す動きとなっており、バンドの±2σが上昇する形となっています。バンドウォークにはなりにくい形となってきていますが、トレンドそのものは上向きであり、一時的な調整が入ったのちに買い戻される可能性は高そうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが高値圏での推移を継続しています。ただ、デッドクロスが意識されており、このまま下落基調が継続して高値圏から外れる動きとなっていくのかどうかに注目です。%Kは下落基調を強めてそろそろ高値圏から外れてきそうです。ここからの流れに注目が集まりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σからの調整の動きが意識されて下落の勢いを強め、バンドの中心線を抜けて下限まで下落しています。バンドの±2σは横ばいとなっており、レンジ圏での動きが意識されやすいところですが、バンド幅が狭く市場にはエネルギーが蓄積されており、動き出したら大きくなる可能性が高まっています。目先バンドの-2σを意識しての動きであり、ここをブレイクするかどうかに注目です。バンドの+2σの方向感を意識しながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがデッドクロスから下落となっています。そろそろ下値圏に入りそうで、売り優勢の流れが継続しています。このまま下落基調を維持するかどうかに注目ですが、軟調地合いは継続しそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
25210ドル:2022年7-12月の高値
21790ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
21580ドル:昨日の高値

20720ドル:現在値

20450ドル:昨日の安値
20000ドル:心理的な節目
18200ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
15500ドル:2022年7-12月の安値
15000ドル:心理的な節目
14620ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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