円高で相殺? (23/01/24)

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。

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円高で相殺? (23/01/24)

円高で相殺?

主要暗号資産価格【日本時間6時】

ビットコイン:23008.0ドル(+2.52%)
イーサリアム:1634.19ドル(+1.27%)
リップル:0.42946ドル(+7.90%)
ビットコインキャッシュ:133.9ドル(+4.86%)

【概況】

昨日の暗号資産取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。米株の上昇を背景にリスク志向の動きが意識され、買い意欲が強まりました。米国債利回りは上昇していますが、WSJ紙のFEDウォッチャーであるニック・ティミラオス記者が『来週のFOMCにおいて、労働力需要や支出、インフレがあとどれくらい鈍化すれば今春に利上げを一時停止できるか議論を開始する可能性がある』と伝えたことで米国の利上げが最終局面に近付きつつあるとの思惑が意識されました。

さて、米国の金融政策に関して上記のように利上げの一時停止が議論されるといった見方や年末には利下げが検討されるといった見方が伝えられており、市場には楽観的な思惑が強まる状況となっています。もちろん、昨日の『過度な楽観?』でも書きましたが、インフレが鈍化するといった金融市場の見方が楽観的過ぎるといった見方が根強いことも事実です。ただ、現状においてはタカ派的な姿勢を修正するといった見方で相場が動いており、リスク志向の動きから暗号資産市場にも買いの流れが意識されているということができるでしょう。

とはいえ、現状のタカ派的な姿勢の修正に対する期待感の高まりはドルに対する先安感も醸成します。ドル安に関しては暗号資産にとってはプラス要因ではありますが、対円で見ると上値を抑える要因となります。つまり、ビットコインが対ドルで上昇しても、円高が進行した場合、ビットコイン/円は上値を抑えられることになるわけです。

もちろん、対ドルでのビットコインの上昇の勢いが強くなる一方でドル/円が下げ渋るといった動きになれば、ビットコインは対円でも大きく上昇することになるわけですが、ドル/円が急激に円高に進んだ場合はビットコイン/円が軟調地合いとなる可能性もあるわけです。私の文章の中ではビットコインの動きはドルベースで書いていますが、実際に日本においてビットコインの投資を行う場合はビットコイン/円となることが多いかと思いますので、ドル/円の動きも頭には入れておかないといけないでしょう。

実際に円の動向を考えると、なかなか難しい局面ではあるのですが、積極的に円高進行となるかというとそうとも言い切れない状況と言えるのではないでしょうか。日銀の動向にもよりますが、現状において日銀が引き締めを強める可能性は高くはないとみていますし、リスク志向の動きが強まれば円安に進みやすい地合いとなります。米国の金融引き締めが強まる可能性も低下していますが、利下げに動くかは不透明です。そういったことを考えると、現状の流れが継続するのであればビットコインは対円でもしっかりとした動きを見せる可能性は高いでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである24170ドル前後の水準から調整の動きが入る展開となっています。ただ、下値は堅く、再度+2σを目指す可能性も高そうです。一方、調整の動きが入った場合は+1σである21910ドル前後の水準や20000ドル、バンドの中心線である19660ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入ったものの、下値の堅さが意識されており、再度バンドの+2σを目指す可能性も高そうです。バンドの±2σが上昇しており、トレンドそのものが上向きです。一時的に調整の動きが入る可能性はありますが、下値は堅そうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが高値圏での推移を継続しています。一時的な上げ下げはあるものの、しっかりとした動きが継続されており、下値の堅さが意識されやすい状況ということが出来そうです。%Kが下落して高値圏から転落といった動きにならなければ上値を拡大する展開が継続しやすいでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σからの調整の動きが意識されたものの、下値の堅い展開となり横ばいでの推移が継続しました。目先はバンドの中心線を意識しての動きで、下値を支えられる形となっています。このまま持ち直し基調を強めてバンドの+2σまで上昇するかどうかに注目です。目先はバンド幅が縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。ただ、現状はバンドの中心線を意識しての動きであり、まずは方向感を見極めてからの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dがデッドクロスからの下落となっていたものの、下値圏には届かずに持ち直す動きとなっています。このまま上昇基調を維持して高値圏に入っていくかどうかに注目です。%Kは上昇の勢いが強まっており、買い優勢の局面となる可能性は高まっていると言えそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

68990ドル:史上最高値
25210ドル:2022年7-12月の高値
24170ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
23160ドル:昨日の高値

23010ドル:現在値

22530ドル:昨日の安値
20000ドル:心理的な節目
19660ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
15500ドル:2022年7-12月の安値
15140ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

(注)上記の暗号資産の価格に関しましては注釈がない限りInvesting.com社のデータを参照しております。

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