ビットコイン円、週末を挟んで266万円台から325万円台へと大暴騰。歴史的大相場へ(3/14朝)

週末(3/10ー3/13)のビットコイン円相場は下落後に大暴騰。

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ビットコイン円、週末を挟んで266万円台から325万円台へと大暴騰。歴史的大相場へ(3/14朝)

ビットコイン円、週末を挟んで266万円台から325万円台へと大暴騰。歴史的大相場へ

〇ビットコイン円、米銀の相次ぐ破綻、USDCのデペッグ発生に3/10に266万円まで急落
〇その後米政府の預金保護方針、米金利低下とドル売りに3/13海外時間に325.8万円まで急反発
〇ビットコイン円、主要レジスタンスポイント軒並み上抜け、強い買いシグナルも点灯、地合い好転
〇ファンダメンタルズも米金利上昇懸念の後退がビットコインをサポート
〇ビットコイン円相場の続伸をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:305.0万円ー345.0万円

昨日の概況

週末(3/10ー3/13)のビットコイン円相場は下落後に大暴騰。(1)米シルバーゲート銀行による3/8付の事業清算発表や、(2)米シリコンバレー銀行による3/10付の経営破綻、(3)上記1、2を背景とした米銀の連鎖破綻への警戒感(システミックリスク発生懸念→伝統的金融市場のリスクオフ→リスクアセット下落)、(4)世界第2位のステーブルコインUSDCのデペッグ発生(米サークル社による「USDCの準備金の一部が経営破綻したシリコンバレー銀行に残っている」との公表→USDCが一時80セント台へと急落→暗号資産市場に広がる悲観ムード)が重石となり、3/10海外時間に、安値266.0万円まで急落しました。しかし、売り一巡後に下げ渋ると、(5)米FRBと米財務省が米シリコンバレー銀行の預金者の全額保護を打ち出したことや、(6)上記5を背景に上記4で示したUSDCのデペッグが解消されたこと、

(7)米金利低下に伴うドル売り圧力(米銀の連鎖破綻懸念を受けて米FRBが金融引き締めスタンスを軟化させるとの見方が浮上→先週木曜日時点で70%程度織り込んでいた来週の米FOMCでの50bp利上げ観測が完全に消失。足元では据え置き観測が44.6%程度まで急浮上。米2年債利回りが3/8に記録した5.08%から4.01%へ107bpも急低下する中、為替市場では米ドルが大幅下落。米ドルと逆相関性の強いビットコインに上昇圧力)、(8)短期筋のショートカバー(オプション勢のガンマショート操作→ビットコインが上がれば上がるほどオプション勢によるストップBUYが出てくるポジション構造)、(9)バイナンスCEOのCZ氏による「10 億ドルの業界回復イニシアチブの資金を BUSD からBTC・BNB・ETH を含むネイティブ暗号資産に変換する」とのツイート発信が支援材料となり、週明け3/13海外時間に、高値325.8万円まで暴騰しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間3/14午前5時30分現在)では、322.4万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は3/10に記録した直近安値266.0万円をボトムに反発に転じると、昨日は一時325.8万円まで急騰しました(わずか3日間で59.8万円の暴騰劇)。この間、ローソク足が主要レジスタンスポイント(一目均衡表転換線や基準線、一目均衡表雲上限や21日移動平均線、90日移動平均線や200日移動平均線)を軒並み上抜けした他、強い買いシグナルを示唆する強気のパーフェクトオーダーも成立するなど、テクニカル的に見て、地合いの好転を印象付けるチャート形状となりつつあります(4時間足ベースでは強い買いシグナルを示唆する三役好転も成立)。また、ファンダメンタルズ的に見ても、(1)米地銀による連鎖破綻を通じて中央集権から非中央集権への思想が再評価されつつあること(米株が急落する中、主要暗号資産が急騰)や、(2)世界的な金融引き締め休止の思惑(システミックリスク拡大を阻止する目的で今週開催されるECB理事会が当初予定していた50bp利上げを25bp利上げに縮小するとの見方が浮上している他、来週開催される米FOMCでも当初織り込まれていた50bp利上げが完全消失し、現在は据え置き観測が急浮上)、

(3)上記2を背景とした「米金利低下→米ドル下落→米ドルと逆相関性の強いビットコインに上昇圧力」の波及経路など、ビットコイン円相場の上昇を連想させる材料が増えつつあります。米シルバーゲート銀行や米シグネチャーバンクなど、暗号資産業界と深い繋がりのある銀行が経営破綻したにも係わらず、暗号資産市場が思ったほど崩れなかったことも買い安心感を与えていると考えられます。以上を踏まえ、当方ではビットコイン円相場の続伸をメインシナリオとして予想いたします(リーマンショックを経てビットコインが生まれたように、中央集権型金融機関の破綻は暗号資産にとってのポジティブ要因)。尚、ビットコインのオプション市場では引き続きショートデート物が100%超の高水準で取引されているため、本日も不安定な値動きが続きそうです(オプション勢によるショートガンマ操作が市場を不安定化させるポジション構造)。

本日の予想レンジ:305.0万円ー345.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、週末を挟んで266万円台から325万円台へと大暴騰。歴史的大相場へ

ビットコイン円日足

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