ビットコイン円、年初来高値更新後に急反落。オプション市場はパニックの様相(3/15朝)

14日(火)のビットコイン円相場は暴騰後に急反落。

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ビットコイン円、年初来高値更新後に急反落。オプション市場はパニックの様相(3/15朝)

ビットコイン円、年初来高値更新後に急反落。オプション市場はパニックの様相

〇ビットコイン円、米政府の破綻米銀預金保護措置と米利上げ観測大幅後退に353.8万円に暴騰
〇買い一巡後は急ピッチな上昇に対する反動売り等に、329.8万円前後まで値を崩す動き
〇ビットコイン円、年初来高値更新、テクニカル的に見て、地合いの好転を印象付けるチャート形状
〇ファンダメンタルズも世界的な金融引き締め・休止観測広がりビットコインをサポート
〇オプション市場は現状相場の動きを助長させるポジション構造、上下とも動きが大きくなりやすい
〇本日の予想レンジ:315.0万円ー355.0万円

昨日の概況

14日(火)のビットコイン円相場は暴騰後に急反落。(1)米FRBと米財務省が米シリコンバレー銀行および米シグネチャーバンクの預金者全額保護措置を発表したことや、(2)上記1を背景に暗号資産界隈の信用不安が幾分後退したこと、(3)米FRBによる大幅利上げ観測後退に伴うドル売り圧力(来週開催される米FOMCでの50bp利上げ観測が完全に消失し、市場では25bp利上げがメインシナリオ。野村證券など一部金融機関では来週の米FOMCで25bpの利下げに踏み切るとの見方も出てくる展開)、(4)バイナンスCEOのCZ氏による「10 億ドルの業界回復イニシアチブの資金を BUSD からBTC・BNB・ETH を含むネイティブ暗号資産に変換する」との前日のツイート発信の余波継続、(5)オプション市場の巨大ショートガンマ(ビットコイン相場が上がれば上がるほどオプション勢のストップBUYが出てくるポジション構造)、(6)年初来高値(2/21に記録した対円の高値339.9万円や、2/16に記録した対ドルの高値25232ドル)突破に伴う仕掛け的なビットコイン買いが支援材料となり、米国時間朝方にかけて、昨年6/13以来、約9ヵ月ぶり高値となる353.8万円まで急伸しました(対ドル相場も約9ヵ月ぶり高値となる26434ドルまで急上昇)。

もっとも、買い一巡後に伸び悩むと、(7)急ピッチな上昇に対する反動売り(長い上髭が出現)や、(8)オプション市場の巨大ショートガンマ(ビットコイン相場が下がれば下がるほどオプション勢のストップSELLが出てくるポジション構造)が重石となり、本稿執筆時点(日本時間3/15午前6時00分現在)では、329.8万円前後まで値を崩す動きとなっております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は3/10に記録した直近安値266.0万円をボトムに反発に転じると、昨日は一時年初来高値となる353.8万円まで急騰しました(わずか4日間で87.8万円の暴騰劇)。この間、ローソク足が主要レジスタンスポイントを軒並み上抜けした他、強い買いシグナルを示唆する「強気のパーフェクトオーダー」も継続するなど、テクニカル的に見て、地合いの好転を印象付けるチャート形状となりつつあります(数日以内には強い買いシグナルを示唆する「一目均衡表三役好転」も成立見込み)。また、ファンダメンタルズ的に見ても、米銀連鎖破綻に伴う中央集権機関に対するアンチテーゼの動き(非中央集権通貨であるビットコインの再評価)や、世界的な金融引き締め・休止観測(システミックリスク拡大を阻止する目的で、今週予定されているECB理事会や、来週の米FOMCでの利上げ幅が当初想定より小幅なものに留まるとの見方→ビットコインなどリスクアセットの上昇要因)など、ビットコイン円相場の上昇を連想させる材料が増えつつあります。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の続伸をメインシナリオとして予想いたします(日足ベースでやや長めの上髭を残したものの、一巡後の反発リスクに要警戒)。

尚、オプション市場は依然としてショートガンマ状態が継続しているため、本日もボラタイルで不安定な値動きが続きそうです(ビットコイン価格が上がれば上がるほどオプション勢によるストップBUY、下がれば下がるほどオプション勢によるストップSELLが出てくるポジション構造→相場の動きを助長させるため、上下にプライスが滑り易い)。

本日の予想レンジ:315.0万円ー355.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、年初来高値更新後に急反落。オプション市場はパニックの様相

ビットコイン円日足

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