ビットコイン円、上海アップグレード完了で持ち直す展開。米PPIの予想比下振れも材料視(4/14朝)

13日(木)のビットコイン円相場は底堅い動き。

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ビットコイン円、上海アップグレード完了で持ち直す展開。米PPIの予想比下振れも材料視(4/14朝)

ビットコイン円、上海アップグレード完了で持ち直す展開。米PPIの予想比下振れも材料視

〇ビットコイン円、米国時間午後にかけて、高値405.0万円まで上昇
〇イーサリアムの上海アップグレード完了に伴う材料出尽くし感、米年内利下げ観測台頭等がサポート
〇テクニカルには主要テクニカルポイントの遥か上側で推移、買いシグナルの点灯も続き地合い極めて強い
〇引き続き、ビットコイン円相場の上昇をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:390.0万円ー420.0万円

昨日の概況

13日(木)のビットコイン円相場は底堅い動き。アジア時間朝方に、安値397.7万円まで下落するも、一巡後に下げ渋ると、(1)イーサリアムの上海アップグレード完了に伴う材料出尽くし感(あく抜け感)や、(2)上記1を背景としたアルトコインの堅調推移(イーサリアム上昇→アルトコイン上昇→ビットコイン連れ高)、(3)平将明衆議院議員による「自民党の政務調査会の政務審議会でweb3ホワイトペーパーとAIホワイトペーパーの了承を得た」との報告ツイート、(4)米3月生産者物価指数の伸び率鈍化(前日の米CPIに続いて米PPIも予想比下振れ)、(5)上記4を背景とした米FRBによる年内利下げ観測台頭(米金利低下→米ドル売り→米ドルと逆相関性の高いビットコインに上昇圧力)が支援材料となり、米国時間午後にかけて、高値405.0万円まで上昇しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間4/14午前6時20分現在)では、401.7万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は、重要イベント(上海アップグレード、米CPI、米PPI)をこなして持ち直す動きとなりました(上海アップグレード後にイーサリアム主導で暗号資産市場が崩れるとの見方や、米CPI、米PPI後にドル高・ビットコイン安が進行するとの見方が燻っていたが、全て杞憂に終わる結果に→アク抜け感から持ち直す展開)。日足・ローソク足が全てのテクニカルポイントの遥か上側に位置していることや、強い買いシグナルを示唆する「強気のパーフェクトオーダー」「一目均衡表三役好転」「強気のバンドウォーク」「ダウ理論の上昇トレンド」の全てが成立していること等を踏まえると、テクニカル的に見て、地合いは極めて強いと判断できます。

また、ファンダメンタルズ的に見ても、今週のメインイベントとして注目されていた米CPI、米PPIが共に鈍化したことで、米国のインフレピークアウト期待再燃→米FRBによる年内利下げ観測台頭→米長期金利低下→ビットコイン上昇の波及経路が期待されます。上海アップグレード通過で暗号資産市場全体に楽観ムードが漂っていることもビットコインの支えとなりそうです。事実、暗号資産オプション市場では、ビットコインのみならず、ETH(イーサリアム)やXRP(リップル)、SOL(ソラナ)やAVAX(アバランチ)、MATIC(ポリゴン)など、大半の通貨でアップサイドを織り込む動きが広がっています。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の上昇をメインシナリオとして予想いたします(4/11に記録した年初来高値408.5万円を試すシナリオを想定)。

本日の予想レンジ:390.0万円ー420.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、上海アップグレード完了で持ち直す展開。米PPIの予想比下振れも材料視

ビットコイン円日足

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