スイス当局の動きを好感、急激な買い戻しの流れ(7/3)

昨日の仮想通貨取引はビットコインやイーサリアムなどの主要通貨に買い戻しの動きが継続されています。

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スイス当局の動きを好感、急激な買い戻しの流れ(7/3)

スイス当局の動きを好感、急激な買い戻しの流れ

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:6628.9ドル(+3.88%)
イーサリアム:474.75ドル(+4.83%)
リップル:0.49150ドル(+6.16%)
ビットコインキャッシュ:787.48ドル(+6.09%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引はビットコインやイーサリアムなどの主要通貨に買い戻しの動きが継続されています。韓国最大手の取引所であるビッサムがハッキング事件による被害を約半分程度に低減したことを発表したことに加え、英国フィナンシャルタイムズ紙が『スイスの政治家や規制当局は今後数か月の内に、仮想通貨企業が伝統的な銀行サービスに完全にアクセスが可能になることを目的に、障害を取り除く方向』などと報じたことが好感され、年初来安値から押し戻す動きを継続しています。

スイス当局の動きが世界的に拡大するかは定かではありませんが、仮想通貨に対する信認を高める可能性のある報道と言えるでしょう。ハッキングやマネーロンダリングなど、仮想通貨を取り巻く環境は決して楽観できるものではありませんが、こういった懸念を一つずつ解消することが出来れば、普及が進んでいくものと思われ、それに対する期待感が相場を押し上げる要因となっています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは6/24に年初来安値5762.9ドルを付け、そこから持ち直す動きが展開されています。ここ最近は上記の通り韓国の取引所の件やスイス当局の動きなどが好感され、買い戻しの動きを強めています。ここからまず意識すべきポイントは先月の20日前後に意識された6725ドル前後の水準です。このあたりの水準は今年の3月末から4月頭にかけて意識された水準でもあります。7000ドルを少し割り込んだ価格帯がまずは上値のめどとなりそうです。

下値としては直近の安値であり、年初来の安値でもある6/24の5762.9ドルと思われます。現状ではここを抜ける可能性が低くなりつつありますが、ここを抜けると下値が見えにくくなります。下落トレンドの維持も意識されることになりますので、十分に注意しての対応となるでしょう。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σから持ち直し、中心線を突破しての動きです。ボリンジャーバンドの中心線はこれまでも何度となく上値を抑えたラインでしたが、ここにきてブレイクして上昇しています。4/12にボリンジャーバンドの中心線を抜けた時は、そこから3000ドル弱の上昇となっています。トレンドの転換が意識される状況下であり、今回も上値を拡大するかどうかに注目が集まります。基本的には買い目線で、再度バンドの中心線を割り込む動きを見せた場合は撤退、という戦術が有効ではないでしょか。

一方でビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、ボリンジャーバンドの中心線である8050ドルを目指す動きへと転換しつつあります。週足においてもボリンジャーバンドの中心線は強く意識されており、現状においてはそこが戻りの限界とみるべきではないかと考えています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

8050ドル:ボリンジャーバンド週足の中心線
7050ドル:5/29の安値水準
6885ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
6830ドル:6/19の高値水準

6630ドル:現在値

6000ドル:2/6の安値水準・心理的な節目
5760ドル:6/24の年初来安値水準
5430ドル:去年の11月12日の安値水準
5400ドル:ボリンジャーバンド週足の-2σ水準
5000ドル:心理的な節目水準

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