暗号資産週報「地合いは弱く一段安を目指すか」(5月第4週)

5月安値を改めて試す動きとなっていて、ここを下抜けてくると3月安値と4月高値の半値押しとなる25291ドルを視野に入れる展開となって行きそうです。

暗号資産週報「地合いは弱く一段安を目指すか」(5月第4週)

今週の暗号資産レンジ

時価総額が大きい3つの暗号資産の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜始値までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の暗号資産レンジ

Crypto Index=暗号資産インデックスの詳細は、トップページのサイト右側メニューの「暗号資産分析情報」から「暗号資産インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の暗号資産レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。上記レンジに含まれていない前週金曜9時~日曜午前9時の2日間もチャートには表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。使用チャートは、ドル円とユーロの週報で使っているものと同じものです。
このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

今週の振り返り(日足)

今週の振り返り(日足)

ここ2週間同じことを書いていますが、4月からの三角もちあい(ピンク)を下抜けたことで弱い地合いは続いています。横方向のもみあいではあるものの、抜けたサポートがレジスタンスとして効いている上に今週はさらに5月安値を改めて試す動きとなっていて、ここを下抜けてくると3月安値と4月高値の半値押しとなる25291ドルを視野に入れる展開となって行きそうです。4時間足チャートで拡大して見てみましょう。

ここからの見通し(4時間足)

ここからの見通し(4時間足)

テクニカルに横方向のもみあいから下値をトライする流れになってきました。米国では金利上昇思惑が広がり6月FOMCでは現状維持よりも0.25%利上げの見通しが上回ってきたことで株式市場にとっては悪材料、ビットコインでも同様に悪材料とされています。
最近の動きを見ていると27500ドル水準での上値の重さが続いていますので上値は同水準、また下値は日足チャートで見た半値押しの25286を試しやすい流れと言えます。
来週はテクニカルなターゲットに近い25500ドルをサポートに、27500ドルをレジスタンスとする流れを考えておきます。

今週の主なトピックス

今週の暗号資産関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として毎週2本取り上げていきます。記事によっては前回執筆日前のトピックスを取り上げることもあります。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

今週の主なトピックス

*筆者コメント
ビットコインの取引手数料が8日に31ドル以上と平時の10倍以上に急騰し、それ以降も6ドル程度と以前に比べると高い水準が続いているとのことです。その背景にあるのが、トークンの発行が増加したことでネットワークの負荷が上がり、結果としてビットコインの取引承認が遅れ、取引業者からのビットコイン引き出しも通常ならば数分の物が数時間以上かかっていたようです。
その結果、早く取引を承認してもらうためにより高い手数料を提示したことが原因のようですが、安い手数料が魅力だったものが高くなることで利用者が減るという方向になり得るとしていますが、記事にもある通りアフリカや中米では問題となっても、先進国であれば6ドルでも十分安いとは思います。ただ、裾野の広がりが制限されると暗号資産市場の成長も頭打ちになるリスクはありそうです。

今週の主なトピックス 2枚目の画像

*筆者コメント
暗号資産への投資を不正に勧誘したことで9人が特定商取法違反の疑いで逮捕されたとのこと。よくあるマルチ商法で報酬が得られるとして2515人から7.8億円を不正に集めたようですが、暗号資産に関する商材を高額購入させ、それを他人に紹介することでキックバックが得られるという内容だったようです。
紹介で報酬が得られるという売り方は大学の友人間や、主婦間でも見られ私のところにも月に1件は、これは詐欺でしょうかといった問い合わせがきます。ほとんどのケースで詐欺と認めざるを得ない内容なのですが、聞いてくる人はまだ良いとして、素直に信じていきなり始めてしまうという人はお人よしというか、もっと調べてからやるべきだと思うのです。
いくら暗号資産分野で法整備をしたとしても、この手の詐欺は無くならないでしょうから、オレオレ詐欺だけでなく多様化している(といっても基本は同様)詐欺について、周知していく必要があると思います。

今週のコラム「ダウとビットコイン」

時々見ているダウとビットコインのザラバチャートです。ダウは23時間取引されているCMEのE-MINIの1時間足チャートを使っています。

今週のコラム「ダウとビットコイン」

火曜以降の動きを示していますが、米金利上昇による米株安とビットコイン安の動きが連動していることがわかります。まだ6月FOMCまでは時間があるものの上値が一層重たくなりやすい流れになってきたようです。

ディスクレーマー

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