ビットコイン円、心理的節目400万円を一時突破するも引けにかけて再び反落(9/19朝)

週明け18日(月)のビットコイン円相場は急伸後に急反落。

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ビットコイン円、心理的節目400万円を一時突破するも引けにかけて再び反落(9/19朝)

ビットコイン円、心理的節目400万円を一時突破するも引けにかけて再び反落

〇ビットコイン円、一時400万円を突破、高値405万円まで急伸
〇暗号資産市場全体に広がる楽観ムードやテクニカルの地合いの強さがサポート
〇テクニカルには主要サポートポイント上抜け、三役逆転も消失、地合い好転
〇ファンダメンタルズも現物型ETFの早期承認期待、半減期イベント、市場のリスクオン等が支持
〇ビットコイン円相場の上昇をメインシナリオとして予想いたします。
〇本日の予想レンジ:390.0万円ー405.0万円

昨日の概況

週明け18日(月)のビットコイン円相場は急伸後に急反落。アジア時間朝方にかけて、安値391.3万円まで軟化するも、一巡後に下げ渋ると、(1)暗号資産市場全体に広がる楽観ムードや、(2)テクニカル的な地合いの強さ(日足ローソク足が50日移動平均線を上方ブレイク→心理的節目400万円の上方ブレイク→短期筋のストップBUY誘発)、(3)米FOMCを控えたポジション調整、(4)暗号資産オプション市場のアップサイドを織り込む動き(リスクリバーサルのBTCコールオーバー拡大や、デルタヘッジ無しでのアップサイドコール買いの活発化)、(5)FTX売り圧力の減退観測(米暗号資産取引所大手コインベース社による「FTX社による売り圧力はいくつかの要因により市場にショックをもたらすことはない」との調査レポート発信が支援材料となり、米国時間朝方にかけて、約3週間ぶり高値となる405.0万円(8/30以来の高値圏)まで急伸しました。

もっとも、買い一巡後に伸び悩むと、(6)ブルトラップを警戒した短期筋による利食い売りや、(7)バイナンスUSの監査役による「特定の時点で会社が完全に担保されていたことを確認するのは非常に困難」との供述発表(米SECが非公開の裁判所提出書類の中で発表→バイナンスを巡る不確実性増大)が重石となり、本稿執筆時点(日本時間9/19午前5時20分現在)では、395.6万円前後まで値を崩す展開となっております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は9/11に記録した約3カ月ぶり安値365.8万円をボトムに切り返すと、昨日は一時405.0万円(8/30以来の高値圏)まで急伸しました(※一時的に心理的節目400.0万円や、50日移動平均線、一目均衡表雲上限を突破→但し、米国時間午後にかけて利食い売りやポジション調整主導で395.6万円まで反落)。日足ローソク足が複数のテクニカルポイント(21日移動平均線、200日移動平均線、ボリンジャーミッドバンド、一目均衡表転換線、基準線)の上側で推移していることや、強い売りシグナルを示唆する一目均衡表三役逆転が消失したこと等を踏まえると、テクニカル的に見て、地合いの好転を期待させるチャート形状となっております。

ビットコイン現物型ETFの早期承認期待(本年秋頃)や、来年4月に予定されている半減期に向けての長期フローの流入期待、伝統的金融市場のリスクオン継続期待(株高→リスクアセット上昇)、伝統的金融機関の相次ぐ参入報道、オプション市場のアップサイドを織り込む動き(オプション勢がBTCコールやETHコールをデルタヘッジ無しのnaked buyの状態で購入する動き)なども支えになると見られることから、当方では引き続き、ビットコイン円相場の上昇(ブルトラップと見せかけた再上昇)をメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ:390.0万円ー405.0万円

注:ポイント要約は編集部

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ビットコイン円日足

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