株・為替の追証補填売り?仮想通貨急落(10/30)

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインなどが大幅に下落しての推移です。

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株・為替の追証補填売り?仮想通貨急落(10/30)

株・為替の追証補填売り?仮想通貨急落

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:6322.1ドル(-2.21%)
イーサリアム:196.05ドル(-3.06%)
リップル:0.4408ドル(-3.52%)
ビットコインキャッシュ:416.65ドル(-5.15%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインなどが大幅に下落しての推移です。ビットコインは対ドルで久しぶりに2%超の下落となっており、その他の仮想通貨も軒並み大きく下落しています。月末に差し掛かり、株や為替の急落などによる損失が拡大したことに伴う追証支払いのため、仮想通貨を決済して現金化する動きが強まっているのではないか、といった見方が市場には広がっています。

私は常々『現段階においてビットコインと株式市場などに相関性は低い』と指摘してきました。昨日の動きにしても、ビットコインが急落した時間帯は日本時間の20時頃からであり、しかも米株は朝方、300ドル超の上昇となっていました。そう考えると、今回の仮想通貨の急落に関しても一概に株価と連動しての下落だったとも言いにくいところではあると思います。

しかし、株などの追証補填のために手持ちの資産を現金化する、つまり仮想通貨を決済してドルなどに戻す動きは現実問題としてあってもおかしくはありません。これは仮想通貨にのみ言えることではなく、債券や金などの商品においても、株価の下落の損失を補填するために決済して現金化するということは起こり得ることです。今回はそれが仮想通貨で起こった、という可能性は頭に入れておいたほうが良いでしょう。

個人的には仮想通貨市場と株式市場のプレーヤーがまだそこまで被っていないのではないか、といった見方をしています。とはいえ、これが今後どういった展開となっていくのかは未知数ですし、相関性が高まる可能性は十分にあります。特に何度も指摘しているビットコインETFが承認された場合はこれまでの流れが大きく変化する可能性を秘めているといえるのではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは昨日の下落により下方向への流れが強まっています。ただ、まだ日足のボリンジャーバンドの-2σまでは届いておらず、そこが下値の節目となりそうです。価格としては6230ドル前後の水準です。逆に押し戻した場合の節目はバンドの中心線である6520ドル前後が節目となりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線を意識しての動きからバンドの-2σへ向けて下落する展開となっています。流れとしてはこのままバンドの-2σまで下落する可能性が高まっているのではないでしょうか。問題はそこからバンドブレイク、そしてバンドウォークといった動きとなるかどうかといったところです。その際はバンドの+2σが上昇するかどうか、つまりバンド幅が拡大するかどうかがポイントとなります。現状ではバンドの-2σは過去にも意識された水準であり、支えらえる可能性が高いとみていますが、逆に抜けた場合は一気に下値拡大となる可能性も頭に入れておくべき状況でしょう。

また、ストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下落しており下値圏での推移です。この水準を維持するのか、それともゴールデンクロスから反転上昇となるのかがポイントとなりそうです。特に%Kが反転するかどうかが目先の動きを占う上で重要かと思われます。

ビットコイン4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識した動きから急落し、一気にバンドの-2σをブレイクしてそのままバンドウォークといった展開になっています。バンドの+2σは上昇基調であり、バンド幅の拡大を伴いながらバンドウォークとなっていることを考えると、さらに下値を拡大してもおかしくありません。ここからの動きは特にバンドの+2σに注目して対応すべきでしょう。つまり、バンドの+2σが上昇基調を維持した場合はバンドウォークの継続が、横ばいから下落へと転じた場合は一時的には調整の買い戻しが意識されるでしょう。そういった動きを見ずに安易に押し目買いというのは避けたほうが良いでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが下落しています。%Kは下値余地がありませんので、ここから反転上昇となるのか、下値圏で横ばいとなるのかに注目です。%Kが押し戻してこないと売りの流れの継続が意識されることになりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

9000ドル:心理的な節目
8500ドル:5月中旬の水準
8000ドル:5月中旬の安値水準・心理的な節目
7780ドル:6月3日の高値水準
7000ドル:心理的な節目
6810ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
6800ドル:9月22日前後に意識された水準
6520ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

6320ドル:現在値・9月15日の高値水準

6230ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
6200ドル:6月13日・7月13日の安値水準
6080ドル:7月12日の安値水準
6000ドル:直近の安値水準・心理的な節目
5760ドル:年初来安値

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