暗号資産週報「再び上昇トレンドへ、来週も底堅い展開」(11月第2週)

ビットコインは一時37969ドルまで買われ、昨年5月以来の高値をつけました。

暗号資産週報「再び上昇トレンドへ、来週も底堅い展開」(11月第2週)

今週の暗号資産レンジ

時価総額が大きい3つの暗号資産の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜始値までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の暗号資産レンジ

Crypto Index=暗号資産インデックスの詳細は、トップページのサイト右側メニューの「暗号資産分析情報」から「暗号資産インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の暗号資産レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。上記レンジに含まれていない前週金曜9時~日曜午前9時の2日間もチャートには表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。使用チャートは、ドル円とユーロの週報で使っているものと同じものです。
このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

今週の振り返り(週足)

今週の振り返り(週足)

今週はビットコインが改めて買いが強まる展開となったので、週足から見て行きます。
ブルームバーグのアナリストによると、現在申請されているビットコイン現物ETFがすべて承認されるとの見通しが示されたことでビットコインは一時37969ドルまで買われ、昨年5月以来の高値をつけました。2021年高値と2022年安値の38.2%戻しを上抜ける動きとなったことで、次のターゲットとしては大台4万ドルを目指す流れになっていきそうです。また最初サポートはこの35947ドルになっていきそうです。日足チャートで拡大して見てみましょう。

ここからの見通し(日足)

ここからの見通し(日足)

10月23日に大きく上げたことを考え、24日安値からのサポートラインとそれに平行なラインとで上昇チャンネルを引いてみました。昨日の高値は上ヒゲで抜けていますが、今週末から来週は基本的のこのチャンネルの中で上昇地合いを続けやすいとみてよさそうです。
ブルームバーグのアナリストが考えるように、現物ETFが早期に承認されるのかはSEC次第でまだわかりませんが、仮にそうした動きが出てきたらいったん大きく上昇するものの、そこが短期的な高値になるという動きになるのではないかと見ています。
来週は週足チャートで見た水準も考慮し、35900ドルをサポートに、チャート上の赤の水平線が週足38.2%戻しの35947ドル、下にあるピンクの水平線は先週上昇後の安値33269ドルとなっています。日足に書いた通り高値ターゲットが見事なまでの一致を見たことで、かなり達成感が出ています。
当面は先週もみあい以降のレンジ内での動きを継続しやすくなりますので、33500ドルをサポートに、38000ドルをレジスタンスと、今週のレンジを中心としながら底堅い動きを見ておきます。

今週の主なトピックス

今週の暗号資産関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として毎週2本取り上げていきます。記事によっては前回執筆日前のトピックスを取り上げることもあります。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

今週の主なトピックス

*筆者コメント
地銀や地方の自治体が発行するデジタル地域通貨は地域活性化につながるものの使える範囲が狭くPayPayに比べるとユーザーにとっての利便性は劣ると見られています。この記事では実際のところどうなのかをいくつかのデジタル地域通貨を例にPayPayとの比較を行っています。
現時点ではユーザーにとってポイント付与などPayPayのほうが良いと思われていますが、導入する店舗側にとっては手数料が高く、デジタル地域通貨の方がメリットがあります。一部のデジタル地域通貨のように広域でも使える、さらに全国で使えるとなると最終的にはCBDCという方向に動きそうですが、その際にもCBDCとデジタル地域通貨が共存する仕組みも例として挙げられています。この記事ではその時にはデジタル地域通貨にメリットがあるという見方をしているようです。
民間潰しと言われてもCBDCに一本化するほうがユーザー的にはメリットが大きいように思いますが、果たしてどのような世界がやってくるのか、興味深いテーマです。

今週の主なトピックス 2枚目の画像

*筆者コメント
FTXが破綻して1年が経過しましたが、この間に仮想通貨交換業者で取引される現物の出来高は着実に減少し前年同期比で4割減少しているそうです。背景にはFTX同様の交換業者が出てくるのではないかとの懸念があり、DeFiに預けられる暗号資産は1年前とほぼ同水準の金額へと回復しているようです。
それ以上にまもなく認可されるのではないかと言われるビットコイン現物ETFが暗号資産取引の低迷に繋がっているようです。大手アセットマネジメントによるETF(上場投信)であれば安心感がありますし、小口取引も可能なためあえて交換業者で買う必要性もないと考える投資家が増えていくであろうことも来年以降の懸念ということになります。
金融の世界では銀行から始まってFX業者等、どの業界でも生き残るために合併が繰り返されてきましたし、FXでは生き残れないところは廃業したところも多かったと言えます。今後暗号資産業者も同様の道を歩むと考える方が自然としか言えません。

今週のコラム「アストロチャート」

久しぶりにアストロチャートですが、近いところで変化が起こりそうな配置はありません。11月1日前後で高値をつけそうな配置がありましたが、その後の上昇相場となり、現時点で参考になるのは、チャート内に引いてある曲線です。

今週のコラム「アストロチャート」

チャートの左端から中央をやや過ぎるあたりまではローソク足のレンジが上下の青い曲線内で動いていました。そこを上抜け水準を切り上げた後にまた青の曲線がレジスタンスとして効いていましたが、昨日また上抜けの動きとなりました。

上昇トレンドが形成されるときのパターンですが、そうなると更に上の青のラインを考えることとなり、アストロ的には39000ドル水準がターゲットとなりやすいと見ることができます。

ディスクレーマー

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