ビットコインの分析:『好材料続出で堅調推移が継続。来週は年初来高値更新に大きな期待』(12/2朝)

ビットコイン円相場は年初来高値圏での堅調推移が続いています。

関連通貨:

ビットコインの分析:『好材料続出で堅調推移が継続。来週は年初来高値更新に大きな期待』(12/2朝)

1. 直近1週間のBTC相場

1.	直近1週間のBTC相場

今週(11/26−12/2)のビットコイン円相場は、週初565.5万円で寄り付いた後、(1)アジア株の冴えない動き(伝統的金融市場のリスク回避ムード再開)や、(2)ドル円相場の大幅下落(ドル円相場が149.68から146.66まで急落→ビットコイン円連れ安)、(3)バイナンスを巡る不確実性の高まり(米司法省はバイナンス社の元CEOであるCZ氏に対して最大10年の刑を受ける可能性を指摘するなど予想以上に重たい罰則を示唆→世界最大の暗号資産取引所であるバイナンス社の先行き不安再燃)、(4)キャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメント・マネジメント社による$GBTCの大口売却観測が重石となり、週前半にかけて、週間安値548.0万円まで下落しました。しかし、売り一巡後に下げ渋ると、(5)バイナンスを巡る不確実性の解消(バイナンス新CEOのリチャード・テン氏による「規制当局との協力体制に焦点を当てたビジョン」の発表)や、(6)タカ派と目されるウォラーFRB理事による「インフレ率がさらに数カ月間低下し続ければ政策金利を引き下げる根拠は十分にある」とのサプライズ的なハト派発言、

(7)上記6を背景とした米長期金利の急低下(米ドル指数が8/11以来の安値圏まで急低下→米ドルと逆相関性の強いビットコインに上昇圧力)、(8)スタンダードチャータード銀行による「ビットコイン相場は2024年末までに10万ドルに達する勢い」とのポジティブ発言、(9)CMEビットコイン先物市場におけるコンタンゴ拡大、(10)米SECによるパブリックコメント(米Franklin Templetonが申請中のビットコイン現物型ETFの関するパブリックコメント)の募集開始、(11)BitMEX元CEOのArthur Hayes氏による「中国当局による通貨供給拡大がビットコインや暗号資産市場を支える可能性がある」とのポジティブ発言、(12)スイスの資産運用会社Pando Asset社によるビットコイン現物型ETFの新規上場申請(米SECに対する13番目の上場申請)、(13)ロバート・キヨサキ氏(著者「金持ち父さん 貧乏父さん」)によるビットコインETFの購入推奨、(14)ブラックロック社およびインベスコ社による2度目の米SEC面談実施、(15)伝統的金融市場のリスクオン再開(米ダウ平均株価が年初来高値を更新)、(16)米マイクロストラテジー社によるビットコインの買い増し発表(16130 BTC)が支援材料となり、週末にかけて、週間高値573.7万円まで急伸しました。

引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間12/2午前3時05分現在)では、570.3万円前後で推移しております。

2. 移動平均線(テクニカル分析)

2.	移動平均線(テクニカル分析)

日足ローソク足は、21日移動平均線、50日移動平均線、90日移動平均線、200日移動平均線の全てを上回る水準で推移しております。また、強い買いシグナルを示唆する強気のパーフェクトオーダー(上から順番に21日移動平均線、50日移動平均線、90日移動平均線、200日移動平均線が並ぶ状態)も継続しており、テクニカル的に見て、地合いは「極めて強い」と判断できます。

3. ボリンジャーバンド(テクニカル分析)

3.	ボリンジャーバンド(テクニカル分析)

日足ローソク足は、ボリンジャーミッドバンドを上回る水準で推移しております。但し、年初来高値圏での一進一退が続いているため、ミッドバンドの傾きは「右肩上がり」の形状から「横ばい」に転じました。来週はバンド幅がスクィーズからエクスパンションに転じる可能性が高く、テクニカル的に見て、アップサイドリスクに注意が必要でしょう。

4. 一目均衡表(テクニカル分析)

4.	一目均衡表(テクニカル分析)

日足ローソク足は、一目均衡表転換線、一目均衡表基準線、一目均衡表雲上下限の全てを上回る水準で推移しております。また、強い買いシグナルを示唆する一目均衡表三役好転(遅行線の26日前ローソク足突破+転換線と基準線のゴールデンクロス+ローソク足の一目均衡表雲上限突破が全て揃う状態)も継続しており、テクニカル的に見て、地合いは「極めて強い」と判断できます。

5. RSI(テクニカル分析)

5.	RSI(テクニカル分析)

オシレータ系インジケータのRSI(Relative Strength Index)は、中立圏(30%−70%)での推移が続いています。但し、ビットコイン円相場のトレンドと、RSIのトレンドが逆行するベアリッシュ・ダイバージェンスが発生しているため、一部で「上昇トレンドの終焉」を予測する声が出始めている点に留意が必要でしょう。

6. まとめ

6.	まとめ

ビットコイン円相場は年初来高値圏での堅調推移が続いています。日足ローソク足が主要テクニカルポイント(21日線、50日線、90日線、200日線、一目均衡表転換線、基準線、雲上下限、ボリンジャーミッドバンド)の上側で推移していることや、強い買いシグナルを示唆する「強気のパーフェクトオーダー」「一目均衡表三役好転」「ダウ理論の上昇トレンド」が継続点灯していること、日足のみならず下位足や上位足でも強い買いシグナルが点灯していること等を踏まえると、テクニカル的に見て、地合いは「極めて強い」と判断できます。

また、ファンダメンタルズ的に見ても、(1)ビットコイン現物型ETFの早期承認期待の高まり(ブラックロック社およびインベスコ社は今週、米SECと2度目の面談実施)や、(2)来年4月に予定されている半減期に向けての需要拡大期待、(3)TradFi(伝統的金融機関)による相次ぐ参入報道、(4)米FRBによる利下げ開始時期の前倒し観測(タカ派と目されるウォラーFRB理事による「インフレ率がさらに数カ月間低下し続ければ政策金利を引き下げる根拠は十分にある」とのサプライズ的なハト派発言→米長期金利急低下→米ドル急落→米ドルと逆相関性の強いビットコインに上昇圧力)、(5)バイナンスを巡る悪材料出尽くし感(暗号資産市場にくすぶる懸念要因の一つであったバイナンス問題が進展)など、ビットコイン円相場の上昇を連想させる材料が揃っています。事実、ビットコイン先物市場では、期近物よりも期先物の価格が高くなるコンタンゴ(順ざや)が見られる他、ビットコインオプション市場でも、リスクリバーサルの高騰(BTCコールオーバーが拡大)や、アップサイドCALLの単体買いが活発化するなど、アップサイドを織り込む動きが続いています。

伝統的金融市場のリスクオン再開(米ダウ平均株価の年初来高値更新)も、暗号資産市場の支えになると見られることから、当方では引き続き、ビットコイン円相場の上昇をメインシナリオとして予想いたします(11/15に記録した年初来高値574.5万円や、対ドルの節目40000ドル≒588.0万円、昨年3/28に記録した高値595.5万円、対円の節目600.0万円を試すシナリオを想定)。

来週の予想レンジ(BTCJPY): 540.0万円−600.0万円

関連記事

「暗号資産羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトは暗号資産およびブロックチェーンに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の暗号資産、金融商品等の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
暗号資産に関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各暗号資産交換業者等に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社は暗号資産取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各暗号資産交換業者等のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各暗号資産交換業者等との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、暗号資産取引等に伴うトラブル等の利用者・各暗号資産交換業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。また情報提供者自身が当該商品の自己ポジションを持って売買している場合があります。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、暗号資産羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る