暗号資産の未来(その2)

暗号資産に対しては賛成派・反対派が様々な角度から議論をしています。

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暗号資産の未来(その2)

暗号資産の未来(その2)

2024年も1か月が経とうとしていますが、暗号資産の未来について考えてみたいと思います。今回はその2回目です。

暗号資産に対しては賛成派・反対派が様々な角度から議論をしています。規制当局の中でも意見が分かれており、ゲンスラーSEC委員長は反対派ですし、同じSEC内でもピアース委員のように『クリプトママ』と呼ばれるほどの賛成派もいます。ピアース委員に関しては24年の大統領選挙の結果次第では委員長になるのではないかとも言われており、そうなれば急激に暗号資産関連の混乱が収束に向かうだろうとも言われています。政治家の中にも賛成派・反対派がおり、それにより政策が大きく変更される可能性を示す状況ということが出来るでしょう。

こうした賛成派・反対派による議論はまだしばらくは続くものと思われます。暗号資産に関しても問題が無いわけではなく、改善すべき課題も多いことは事実です。ボラティリティの高さは『通貨』として問題が大きいことは事実ですし、詐欺やハッキングなどは『資産』としての課題があることを示しています。私としてはビットコインなどの既存の暗号資産は『通貨』としての存在は難しく、『資産』としての地位を高めていくべきと考えていますが、解決すべき問題が山積していると言えるでしょう。規制当局が投資家保護の観点から反対することもやむを得ないところではあるでしょう。

しかし、こういった問題はどの金融商品も通ってきた道ではないでしょうか。もちろん、他がそうだからと言って暗号資産に免罪符を与えるものではありませんが、今後適切に規制をしてくことによって改善できる問題と言えるでしょう。問題としてはビットコインは世界的に拡大しているものであり、その規制の制定が各国地域の思惑なども絡んで困難ということでしょう。例えば、米国と北朝鮮が暗号資産の規制に関して一致するということが現状で起こり得るのかというと疑問に思うところであり、少なくともかなりの時間を要する問題ということになるでしょう。それでも、少しずつでも解決できるのではないかとみています。

私は『資産』としての暗号資産の未来に関しては楽観的にみていますが、それは急激な価格上昇を期待しているというわけではありません。もちろん、価格の上げ下げはあるかと思いますし、非常に楽観的な見方として100万ドルまで上昇するといった意見もあります。これに関してはビットコインが世界的な準備通貨になることや主要な資産クラスとしての地位を確立する必要がありそうで、私はそれは難しいと考えていますが、可能性がゼロとは言えないでしょう。

では、ビットコインの現実的な高値水準はどの程度になるのでしょうか。これに関してはいつまでにという条件が必要になるわけですが、2024年末ということであれば、60000ドルを超えることは可能ではないかとみています。史上最高値の更新に関しては状況に恵まれる必要があるかと思います。米FRBが積極的に利下げを行い、ドルの下落や米株の上昇などが強まり、さらにトランプ大統領が選出され、ピアース委員長が誕生する、などといった展開となれば可能性は出てくるでしょう。上記の二つの事が起こる可能性は決して低くはないものの、起こらない可能性も十分にあるでしょう。特に積極的に利下げを行うかどうかは疑問を抱いているところではあります。

さらに長期的な予想としては10万ドルは現実的に見て起こりそうです。ただ、『通貨』としての側面が失われていけば、さらに上の水準まで上昇できるのかという点に疑問符が付きます。暗号資産はデータであり、それを『資産』として信頼できるのかという点は問題として意識され続けるでしょう。紙幣もただの紙であることは事実ですが、1万円札には日本銀行が1万円の価値を保証しています。その点が暗号資産とは決定的に異なるところです。その点を人々がどう判断するか、懸念が残るところではあります。

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